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2025年12月05日 イイね!

甲府市役所 車両火災の原因はドラレコ

約半年前、2025年4月26日 山梨県甲府市役所の駐車場で乗用車1台が炎上し、全焼したニュースがあったのを覚えているでしょうか?
自分はこの出火元がドライブレコーダーの駐車監視バッテリーだったのではないかと疑い追加報道を待っていたのですが続報がないので自説を公開します。

まず報道内容から事実を整理
1、所有者は駐車場でエンジンをかけようとした
2、助手席付近より出火
3、所有者は消火を試み軽いやけどを負った
4、消防通報より約30分後に消火
5、警察による調査で助手席下のバッテリーが出火元とみられると発表


■出火車両について

報道映像から推測すると車両は「初代 スバル・レガシイ」
製造は1989~1992年、およそ35年前の経年車であることから、出火元について整備不良等様々な憶測がありましたがその可能性は低いと思われます。

同型と思われる車両 引用元:Wikipedia スバル・レガシィ


■機械的トラブルではない

ガソリンエンジン車の火災はエンジン周辺が出火元となることが多いです。
エンジンルームにはガソリンをはじめ、可燃性油脂がつまっており、引火すればかなりの勢いのある火災につながります。
しかし消火後の当該車両のボンネットには火災の形跡がありません。

引用元:YBS News ※一部を加工
また、ガソリンタンクのある後部も残っている事から、整備不良による機械的トラブルでないことが推測できます。
(意外かもしれませんが、密封状態の液体ガソリンは燃えにくいです)

出火車両の隣に駐車している車が無傷なことから火災は見た目のインパクトと対照的に、限定的な範囲内で消火されたことがわかります。

一方で車内は焼失し、火元は車内で内装品に燃え移ったと推測できます。

引用元:YBS News

■電気的トラブルでもなさそう

次に可能性として有り得るのは車内の電気配線トラブルです。
漏電からの火災であればまず煙が上がって焦げ臭くなり、その後火の手が上がるようなケースがほとんどだと思いますが、報道によれば「所有者がエンジン始動直後に火の手が上がった」とのことで漏電火災にしては早すぎることがわかります。


■では燃え上がった助手席下のバッテリーとは?

当該車両はハイブリッド車でなく、メインの鉛蓄電池バッテリーはエンジンルームにあるため、助手席下にあったのは何らかの後付けバッテリーで間違いないでしょう。
さらにリチウムイオンバッテリーの可能性が高いです。
所有者がエンジン始動直後、つまり運転席から助手席の出火を確認できたのは、かなりの勢いで炎が噴き出したためで、リチウムイオンバッテリー火災の突然激しく燃え上がる性質と一致します。

所有者は消火を行おうとして軽いやけどを負ったことが報道されており、おそらく初期消火があったにもかかわらず全焼したこと、
消火完了は30分後ということからも何度も再発火するリチウムイオンバッテリーである可能性を高めます。


■バッテリーはドラレコの駐車監視用だった可能性が高い

車内の予備バッテリーとしてはポータブル電源が一般的です。しかし、助手席下は狭くて手の届きにくい場所ですので、もっと使い勝手の良い助手席足元などに置いた方がよいでしょう。
つまり助手席下のバッテリーは動かす意図が無かったと思われることから、ドライブレコーダー用バッテリーの可能性が高まります。

ドラレコはエンジン停止中は電力供給がないので駐車中は録画しませんが、そこで数十時間の連続録画を可能にするのがドラレコ駐車監視用のリチウムイオンバッテリーです。


■バッテリーはなぜ発火したのか?

リチウムイオンバッテリーの火災としては高温の車内に放置したことによる火災があげられますが、当日の甲府市の気温は最高気温21.4℃で、火災発生時の午後9時ごろには日が暮れて気温は13.7℃だったことを考慮すれば、車内は涼しかったでしょう。
この条件下で所有者が乗りこんだタイミングで偶然発火したとは考えにくく、バッテリーに蓄積された何らかのダメージから、エンジン始動時の通電をきっかけに爆発したのではないでしょうか。

ある駐車監視バッテリーの施工例では助手席下に固定されず設置されたものが掲載されており、車両が段差で浮き上がった衝撃でバッテリーにダメージを与え続け、火災に至った可能性も有り得るのではないかと思います。
あるいは駐車監視は放電と満充電を繰り返す過酷な環境にあるため、想定よりも早く劣化していたのかもしれません。

いずれにせよ、リチウムイオンバッテリー付きドライブレコーダーに潜む未知のリスクが原因だったのではないか、というのが自分の立てた仮説でした。
(発表からの推測は限界があるので、バッテリーが駐車監視用でなかった可能性やリチウムイオンでない可能性も消えてません)


■個人的な感想

今回の火災車両となった初代レガシィセダンは1993年のWRC8回戦ニュージーランドで1位となり、スバルがWRCで初めて優勝を獲得したモデルだったようです。年齢などからオーナーが青春時代のこの勝利に強い思い入れのある方で、長い間大事に乗ってきた車が失われたことが察せられ残念でなりません。
あくまで想像ですが、オーナーは火災発生後、冷静にエンジンを停止し、燃え盛る助手席側の前後ドアをあけ放って初期消火に当たったと思われます。懸命な努力がガソリンへの延焼を防ぎ、消防隊が車内を消火する手助けとなり被害を最小限に食い止めたのではないでしょうか。
Posted at 2025/12/06 00:51:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年12月03日 イイね!

(実験中)エンジン暖機せず凍ったガラスを家庭用電気ヒーターで溶かす

(実験中)エンジン暖機せず凍ったガラスを家庭用電気ヒーターで溶かす冬になるとガラスが凍り、ワイパー・ブラシでは除去できなくなります。
一般的には暖房がでるまでエンジンをかけアイドリングするのですが、深夜早朝の騒音対策として、家庭用コンセントとヒーターを使って走行前アイドリングを抑える実験中。(半分自分用のメモ)



屋外用延長コードをつかって、足元用ヒーター600W/1000Wを車内に設置
コードは半ドアで車内に。



稼働10分くらいで少し溶けてきたので、雪用ブラシで氷をどかしました。
今回は気温+3℃くらいと暖かく、最初から溶け気味だったのでもっと寒い条件で再実験したい
土地柄パウダースノーが降るので真冬に出番ないかも...

■考察メモ
ヒーターがパワー不足

新たな冷風が吹きこんで、暖かいレベルまで車内温度が上がらない。エンジンの発熱量の高さが身に染みたのと同時に、EVで同じレベルの暖房にすると、めちゃくちゃ電気を食うと実感。
EVはヒーター単体で故障するらしく、真冬は命に関わる北海道では無理だと思った。(EVは部品が少ないから故障が少ないんじゃなかったのか?)

窓ガラスに直当てできれば効率よく溶かせると思う

乗車前の暖房としては、設置~稼働まで寒すぎる。乗った瞬間ポカポカ...も無理。
厚着で2~3分走行すれば暖房が出るのでそれで充分
海外製のキャビンヒーター(リモコン式)が気になっていたが、無いよりマシレベルだろう...商品説明にEV向けとあるのはそのせいか

設置方法に難あり。火災が心配なので基本オススメしないし、稼働中はヒーターから離れない方が良いと思う。

目的の夜間アイドリング騒音軽減は達成できそう。もっとも最近の車は静かだから必要ないかもだけど、布団の中で聞いてるとアイドリングのゆらぎが気になる(←神経質?)
Posted at 2025/12/03 13:31:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年11月16日 イイね!

プレステ2修理

プレステ2修理

久しぶりにPS2を起動したら不具合が何点かあったので修理しました。
具体的な症状は、
・ディスクトレイが自力で開かない
・時計の設定が消える


トレイ開閉は磁石が強すぎるため厚紙を挟んで少し細工をすれば解決できるようです。
時計設定は基板のボタン電池切れなので、電池交換でOK
おまけ:買ったときから中でカチャカチャ音がする?

分解に必要な工具(2番プラスドライバー/00番プラスドライバー)
補助的に使った工具(精密マイナスドライバー/ラジオペンチ)
修理材料(厚紙/ボタン電池CR2032 x1コ)





個体は厚型最終モデルSCPH-50000
BBユニット付でプレステ2至上最強の組み合わせかと。
記憶が曖昧だけど故障してSCPH-30000から買い替えてるかも?



剥がして分解すると修理が一切受け付けられなくなるとのこと。ソニーは2018年に修理対応を終了しているので問題ありません。



本体カバーを空けます。下側、脚部の四角カバーを外すとプラスネジがあります
カバーは隙間に精密マイナスドライバーを差し込めば簡単に外れます
変わったネジを使っていないのが家電メーカーらしく、PS2は分解しやすい構造のようです



ネジは3種類、戻す時わかるよう整列



ディスクトレイ修理はこの時点でできますが、ボタン電池を交換するので基盤最奥部まで全バラしていきます。
コントローラー差し込みユニットを外します。



ZIFコネクター?というらしく爪でロックを持ち上げれば、フラットケーブルを引き抜けます。※画像はディスクトレイ
ここまでバラすと下側カバーが外せるようになると思います



電源スイッチを抜き取ります。茶色い電源基盤?に接続されてるカプラーのツメを押し込みながら引き抜きます。



茶色い基盤を固定しているボルト(4本だっけ?)を外したら横の金具と基盤を抜き取ります。ファン近くにある8連ピンの裏側でメイン基板のピンに刺さっているので、上側に慎重に引き抜きます



続いてファンを取り外していきます。基盤にささっているコネクターはラジオペンチで慎重に外しました。ケーブルがかなり細いです。
壊しても安価な社外ファンがあるようです。



ファンを外します。固定ボルトを外したらファンを引き抜き、最後にカバーをはずします。カバーの正しい外し方はよく解っておらず、慎重に動かしていたら外れましたが若干破損したかも



基盤とディスクドライブを外します。精密ネジを00番のプラスドライバーで外していきます。
100均?の精密ドライバーでナメそうになり、ちゃんと握れるドライバーを購入。1本売りなら300円ほど。
ベッセル マイクロドライバー +00×75 9900



9本の精密ネジの何本かは見た目が違う気がしたので、正確に元に戻せるよう磁石トレイの上に並べました。



基盤とディスクトレイは何本かのフラットケーブルで接続されています。
基本的に引く抜くだけですが、1つだけロックを外した後で引き抜く構造になってたので注意



これがPS2の親玉、メイン基板!小さい。シンプル。



ボタン電池を交換。CR2032はスーパーのレジ前で見かけます。純正はSONY製。SONYの電池って最近見ない気がする?
電池付近から小さいプラスチック片が出てきて、カチャカチャいってる原因だったようです。破損個所は見当たらず、組み立て時にランナー破片でも混入したのでしょうか?



組み立てながら、ディスクトレイも修理します。
①黒い精密ネジを外したら②プラスチックのツメを外して上部カバーをとります。



カバー中央に白い樹脂ケース&磁石がはめ込まれているので分解



磁石とケースの間に切った厚紙を入れ込んで、強すぎる磁力を弱めることでトレイが開くようになるとか。



動作確認!起動OK、ディスクトレイ開閉良好。時計設定も当分は大丈夫でしょう。
本体を動かした時のカチャカチャ音(たぶん20年前から聞こえてた)もなくなって無事、修理完了です。

特殊な工具とか必要なかったので、要領をつかめば誰でも修理できそうな感じでした。
Posted at 2025/11/16 19:54:56 | コメント(1) | トラックバック(0) | 趣味
2025年08月13日 イイね!

やり残した部品メモ

燃料ホース周り分解でやり残した交換部品のメモ
次回作業があったときに、同時交換を検討




ターボチャージャー 冷却リターンライン?
部品価格 ¥600 想定耐久年数 25~30年くらい 想定工賃 ¥20,000

かなり入り組んだ場所の冷却ホース。ダクト交換中に発見。できれば交換したかった。
部品は安い工賃高い系。ダクト脱着、燃料・EVAPパイプ緩め、冷却水交換。
ターボ、エンジン脱着の機会があれば交換したい。





1,チャコールキャニスター
部品価格 ¥9,000 想定耐久年数 20~30年くらい 想定工賃 ¥15,000

車の性能に影響がない、お上に言われてしぶしぶ装備する部品。25年くらいをめどに予防整備を計画、周りでオーバーフローが多発したら早めに交換するかも。



2,ヒーターコア ホース IN&OUT
部品価格 ¥2,500 x2 想定耐久年数 25~30年くらい 想定工賃 ¥20,000くらい?

ダクト裏にあるのでまとめて交換しておけばよかった。外す部品が思ったより多い。



3,キャニスターEVAPホース(交換済み)
部品価格 ¥400 想定耐久年数 ? 想定工賃 15,000くらい

劣化してました。キャニスター側に亀裂が入ってたので点検整備で真面目な整備士が外したことが原因な気がする...。点検で壊れる部品って扱いが難しいが旧車化すればそんなのばっかり。部品が出れば何の問題もないのに。





燃料蒸発ガス排出抑制装置パイプ&ホースASSY
部品価格 ¥10,000 想定耐久年数 20~25年? 想定工賃 20,000くらい

ホース単品で出ずパイプ付ASSY。高額すぎて交換先延ばし。チャンバー単品供給あり。
廃番になっても、SAE 30R7 1/4インチ 燃料ホースで補修可能だと思う。
回りのEVAPホースと違って亀裂がないので、ASSYのホースは耐久性高めに作ってあるんじゃないかと勝手に思っておく。
Posted at 2025/08/13 03:41:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | ギャランフォルティス | クルマ
2025年06月16日 イイね!

フォルティス ラリーアートで2010年以降消えた仕様

フォルティス ラリーアートで2010年以降消えた仕様ラリーアートはエボXとは違いNAベースのサスペンションですが、それでもリアサスにはレーシーな専用部品が搭載されていました。しかしリーマンショックと販売不振のあおりか、2010年以降はコストカットっぽいNA仕様戻しが進んだようです。



初期型の乗り味が受けなかったので、NVHを向上させたかもしれません。
とはいえ初期型で適合確認しても出ないので純粋な後継部品でもなさそう。やっぱコストカットなのか?


初期型用の部品は注文可能です。
2010年以降でも初期型仕様にできそうですが、互換性は確認できていません。
Posted at 2025/06/17 01:00:06 | コメント(1) | トラックバック(0) | ギャランフォルティス | クルマ

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