
三菱ランサーエボリューション X、ギャランフォルティス ラリーアートに搭載される6速DCT TC-SST。
ユーザーにより定期的なフルード交換が推奨されていますが、ディーラー見積5万円という高額なフルード交換に悩む方も多いと思うので格安フルードの紹介をしていきます。
それが
MEYLE(マイレ)のATF DCG IIです。
1Lあたり¥2,145
全交換に必要な7Lで¥15,000という破格のフルード。
恐らく持ち込み交換で工賃をプラスしても半額の¥25,000程度で交換可能です。
純正品ではないが大丈夫か?
こちらの製品は三菱SSTF-1互換品として販売されています。
MEYLEは純正品の研究を徹底的に行う社外品メーカーで、その成分も同等のものが使われていると思われます。
なぜ純正品と価格差があるのか?
ブランド料の問題が大きいと思います。
純正部品には自動車メーカーの利益が乗ることがあります。
TC-SSTの場合はこれが3社分乗るのが高価な原因だと推測します。
三菱純正 ダイヤクイーンSSTF-1 ですが、供給元に「カストロール株式会社」の表記があります。
大元はカストロール社の
Transmax Dualで、この製品はゲトラグDCT専用オイルとして販売されています。
つまるところ2社の研究開発費が乗るため高価な専用オイルになっている、ということです。
競合もないので価格競争も起きないでしょう。
ただMEYLEはドイツ国内に製造工場がなく(研究施設のみ)中国やトルコで生産されている、という話もあるようです。Made in Germanyあるあるですね。
実際に使った事例はあるのか?
Transmax Dualがゲトラグ用オイルとして製造されていることは前述のとおりですが、MEYLEのATF DCG IIもTransmax Dualベースの社外品ということです。
MEYLE正規販売店のパーツのパルカ(北翔)で欧州車専門の修理工場を運営し、ATF DCG IIでの修理事例が掲載されています。
ニセモノに注意
BOSCHやワコーズと同様MEYLEもニセモノが出回っているようです。
販売元に細心の注意を払い、他所よりも安すぎる製品は疑いましょう。
品質管理で不合格になった製品を販売してる可能性もあります。
SSTフィルターもある
MEYLEからSSTフィルターも販売されており、純正の半額¥5,000程度で購入できます。
Volvo V50やフォードのDCTはゲトラグDCT450と言って、三菱のDCT470(TC-SST)と兄弟機でフィルターも共通のものが使用できます。
MEYLE公式サイトからオンラインカタログで適合確認ができます。
ちなみに純正品はIBSフィルトラン(ドイツ)製。
Posted at 2023/12/17 23:31:39 | |
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