ギャランフォルティス ラリーアート
エア抜きについて、自己流ですが書いておきます。
整備解説書では真空引きを行っていますが、DIYでそんなものはないため若干アレンジを加えた内容になっています。
まずは
ラジエターキャップを開いて、LLCを補充していきます。
(ラジエターキャップは冷却系統で一番重要なパーツなので、古いなら交換しておきましょう。)
クーラントを注入するためにジョウゴをセットします。こぼしても問題なければ無くてもOK。
ラジエタータンクからLLCを抜いてますが、量はさほど多くありません。
通常であればエンジンルーム内にかなり残留するようです。
水洗浄した場合でも、水が残ると思われます。
ゆっくり注入していけばほぼ全量入りました。
ポコポコ聞こえるのでこの時点で割とエアーが抜けているようです。
コンデンサータンク(リザーブ)をFULLまで補充。
抜いた分のクーラントが全量入ったので...あまりエアは噛んで無さそうです。
サーモスタットの品番変更でエア抜き穴が無くなったようなので、新しいものでどうなるかはまだ不明です。
ジョウゴはもう不要なので、外しました。
抜いたクーラントをリザーブにも投入したため液量は若干不足しています。
不足分は計量カップにクーラントを希釈し、注水します。
キャップ満水まで注いだら暖機運転を行いますが、その前に...
クーラント漏れがないか確認します。
車両の下方やラジエタードレンコック、付け外ししたホースを点検。
漏れがなければ、キャップを開いたままエンジンをかけます。
整備解説書ではキャップを閉じる指示ですが、真空引きをしていないためクーラントを循環させてエアーが抜けないか待ちます。
クーラントが循環するにはサーモスタットが開いている必要があるので、ヒーターをオート設定にして送風口から温気が出るのを待ちます。
温風が出てきたのでラジエターキャップを見に行きます。
予想通りというか、あんまりエアは噛んでないようで少しだけポコポコしただけでした。温度が上がって膨張してるので溢れてきてます。熱くなる前にキャップを閉じます。(品番変更後のサーモスタットはもうちょっとエアーが出るかもしれません。)
後は
完全暖機まで冷却水を暖めるんですが、2月の氷点下でこのザマです。
アイドリングも迷惑なので、水温計表示しながら近所を走行してきます。
戻ってきました。大体中央くらいまでくると完全暖機完了のようです。
夏場だとアイドリングだけでいけるのかは試してみたいですね。
暖機完了したらエンジンを止めます。
ラジエターキャップに触れず、完全冷機まで放置します。
冬場で3時間、夏場で6時間くらいかかるようです。
リザーブタンクの液量には変化がありません。
この後膨張した冷却水が冷えることで、リザーブからラジエターへ冷却水が流れ込むはずです。
また冷却系統にエアーが残っていればキャップ付近に溜まってくる、という事になります。多分。
エア抜きが完了していない事を忘れないよう、ダッシュボートに付箋で注意書きを貼っておきました。
「エア抜き作業中 完全冷機後補充を行え」
完全冷機後です。リザーブタンクの液量が減ったことが確認できますね。
FULLまで補充します。
ラジエターキャップを開きます。少しだけ液量が減ったようなので
満水まで注いでキャップを閉じます。これでLLC補充、エア抜き作業は完了です。
ヒーターやターボなどのホースを付け外ししたらもうちょっとエアーは噛んでくるかもしれません。
DIYですので、エア抜きを1度で済ませる必要はありません。
心配であれば暖機、冷機を複数回行ったり完全暖機前に冷機したりと工夫しても良いかなと思います。
整備解説書の正しい手順では、真空引き→キャップ閉じ→アイドリングで完全暖機→冷機→再補充
の流れになっています。
Posted at 2024/02/25 07:34:58 | |
トラックバック(0) |
ギャランフォルティス | クルマ