( 備忘録)過去の不具合など、964あるある
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
964はエンジンばらばら
F30ヘッドからのオイル漏れ修理待ち
ってことで、なかなか思うようにドライブに行けない日々が
続いているので、過去トラブル+αを振り返ってみます。
トラブル現象 → 教訓
のスタイルで、記載、詳細は後述
①エンジンかからず → 夏場の渋滞は要注意
②徐々に重ステ → フルロックカウンターのヤリすぎ厳禁
③急に車が速くなる → 超危険!
④前触れ無くエンジンストップ → 点火系 消耗品は期間で交換
⑤バックに入らない → こまめにシフトの確認
⑥タペットカバーからのオイル漏れ → 定期的に乗る
※写真は、私の車で無いものも含みます。
2
①エンジンかからず →夏場の渋滞は要注意!
主にK ジェトロに起因する問題ですが、
エンジンの直上に、燃料供給の為のKジェトロがあるので
パーコレーション起こして、エンジンが掛からなくなります。
7月〜9月の外気温高めの日で、渋滞にハマるようならば
諦めて、どっかで休憩した方が良いです。
運悪くパーコレーション起こしたら、復旧は
「冷めるまで、ひたすら待つ」事になります。
※焦ってレッカー呼ぶ必要は無いと思います。
3
②徐々に重ステ → フルロックカウンターのヤリすぎ厳禁
ステアリングラックからのオイル漏れで、徐々に
ハンドルが重くなりました。
ステアリングラックをリビルド品に交換
痛い出費です。
この前には、ドリフト練習を、そこそこ頻繁に行っていたので
それが原因と、トドメで、富士 100R 出口で、イン巻きした時に
かなり無理な、カウンターと、フリっ返しをしたのが原因
※フルロックにならない程度のカウンターを習得しましょう。
あまり丈夫とは言えないです。
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③急に車が速くなる → 超危険!
これはターボ固有の話
ウエストゲートバルブが固着すると、設定ブーストに
到達しても、ウエストゲートバルブが開かずにブーストが
上がり続けます。
正直、本当に速いです。
まず、問題は、純正オンボードコンピュータのブーストは
0.8bar までしか表示されません。
私のは、EVC5付けて、ブーストアップしていたのですが、
異常アラームを、 1.2barに設定していたので、「あれ?速い」と
感じた瞬間に、EVC5から(ぴーーーー)とアラーム音が出たので
アクセルを戻しました。
気が付かずに、アクセル踏み続けると。。。
ヘッドボルト破損、燃料異常に薄いので排気温度上昇
ロッカーアーム破断、ピストン棚落ち、EXタービン破損と
今だと数百万円?の大修理になります。
原因はウエストゲートの劣化で、定期的にO/Hの必要があるのと
乗った時に、設定ブーストがかかってウエストゲートバルブが
開くような乗り方をする事が必要
※ちなみに私はO/H直後の富士走行終了の、帰り道で発生しました、
ブーストかけないような走り方でショップ入
バルブガイドのクリアランスと材質を見直して改良。
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④前触れ無くエンジンストップ → 点火系 消耗品は期間で交換
正直私の確認不足。
ディスキャップと、ローターは定期交換必須です。
仲間とツーリング途中、高速道路で、突然失速!
後ろ気にしながらなんとか路肩へ停車
セルは回るが、エンジン掛からずってことで、燃料か、点火を
疑うが、どうにもならないのでレッカー
見事にローターが焼け落ちてました。
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⑤バックに入らない → こまめにシフトの確認
バックに入りずらい、ニュートラルポジションが3速、4速の
間に来ない、シフトを持って上下に動かすと、少しガタで動く。
そんな症状が出たらシフトリンケージブッシュの破損を疑った
方が良いです。
シフト頻度や、走行距離などの関係もあり、一概には言えませんが
所詮プラスチックのブッシュなので、10年程度持てば上等と
考えた方が良いです。
交換しても、ビックリするほどの金額にならない。
それよりも出先で、ギヤが、入らない、抜けないってなると
レッカーなので、場合によってはレッカー代の方が高額になります。
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⑥タペットカバーからのオイル漏れ → 定期的に乗る
写真は、クランクケース、スルーボルトからのオイル漏れ
オイルリターンパイプの径を見て貰えば分かるように
結構なオイルがヘッドに供給されています。
空冷系エンジンは、「熱が入った状態が、適正」の設計思想と
なる、純レーシングエンジンです。
半年も乗らないでいると、タペットカバーからオイルが滲み始めます。
滴る程度オイル漏れが進んでいる状態でエンジンかけると
ロッカーアームと、カムシャフトに「虫食い」が発生して
しまいます。
私が師匠から教わったのは、以下
a)2週間に一度程度は乗れ
b)乗る時は1時間程度は最低でも走らせろ
c)ずっとでは無くても良いが油圧をかけて乗れ
3000rpm以下でだらだら走るな
d)月に一度程度は油温が100度を超えた状態で走れ
e)オイル交換は最低でも、3000km毎または6ヶ月
銘柄、粘度は、走行状況によりけり
サーキット走ったら即交換がbest
f)オイル添加剤を追加するな
という感じです。
それぞれ理由があり、オイルマネジメントでエンジンの
コンディションを維持する為に必要のある物です。
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オマケ情報
燃料供給系は、要注意!
ホースグズグズになっている車多いです。
低走行の車でも経年劣化は避けられませんので、ちゃんと整備しましょう。
写真はKジェトロのウォームアップレギュレータですが、これも
定期O/Hしないと危険です。
ガソリン漏れは車両火災に直結します。
昨今の空冷相場高騰の煽りを受けてか、見た目ピカピカ
エンジンボロボロの個体が増えてるようです、特に投資目的で
購入された車体は、走行距離が不自然に伸びていないですが
高い金額で購入しても、本来の性能が出ていなくて
新オーナーさんが、専門店に持ち込むと、要エンジンO/Hということも
増えてきている状況です。
この手の個体は交換部品も多く、通常のO/Hよりも
部品代が嵩みます。カムシャフト2本で、ビックリ価格です。
昔々は、911中古で買うなら、初期整備費用で100万用意しておけ!
って都市伝説ありましたが、今から空冷買うのならば「最低200、できれば300〜を覚悟しておけば良さそう」って印象です。
勿論、ちゃんとしたショップさんで整備された比較的相場より高めの
個体であれば、追加の予算は少なくて済むとは思います。
いつ、どこで、何のメンテナンスをされた車両なのかの整備履歴と
その信憑性が肝になりそうですね。
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