ATF交換
| 目的 |
修理・故障・メンテナンス |
| 作業 |
ショップ作業 |
| 難易度 |
 初級 |
| 作業時間 |
12時間以上 |
1
23年10月の過去ネタ。
ブレーキローター、パッドも4万キロ前後に交換したので、これからも長く乗り続けるつもり。そうなると、ショックアブソーバーのヘタリも気になっている。C43はビルシュタインの別タンク付き。これは電子制御の絡みもあるだろうが、スタンダード車に比べてショックのストロークが短く設計されているので、別タンクでオイルの容量を確保しているとも想像できる。
よくローダウンや、ツライチという言葉を見かけるが、実は車の安定性を欠く行為なので、私は賛同しかねる。なぜなら、単純に車高を下げると、正面から車を見たとき、ロワアームの角度が変わるが、それが元凶で、実はロールセンターが高くなり、車体上部のロール量が増え、安定性を損なうのである。実際、自分も菅生で恐怖体験をしている。かつて、サスペンションのテストドライバーもしていたが、ノーマル形状で車高を下げたスプリングでストレートからフルブレーキングをした際、コントロールする幅もなく、フットブレーキに足を乗せただけでフルロック。サポートを受けていたとはいえ、Sタイヤは一瞬であぼーんだ。やはり、人間が認知してコントロールする幅としてのストロークは必要と痛感した。
どうしても車高を下げたい場合は車高調を採用すればよい。ショックアブソーバーをショートストローク化することでロワアームの角度をノーマル車高と同じにするのだ。さらに車高調はノーマルの荒巻スプリングに対して、直巻きスプリングとなるので、実は乗り心地がなぜかよくなる傾向にある。ただし、ショックアブソーバー内のオイル量は物理的に減るので、寿命は短くなる傾向にあるのは致し方ないところだ。
さらに、ツライチについて。ツライチを目指すとスクラブ半径が狂ってくるので、回転半径は大きくなり、実は加速性能が落ちるというオマケつき。それにインセットを限りなく外側にもっていくと、てこの原理で説明できるが、メーカーの意図したロール剛性から逸脱することにも繋がる。ただ、数ミリ程度なら問題はないだろうが、極端な変更はリスクを伴うので私は手を入れない。
上記の理由から、私個人はメーカーが車両設計で何十億円とかけてきたノーマルで乗れる車を選択するし、それがC43だったということでもある。
と、話が大きく逸れたが、オートマチックフルードの交換を決断した。メーカー推奨は6万キロで交換。しかし、冷間時の変速ショックや、4速ロックアップ時の異音も気になっていたので交換をお願いした。
今回から自腹なので、埼玉県三郷市にあるMB乗りには有名なあのショップである。
ATFをMB関係者はオートマオイルという。かつてデラで聞いた。「どうしてマニュアルにもオートマオイルと記載されているのか。ブレーキもATFも油ではない。あくまでオイル以外の液体だからフルードと言うではないか」するとデラの方は「翻訳を重ねる度変わってきたと認識している」との事だった。
そして、ATFの交換だ。ATオイル数量10。その他部品含めて費用は10万円だった。デラで見積もしてもらっていたが、部品代が多少お安い感じで、驚くほど安くはなかったが、今後の付き合いも考え依頼した。
結果、変速ショックが多少和らいだが、大きく変わることはなかったが、トラブルを未然に防いだと思うことにした。
距離43000キロ
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