昨年登場し、ひと目惚れした近鉄の豪華特急しまかぜ。
しばらくは乗れないだろうなぁ…と、遠くから指くわえて眺めているだけでした。
かれこれ登場から1年以上経過し、そろそろいいかなと思い始めた最近。
近鉄の特急指定席がネットで予約できるサイトに会員登録を行い、準備万端。
それからポチポチとたまにチェックしてみては、勤務シフトとにらめっこ。
合いません。
ネットでしまかぜに乗った人の”成功談”は、『休みにしまかぜに乗るんじゃなくて、しまかぜに合わせて予定を組む』などとある。
そこまでなのか、、、と壁の高さを痛感する。
テレビでも『現在日本で最も切符を取れない特急列車のひとつ』とあおっている。
毎日毎日空席を検索してはため息をつく。
初めて空席を発見したときは喜んだが、見事に仕事の真っ最中。
シフトが休みのところは本当に空席が出ない。
しかし、望みがないわけでもなく、ネット予約だけの人は簡単にキャンセルすることができ、たまにポッと空席になることは結構ある。
しばらく経ったある日、仕事の休み時間に恒例の空席チェックをおこなった。
○月○日 残席 ×
○月○日 残席 ×
○月○日 残席 ×
○月○日 残席 △
○月○日 残席 ×
ん?
ちょっ、待てよ!
今空席なかった?
おおーーーーーーーっ!空席がある!!
しかも、1人席の選択ができるようになってるということは、2人席の通路側じゃない!
ドキドキしながらポチってみた。
---予約できたorz
マジですか!?
ただひとつ問題が。
賢島→大阪難波なんですが(笑
ということで、行きの手配は元のまま何もない。
”行きだけジプシー”状態がしばらく続くことになる。
しかし、あまり引っ張ることもできない。
1週間後ぐらいまでには駅で特急券に引き換えないといけない。
え? 駅!?
旅行会社とかじゃダメなの??
う~ん。
いちばん近い近鉄の駅ってどこだろ?
まぁいいや。
実家の親を動員して丹波橋でも行ってもらうかなw
とにかく、行きの席を確保しなければ。
しまかぜが無理となると、やはり伊勢志摩ライナーに乗りたくなる。
予約しようかと調べると、難波発が10時過ぎ。
これって間に合うのか?と疑問が。
というのも、その日は勤務シフトは夜勤の最終日。
午前7時30分が定時となっていて、それ以前に動くのは不可能。
帰宅したら絶対にシャワーを浴びたい。
これだけは譲れない。
伊勢志摩ライナーはシャワーも浴びずに飛び出してもギリギリ。
こんなの無理。
じゃあと、次の特急を調べると、
10:40発 しまかぜ賢島行
Oh!ジーザス!
なんといい時間に走っているんだ。
ちょうどいい時間じゃないの。
う~ん、やはりこれの席を押さえたい…。
現実を見て、その次の特急を見てみた。
当然、席は空いている。
11時ぐらい難波発。
いやだ~。しまかぜに乗りたい!
さらにそれから数日後。
私の無駄に思えた努力がついに実を結んだ。
その日の朝も何気にいつものように空席を確認。
今日は休みだから1日中付き合ってやる覚悟だった。
すると、帰りを取った同じ日のしまかぜの
残席が△に!
半信半疑ながらも予約してみる。
”受け付けました”
えーーーーーっ!!
これで
『往復しまかぜ弾丸伊勢旅行』が成立した。
実は、この予約はチケットレスサービスも行われており、わざわざ駅の窓口に行く必要はない。
それなのに、なぜわざわざ駅での受け取りにこだわって選択したか。
答えは簡単。
『ちゃんと紙の切符を手に入れて、保管していたい!』
これに尽きます。
そうなんです。乗車した後も切符を手元に置いて、後から眺めてニヤニヤしたいのです。
チケットレスにすると、すぐさま席番号まで指定できて便利ですが、切符はありません。
興奮冷めらやぬ翌日のこと。
チケットレスの画面で最後の”決定”ボタンさえ押さなければ、空席だけを見ることができます。
ふと見てみた。
え!?
先頭車の前から3列目が空いてる!?
すぐさま実行部隊の母親へメール。
”昨日送ったメールのことだが、この画像のように先頭車の3列目が空いているので、
できるだけ早く近鉄の駅へ行ってもらいたし”
こんな内容を送ると、
”今日は朝から孫2人を連れて比叡山に行ってます”
と返ってきた。
どうやら、夏休みで妹から孫を押し付けられ、家でじっしてくれないので、
鉄道エリートの2人を叡山電鉄に乗せるべく出かけたようだった。
(ちなみに、この2人はNのレンタルレイアウトに行くと、
レンタル車両にマニアックなリクエストをして店員氏を困らせているらしい。
小学校1年生と幼稚園児の2人がやれ『山手線はないの?』『○○○系はないの?』と
車両形式まで指定するとかw おこちゃまは新幹線を走らせていればよい。)
話を戻すと、しばらくしてまた空席を見てみた。
しばし絶句。
これマジですか!?
なんと先頭車最前列が空いている??
鳥羽→賢島とかじゃなくて、難波→賢島フルで!
あわあわ言いながら速攻実行部隊へメール。
すると、”今帰っている途中ですので、丹波橋へ寄ってみます”と返答が。
出町柳などからならそれほど時間もかかるまい。
ドキドキしながら待つ。
画面上の席は空席のまま。
突然、電話が鳴った。
トイレに行っていた私は慌てて電話にかじりつく。
『なんか予約番号がおかしいって言うんだけど…。』と母親。
何が違う??
メールで通知された予約番号をそのまま送っただけだからおかしいはずがない。
1分ぐらい押し問答やっていると、
電話の向こうでガサガサ言ったかと思うと、突然声が変わった。
なんと近鉄駅員からの直電キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
『予約番号の桁が違うんですよねぇ。この8なんとかかんとか』
『それ違います。8じゃなくてアルファベットのBです。』
『えっ?あぁ、いけましたいけました!これで発券できます。』
どうやら、うちの老眼母親の見間違いがこのトラブルの原因らしい(笑
結局、私が丹波橋駅に出向いたような不思議な感じで、
直接会話しながら先頭車の最前列の席の特急券を発券してもらった。
帰りのしまかぜは相変わらず満席だったので、予約そのままでいいと告げた。
こちらは確か5号車だったような気がする。
舞い上がっており、あまり記憶にない(笑
結果、無事に個室と並んで特にプレミアチケットと言われる
難波→賢島 1号車 9A
をゲットすることに成功しました!!
人生の運けっこう使ったかも…。
キャンセルした方、ありがたく乗せてもらいます!!
ちなみに、私が押さえた帰りは発券されましたが、
結果行きは席が変わったので発券されないまま予約記録が残っていたので、
こちらは私が責任を持ってキャンセルさせていただきました。
私同様に乗りたい人がゲットできればいいんですけど。
(これを打っている最中に確認したら、往復とも満席になっていました。)
基本的に私は乗り鉄はあまりしないのですが、しまかぜは別腹でした(笑
乗車記録もアップする予定ですので、暇な方はしばらくお待ちを。
Posted at 2014/07/24 19:01:06 | |
トラックバック(0) |
乗り鉄 | 日記