【完全解決】エアコンコントロールパネルからのパキパキ音

購入以来ずーっと悩まされていたエアコンコントロールパネル近辺からのペキペキパキパキ音ですが、この度完全に解消する事が出来ましたので情報共有したいと思います。

結論から言えば、音源はエアコンコントロールパネル本体です。コントロールパネルを分解し不織布テープを貼りまくった結果、完全に解消しました。

先日、リコールの案内が届いたためディーラーに連絡し、その際にこの異音について相談しました。
整備のスタッフさんいわく、発生原因はどうやらエアコンコントロールパネル本体のようで、対策品はまだ無いとのこと。この時期になって多くのお客様からの問い合わせがあるようでマツダも把握はしているようです。

私は何度も何度もこの音の対策を実施しており、もはや原因はエアコンコントロールパネルしかないだろうと思ってはいました。しかし、何せセンターコンソールやらダッシュボードの下側やらあちこちバラさないと辿り着けないように出来ており、確固たる根拠無しには手をつけにくいなぁと思っていました。

とりあえず整備のスタッフさんにコンソールのバラし方を聞いたところ、何とかなりそうと思ったのでチャレンジしてみました。

細かいところは省略しますが、センターコンソールを外さなくても数センチ後ろに下げればコントロールパネルは外せるそうなので、ざっくり必要最小限のポイントを以下に記しておきます。

肘掛けの下のコンソールボックス内の10mmボルト4本を外します。

コンソールパネルを外し、赤丸のボルト(12mm)3本とタッピングスクリュー4本を外します。

コンソール後方のエアコンコントロールパネルを外し、左右にあるボルト(10mm)を外します。

運転席エアコンルーバーを外し、ダッシュボード下側を外します。赤丸のところにボルト(10mm)が隠れているので、スカッフプレートとサイドカバーも外す必要があります。

インパネデコレーションパネルとグローブボックスを外し、運転席と同じようにダッシュボード下側パネルを外します。
運転席同様、サイドカバー内にボルト(10mm)が隠されていますのでスカッフプレートから外す必要があります。

そうすると、ここに一本タッピングスクリューがあるので外しておきます。
これでエアコンコントロールパネルの周りについているパネルを浮かすことが可能になります。

パネルを浮かすと、赤丸部にタッピングスクリュー2本が見えます。これを外せば遂にエアコンコントロールパネルが外れます。

ちなみに以前、ヒーターユニットの前にシンサレートを敷き、その後熱反射用のシートを挟んでみました(奥に見える銀色のシート)が、異音発生までの時間が遅くなっただけで根本解決には至りませんでした。

そういうわけでユニットを外してきました。まず、ネジ穴周りとクリップ挿入部に不織布テープを貼りました。

コントローラー部とカバーを分離。触っているだけでパキパキいってます………

なぜ、こんな風に何重にもパネルが重なる設計なのか理解に苦しみます。そりゃあ、熱膨張であちこちからスティック音でますよ。

整備の方からはこの裏蓋のネジ部から音が出ると聞いていましたので、赤丸のネジ11本を外します。
ここも触ってるだけでいやーな音が出っ放しでした………

開けるとこんな感じ。基盤と蓋の当たり面に不織布テープを貼り付け。

こんな横長のプリント基板にプラスチックの蓋をネジ留めしてありますが、この裏にヒーター熱源があるって聞かされて無かったのだろうか………出るべくして音が出ている感じです。

さらに不安なので、蓋の外周部にもお守り程度に貼っておきました。

さらにさらに、コントローラーとカバーの当たり面にも不織布テープをがっちり貼っておきます。
正直、もう二度と分解したくありませんのでやれることは全てやっておきます。

あとは逆の手順で組み戻しして完成です。

私は何回かコンソールパネルやデコレーションパネルを脱着していますので都合2.5時間くらいで作業出来ましたが、ぶっちゃけディーラーにやってもらうのがいいと思います。
我慢できるなら対策品が出るのを待つ、というのもアリでしたが、本当に低級音と呼ぶにふさわしい音でしたので私は我慢が出来ませんでした。

これまでのこともあり、念には念を入れて冷間時から2時間ほど走ってみましたがバッチリです！
異音がないって本当にいいですね。なんだか乗り心地まで良くなったように錯覚します。

これで購入時から気になっている現象は残りひとつ(クリープ走行時のゴーゴー音)になりました。なんとか近日中に対策して、春には気持ちよくドライブしたいと思っています。