タペットカバーパッキン交換

　前々から気になっていた運転席側のオイル漏れ。ついに我慢の限界を迎え、タペットカバーパッキンを注文しました。

　ＥＧオイルが目に見えて減少するほどではありませんでしたが、ＥＸパイプに漏れたオイルがかかり、停車時に車内に異臭が漂ってくるようになっていました。

岡山の kibi Gaskets（キビ ガスケッツ）に注文し、タペットカバーパッキン左右各１、プラグホールパッキン×４、シールワッシャー×１６を入手しました。

　本来、半月状のセミサーキュラープラグも交換するのですが、今回は同時入手できなかったので見送ります。

まず、エアインテーク類とエアクリーナーボックスを完全にはずします。タペットカバーへのアクセススペースが確保されたら、ダイレクトイグニッションをはずします。ここまではラチェットレンチでなんとかなります。

シールパッキンのボルトは、ラチェットが入る箇所ならラチェットを、入らない箇所はオフセットタイプのメガネレンチで慎重に緩めます。狭い箇所はボルトを指で回すのも大変です。
　そうそう、タペットカバーを取る前に、カバー上部後ろ側にあるブローバイガス回収用のパーツをはずしておくと、カバーははずしやすくなります。これも狭い箇所なので配管・配線類を逃がしながらアクセスします。

はずしたタペットカバー。パーツクリーナーで少し清掃しましたが、結構きれいです。もとのパッキンははずしましたが、シリンダーブロック側に張り付いて残ることもありますので注意します。

　また液体パッキンの塗布してある箇所は、カバー側・シリンダーブロック側とも、きれいに撤去します。この時、どの箇所に液体パッキンが塗布してあるか確認しておくと、あとで参考になります。

新パッキンを取り付けて、液体パッキンを塗った状態です。このあと５分ぐらい放置し、液体パッキンの表面がやや固まったらシリンダーブロックに取り付けますが、カム等から余分なオイルが垂れないよう、取付直前に拭き取っておきます。

　合わせる際に、タペットカバーパッキンが捻れないように注意しないと、あとでＥＧオイルを大量にまき散らすことになるので、慎重に行います。
　実は、前車で失敗した経験があります。

カバーをシリンダーブロックに合わせたらシールパッキンも新品を使ってボルト締め。下側のボルトは、手は入っても回すことが難儀です。

　ブローバイのパーツも忘れないように取り付け、ホースを接続します。ここにもゴム状のパッキンがあるので、本来は交換すべきでしょう。

各ボルトの締め付けを確認したら、パーツクリーナーで周囲を清掃し、はずしたエアインテーク類、コネクタを元に戻します。

　前車で交換した経験があるので、３時間弱の作業時間でしたが、初めての場合は、片側で半日ぐらいかかります。

　なお、当日は事情があって、助手席側のパッキン交換は後日の作業となりました。