
久しぶりに書店へ行き、これを買いました。
記事にはあまり期待せず、表紙のイラストが欲しくて(笑)
(なかなかのイラストですが、言われてみればエアダムが!(笑))
中身の方は、松任谷正隆さんの連載に共感しました。
アルピナの魅力ってわかりにくいですが、うまく表現してくださっていました。
私はフェラーリ教祖の清水草一さんも大好きなのですが、清水さんは「アルピナがわからない」「BMWでいいじゃん、(アルピナより)安いし」とおっしゃいます。
大半の人はそう思うのかもしれません。
「わかる人にはわかる」ところもまた、アルピナの魅力なのでしょう。
「アルピナは歴としたメーカーであって、チューナーではない」
とも、よく言われるのですが。
オートメーション全盛の現代にあって、昔ながらの、マイスターの眼と手による「チューニング」(=調律)を行ってきたのが、アルピナだと思います。
最早、形式美と言える領域まで昇華された、アローストライプ、エアロパーツ、大きな20スポークホイール。
そして強大なパワーも、アルピナの魅力であることは否定しませんが。
独自のホイールアライメントは言うに及ばず。
ドアやトランクの閉まり具合。
各部のフリクション調整。
パワートレインの精妙なプログラミング。
そして、寿司職人が魚の目利きをするが如く。
一見ただのBMW純正パーツも、マイスターの眼で選別されている。
BMWと同じに見えて。
触れてみると、何かが違う。
走ってみると、確かに違う。
凛とした、佇まい。
匂い立つ、気品。
誇り高きチューナー魂、マイスター魂。
それこそが、アルピナの魅力=アルピナマジック、だと思っています。
Posted at 2025/08/06 20:53:46 | |
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