
本日からまたしても有給消化という名の三連休の私です。有給は使えるうちに使っとけ、古事記にもそう記されている。
そんな曇天の日曜日、本日はマイパートナーとお出かけをした。
天気が良ければ遠出をとも考えていたが、残念なことに悪天候のため近場かつ屋内で楽しめそうな場所を考えた結果、以前高尾山に登りに来た際に見かけたトリックアート美術館なる所へ行こうということに。
本当は高速道路を使って静岡方面にでも行こうと思っていたが、私はほぼ高速道路DTと言っても過言ではなく不慣れな道を悪天候の中トライするというリスクを避けた結果である。
一人ならまだしも同乗者にまでそのリスクを背負わせるという選択は私には出来なかった。
というわけで高速道路での遠出はまたの機会に。

前回高尾山に来た時は周辺の駐車場は一杯で空きを待ったが、今回は天気が悪いということが影響してかすんなりと停められた。

まずは腹ごしらえということで高尾山口駅に立ち寄り、駅併設のイタリアンのお店で昼食を摂った。

敷居は高くないが小洒落れていてフラッと立ち寄るにはちょうどよいお店。
観光地ということでお値段はやや高めであるがメイン(ピザやパスタ)と副菜ビュッフェ、ドリンクバーのセットで一人2000円程度なので休日の外食予算としては全然アリ。
思っていた以上に美味しかったので満足である。

そして本日の目的地であるトリックアート美術館に。
高尾山口駅から道路を挟んだ向かい側に佇む美術館は外観にもトリックアートが施されており面白い。

このロゴからもイメージ出来る通り、館内は古代エジプトをモチーフに様々なトリックアートが展開されている。
家族連れが多く見られたが普通に大人も楽しめる内容で、騙し絵の面白さを堪能することが出来る。
単に絵を眺めるだけではなく、トリックアートと共に写真を撮ったりしてアトラクションのような要素もあるので子供はめちゃくちゃ楽しいだろうなと思った。頭の中が子供のような私は当然めちゃくちゃ楽しかった。

更に入館料にプラス500円で謎解きゲームをすることも出来る。
館内に展示されているトリックアートはもちろんそれ単体を鑑賞するだけでも楽しいのだが、それらアート作品を用いた謎が仕掛けられていてそれを解き明かしながら順路を巡るというものだ。
これが思いの外楽しかった。というか普通に難しかったし、最後の謎が解けた時には達成感すらあったので子供騙しと馬鹿に出来たものではない。

なんとか無事にクリア出来た…。
気付けば2時間近くたっぷりと楽しんでしまった。クリア出来た人は証明書が貰える。

チケットを購入する時に、館内の自販機で使用可能なコインを貰えるので帰り際にテラスで一休みする事が出来る。ドリンクサービスとは中々気が利いているしシンプルに有り難い。
たかがドリンクサービスとはいえ、来館者をもてなそうという気遣いを感じられて個人的にはこういうところに好感を持つ。
そういえば、時系列は前後するが入館直後にちょっとした事件があった。

なんと千円札が落ちていた。
おそらく誰か先客が落としたのだろう。館内はやや暖房が強かったので暑くなって上着を脱いだ時にでも落としたのであろう。
まぁ、落ちているお金を見付けて無視は出来ないので係員の人にでも届けよう。誤ってポケットにしまってしまわぬよう細心の注意を払いつつ届けよう。「こんなところで千円拾ったら実質入館料半額やんラッキー✌️」とは一切思う事なく確実に届けよう。
心の中で悪魔が天使の息の根を止めてしまいそうになるのを感じつつ千円札に手を伸ばす。

「イエ〜イ✌️千円ゲット〜〜〜😉🎉」

「………!!!!!?????」
なんと、信じ難いことにこれもトリックアートの作品の一つであった……。
写真では伝わりきらないかも知れないが度肝を抜かれるリアルさでそこに描かれていた。
千円札というところがなんとも絶妙で、それこそがトリックアートをトリックアート足らしめるリアリティなのかも知れない。
一万円札では如何にもトリック…いや、トラップじみていて白々しいが「二つに折れて薄汚れた千円札」というディテールが我々をトリックアートの世界に引き込むのだろう。
トリックアートは我々の目を欺くだけでなく、隠しきれない人間の心の弱さを白日の下に晒す力をも備えているようだ。
恐れ入りました。

ちょうど帰る頃に雨が降り出した。
右ウィンカーを出しながら左折をしたり、そもそもノーウィンカーで右左折をするトリッキーなドライバーに翻弄されぬよう安全運転で帰りましょう。
明日からまた一週間が始まります。
皆様、体調と事故に気をつけつつそれぞれの日常を共に励みましょう。
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2024/03/24 23:48:01