写真の2代目パジェロミニの中期型を見かける度に思っていたのが、
リアブレーキランプの位置です。
リアバンパー下部についています。
ウインカーもこの位置にあり、
いかにも光りそうなボディーサイドのランプ部は
上部のバックランプしか光らないダミーです。
これ、モデル登場時(初期型)はちゃんとボディーサイドのランプ部が点灯していました。
またこのバンパー部分のレンズがデザインで付けたといえないような、
ネジ部が丸出しのいかにも『取ってつけた』感じなんです。
なんでわざわざこんな事をしているのか、
気になったので調べてみると
どうやら灯火類の法規対応でやむなく行っているようなんです。
一定の角度から(この場合は斜め左後方から)見た場合に、
スペアタイヤがレンズの一部を隠してしまい、
左右で見え方が異なるのはNGという規制ができた為に
急遽対応していたみたいです。
という事で最終型のパジェロミニはスペアタイヤ位置を
中心にずらして、再び左右のコンビランプが点灯するようになっています。
(写真はパジェロミニOEMの日産KIX。あえての左後方からの写真。)
同様の理由から、再販モデルと再再販モデルのランドクルーザー70も
リアバンパー部にランプがあります。
(写真は再再販モデル)
こういった法規制等に対応しながらデザインしなければならない
カーデザイン、工業デザインというのは大変だなぁと思います。
ただ私はこういった規制等によりやむなく付いている部品、
コンセプトモデルやショーモデルでは付かないような部品が
好きだったりします。
そんな部品のひとつが
ハイエースの『フロントアンダーミラー(通称:ガッツミラー)』
ではないでしょうか。
(法規制で必要な為、対策せずに取り外すと車検に通らないので注意です)
どう考えてもデザイン上で邪魔な感じで、
実際にライバルの日産キャラバンはカメラ化する事でレス化されていたりします。
ただこれ、パノラミックビューモニター等がない私の場合、
前方の確認や狭い路地で左前方ギリギリ攻めたりする時に便利なんです。
(これよりも昔のDXモデルに装着されていた丸型が見やすかったですが)
ハイエースドレスアップでは厄介者扱いの部品ですが、
私は愛すべき機能部品として、これからも付けたままでいきたいと思います。
ちなみにですが、私はセルフ式自動洗車機を利用する時は
こんな感じで上に起こして入れています。
あくまで自己責任ですが、この状態で特に問題なく洗車されます。
(取扱説明書にて、この部分に洗車機ブラシを掛けないようにと明記されています。)
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Posted at
2024/04/10 21:04:38