今回は先日インストールしてもらってDSGプログラムのサーキットでの超個人的インプレです。
あくまでうちの仕様の3.2にインストールしてもらったものに対しての
「超」個人的インプレです。長いです(笑)
いまインストールできるDSGプログラムは自分が知っているだけで
Digital Speed
REVO
AUTO BRAINオリジナル(でる予定)
IMPACTオリジナル
の4つです。
この中で自分がインストールをお願いしたのはIMPACTさんのハイパーDSGプログラム。
それを選んだ理由はある程度仕様変更に融通がきくという話しだったので。
また、この時に同時にスロットルメンテと称してIMPACTさんのビックスロットルもとりつけてもらいました。
Dモード:ノーマルのままです。
Dモードを特にいじらなかった理由としては、基本街中においてはエコランを心がけています(サーキットで無駄にガソリン使いますから)概略を聞いたところシフトアップの回転を2400rpm付近にあげ100km/hぐらいにならないと6速に入らないようにしているみたいです。ですのでDとSの中間的な味付けみたいです。
回転数でのシフトタイミングならDモードの変更は不要と自分は思います。もっとアクセル開閉度及び開閉スピードに応じたリニアなシフトチェンジができるモードになるなら変更したかもしれません。ノーマルより低いギアで走る訳ですのできびきびする感じがして当然です。回転数だけならSモードで走ればいいだけだと思います。
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青:1月4日気温5.5度 晴れ ベスト2'09.474 Mモード 最高速 213.26km/h
赤:3月28日気温5度 曇り ベスト2'09.376
DSGプログラム+ビックスロットル Sモード 最高速 214.02km/h
最高速が赤の方が伸びているのは減速し始めるまで50mちがうのが影響しています。Aコーナー、300Rへの立ち上がり等はほぼ同じですね。(最高速はDriftboxより)
車載は3月29日のときのダンロップまでと1月4日の時のベストの比較。1月4日はホームストレートエンドでギアがあがってるのが解ると思います。(Lchで左の、Rchで右の音がでてます)SモードのシフトダウンのタイミングがほぼMモードの自分と同じです。
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2
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Sモード
このモードでは基本レブリミッターの引き上げ、もっとSモードらしく(表現が変だな・・・)キックダウンの排除がメインです。
たとえばFSWの1コーナーを例にすると
ホームストレートからブレーキを開始→5→4→3→旋回開始というプロセスになりますが、ここで3速のままでクリップを通過すると立ち上がりに踏み込むと通常2速にキックダウンします。
このキックダウンでの失速感が嫌で今までは旋回を開始したときに2速におとしていました。
今回のプログラムでは勝手に2速まできちんと落ちてくれます。そのほかのAコーナー進入、ヘアピン、ネッツコーナー、最終と全て旋回直後もしくはクリップ付近で一段マニュアルで落としていたのを勝手に落としてくれるので非常に楽ちんです。パドルを触らなくてもよくなりました。
リミットの引き上げで、FSWのホームストレートでこの時期6速に入っていたものが5速までになってました。
が、2つほど気になることがあります。
1つめが、高回転を維持する傾向にあるので1速まで落ちることがあります。例えば、ダンロップで渋滞もしくはオーバーラン等して低速(30km/hぐらい)に車速が落ちたとします、通常ですと2速のままですがこの場合で1速まで落ちます。
2つめがリミットまで引っ張るということは当然5速でも引っ張ろうとします。高回転型の出力特性で上まで回っても意味があるエンジンだといいのでしょうが、3.2のV6はどうもそうではないですね。自分も上までもうちょとまわれば最高速が伸びるかな、もしくは加速曲線がよくなるかと思ったのですがDriftboxのデータを見る限りでは全くそんなことはなくほぼ同じでした。この点はハイカムを組み込まないとこの特性が生きてこないかもしれません。
今回FSWで確認したわけですが、TC2000の様に入って4速のコースだとこのSモードは十分実力を発揮できるかもしれません。・・・とはいうものの、TC2000にいく予定がないのですが。
Mモード
通常あるリミットでのシフトアップがなくなりました。ですのでエンジンが回るところまで回ります。今のうちの車だと7400rpmぐらいまで回ってます(これは進化剤の影響もあります。設定は6850rpm)。たまにMモードと言うのを忘れて運転してると、エンジンの音で慌ててシフトアップします。ですので慣れないとMモードでは危ないです(笑)また、オートシフトアップしないということは、リミット手前でホールドできるように右足に気を遣わないといけませんね。
あと、シフトタイミングのスピードも少し短縮されています。ただ、これは上の方のギアだけで、下のギアのつながり時間を短くすると変速ショックが大きくなりすぎるかららしいです。
自分の基準の一つにサーキットでのタイムアップにつながるかどうかというのがあります。この点からみると今回のDSGプログラムは×ということになるのかな・・・結局高回転でまわして意味あるエンジンでないと、レブリミットの引き上げは意味がなかったかと思ってます。ハイカムでも入れれば、この上まで回せるというのが意味がでてくるのかな。
あとローンチコントロールの変更
ノーマルだと3500rpm(3000rpm?)を4500rpmにしてもらってます。お願いすればもっと上にすることもできました。・・・が、ローンチはクラッチを傷めるので使っていないのでどうでもいいです(笑)
総じて今回のプログラム変更は○か×かと言われると現状だと個人的には×ですね。期待する対費用効果が
得られていないので×評価です。これが山道を走るのが主となると、今回のSモードはいいと思うので○評価になるかとは思いますけど。
ただ、今までサーキットを走る時にSモード主体で走っていた人にはいいかと思います。適正なギアまで勝手に落としてくれますから。自分のようにMモード主体で走っていて旋回中に自分でギアを落としていた人にはちょっと微妙です。(まぁ楽ちんではありますが)
あともう少し仕様変更をお願いしようかと思ってます。どんなことをお願いするかは思案中。この細かい仕様変更がしてもらえる(はず)ので今回はIMPACTさんのDSGプログラムを選んでいる訳ですから。その仕様変更でもう少し良くなればいいかなと思います。今のままだとビックスロットル入れた意味もほぼないしね(泣)