ABSユニット撤去 ※R33ブレーキマスターシリンダー&配管流用
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
『ER34のABSユニット撤去+R33ブレーキマスターシリンダー&配管流用』です.
オレンジャ~号は,RB26DETTを搭載しており,RB25DETの場合とR33ブレーキ配管の付ける際の干渉具合が少々違うかもしれません.
作業レベルは,ブレーキホースやマスターシリンダーを交換した事がある人なら,できると思います.
まずは必要部品で,R33(ABSなし)のブレーキマスターシリンダーと配管3本で,流用します.
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①ECR33(ABSなし)ブレーキマスターシリンダー
部番46010-75T01 定価29600円
②ECR33(ABSなし)ブレーキ配管フロント右側
部番46240-17U00 定価 1240円
③ECR33(ABSなし)ブレーキ配管フロント左側
部番46242-17U00 定価 1350円
④HR33(ABSなし)ブレーキ配管リア側※中古品
部番不明? 約500円?
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<部品の補足>
④のブレーキ配管リア側について,
ECR33(ABSなし)の新品(部番46282-17U00)が2011年1月現在で購入不可でした.
嫌も得ず,ちょうど解体屋で見つかったHR33用を購入し,使う事ができました.
※②,③のブレーキ配管フロント右&左側も,
HR33用でも問題ないかもしれませんが,未確認です.
①のブレーキマスターシリンダーについて,
HR33用はER34コネクタがすんなり入らず,使えないかもしれません.
(もしかすると容量も小さいかも?).
※ECR33用ブレーキマスターシリンダーは,ER34コネクタがキッチリ入りました.
2
取り外し前の
ER34のブレーキマスターシリンダー
(右側:運転席側)
と
ABSユニット
(左側:助手席側)
です.
更に,それらのブレーキ配管が5本あり,全て外していきます.
なお,ER34(ABSあり)のブレーキ配管は,
マスターシリンダーから2本出力し,ABSユニットへ入力
↓
ABSユニットから3本出力し,フロント右,フロント左,リアのブレーキラインへ
といった繋ぎになっています.
ブレーキフルードは極力減らしておき,配管を外した後のフルード漏れをなるべく少なくします
※ブレーキフルードが漏れてしまったら,必ずブレーキクリーナー等でお掃除しておいて下さい
マスターシリンダー周りを外す際,バキュームホースの片側を外しました.
※最後で,忘れずに戻しておきましょう
配管の取り外しは,10mmのフロアナットレンチを使用します.
ブレーキ配管の内,フロント右&左のキャリパー手前を外す時は,ブレーキホース側をフロアナットレンチ(もしくはスパナ)で押さえておいた方が良いでしょう.
※今回は,ブレーキホース(APPのステンメッシュ)を押さえず,外していたら・・・
ブレーキホース先端部が緩んでしまいました・・・
ブレーキホース先端部を,17mmと11mmのフロアナットレンチで締め直し
その後,ブレーキフルードが漏れていなかったので,特に問題なかったようです
3
取り外し後の
ER34のブレーキマスターシリンダー部
(右側:運転席側)
と
ABSユニットの跡地
(左側:助手席側)
です.
ブレーキ配管は5本あり,全て外してあります.
4
外した部品一式です.
①ER34 ブレーキマスターシリンダー
②ER34 ABSユニット
③ER34 ブレーキ配管5本
※マスターシリンダーとABSユニット間の2本
※ABSユニットから,フロント右/フロント左/リア側へのブレーキラインへの3本
5
最初のブレーキ配管は,リア側です.
ここの部品のみHR33(ABSなし)用で,あっくん先生の使用部品と異なっていた為,最初に試してみます
マスターシリンダーを仮留めして,ブレーキ配管リア側を付けていきます.
配管の下側を付けた後,マスターシリンダーと配管の上側を合わせますが,HR33用でも長さが問題ない事を確認!
更に,他の箇所との干渉を確認する為,仮留めからある程度締めこんでいきます.
オレンジャ~号ではサージタンクの後側とブレーキ配管の隙間が数mmだったので(※黄色マスキングテープの下のあたり),ブレーキ配管を少し後側に押しておきます.
念の為,更にブレーキ配管を配線チューブでカバーしておきました.
6
次のブレーキ配管は,フロント右側(運転席側)です.
ブレーキ配管をエンジンルームからタイヤハウスに通す必要があるのですが.
その途中で,邪魔となったタワーバー,燃料フィルター系のパーツ2つの固定ボルト4本(※写真の↑)を外しました.
※最後で,忘れずに戻しておきましょう
タイヤハウスに通すコツ?がわからず,少々苦戦しましたが,何とかOK!
なお,配管自体は,特に曲げる事もせず(もしかすると若干は曲がっているかも?),付きました.
ブレーキ配管がタイヤハウスに通ったら,
タイヤハウス側で,ブレーキ配管とブレーキホースの接合
※ブレーキホースは,フロアナットレンチ等(17mm?)で押さえておく事
マスターシリンダー側で,ブレーキ配管とマスターシリンダーの接合
をします.
7
最後3本目のブレーキ配管は,フロント左側(助手席側)です.
タービンがあり(しかもツインターボで2つ),また配管も長く,苦戦するかもとの事前情報あり!!
ブレーキ配管をエンジンルームからタイヤハウスに通す際に,邪魔となりそうなO2センサのコネクタ(※写真の←)を外しました.
※最後で,忘れずに戻しておきましょう
あとは,後側タービンのアクチュエータがブレーキ配管とぶつかって,入れ難かったのですが・・・
あがいていると,いつの間にかタイヤハウスに抜けました
フロント右側でコツを掴んだのか?,フロント右側より短時間で割とスムーズにできました!
なお,フロント右側と同様に,配管自体は,特に曲げる事もせず(もしかすると若干は曲がっているかも?),付きました.
ブレーキ配管がタイヤハウスに通ったら,
タイヤハウス側で,ブレーキ配管とブレーキホースの接合
※ブレーキホースは,フロアナットレンチ等(17mm?)で押さえておく事
マスターシリンダー側で,ブレーキ配管とマスターシリンダーの接合
をします.
タービン下付近のブレーキ配管は,他の配管と干渉しそうな感じだったので,念の為,配線チューブでカバーしておきました.
8
取り付け後の
ECR33のブレーキマスターシリンダー
(右側:運転席側)
と
ABSユニット跡地
(左側:助手席側)
です.
なお,ER34(ABSあり)のブレーキ配管は,
マスターシリンダーから3本出力し,フロント右,フロント左,リアのブレーキラインへ
といった繋ぎになり,配管の数も減り,スッキリしました.
また,仮留めしていた箇所の本締め,外したパーツ,ボルト等を戻しておきましょう!
ブレーキ配管も,元々の固定されていた箇所で,固定しておきましょう!
全てのパーツを付けた後,ブレーキフルードのエア抜きをしていきます
エア抜きの際,配管の繋ぎなどを確認しておき,万が一フルード漏れや滲みがあった場合,配管の締め直ししておきます.
※今回は,2箇所ほど滲みがあり,締め込みをしました
エア抜き作業が終わったら,
エンジンをかけてのブレーキフィーリング確認,
更に超低速でのブレーキテスト,街乗りテスト
で,OK!
数日後,マスターシリンダーのフルード量,配管接合部のフルード漏れ確認をしておくと更に良いでしょう!!
メーターのABSとTCSのランプは,電球を抜く必要があるようですが,おいおい・・・
ABSのコンピュータも外してしまっていいのかな?!
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