トラ＠道東人のブログ一覧

セリカ「今度は何だってんです？」

　『クルマ買って～！だそうです。』

セリカ「うわぁい、大事だぁ。」

　『とりあえず、百万以下専門の中古車雑誌を檻に放っておきました。』

セリカ「ケチくさい…新車で買ってやんなさいな。」

　『冗談！　そんなお金無いですんよ。』
　『それどころか、30万縛りで探させてるくらいです。』

セリカ「さんじゅ…その価格帯でロクなヤツあるんですか？」

　『姐さん、ご自分の価格とほぼ一緒です。』

セリカ「ッ！…さ、最近のクルマは質が良いし、悪くないかも知れませんね。うん、そうだ、そうに違いない」
「ん～～～で目星は付いてんですか？」

　『…………』

　『ああ、まだですよ。夜更かししながら物色中。』

セリカ「もう勝手に決めてやりゃあいいんですよ。コイツ買っちゃったよ～って」

　『ダメですよ。家出しちゃいます。』

セリカ「家出！！」

　『幾つか薦めたんですけどね、決まるまで待ちますよ。』

セリカ「今月中はナイですか。」

　『ええ、あの親、この子で優柔不断の鑑ですから。』

セリカ「自覚はあるのね。」

　『勿論。』









セリカ「ところでナニ薦めたのん？」

　『マイティーボーイとミゼット２移動販売仕様』

セリカ「そりゃあ嫌がるわ。」

　『え～かわいいのに……』

セリカ「タイヘン、小池の旦那が逝ってもうた。」

　『病死ですってね。』

セリカ「殺人犯相手にかわいそうって訳でもないですが…寂しい最期になっちまいましたね。」

　『厳しいけれども、逃亡犯にゃ相応の終わり方って言い方もあるんでしょうが…ね。』

セリカ「皮肉を言ったら追い掛けっこ旦那の勝ちってところですか？」

　『巷で聞く被疑者死亡で書類送検ってヤツで？　詳しく無いから自信ないけど…』

セリカ「そう、そんなの。　犯罪者とは言え逝った人間、勝ち点一つくれてやっても文句は出ないでしょ。」

　『死ぬまで逃げ切るとは大したもんだって？』

セリカ「あくまで事件と無関係の第三者としては、ですけどね。」

　『そういや、あの刑事さん達ホッと一安心って訳で？』

セリカ「うんにゃ、あれだけヒーロー演じた挙げ句に獲物が目の前で消えたんだ。面白くないと思いますよ？」

　『あ～、案外真っ白かも今頃…。』

セリカ「そうそ、追う物が見つからない人生なんて詰まらんもんです。」

　『ゲームじゃないんだから……。』

セリカ「んま、世間を揺るがした騒動が一つ幕を降ろしたんですよ。」

　『少しは世間も静かになりますか。』





セリカ「しかし！　第二・第三の旦那はすぐソコまで……ッ！！」

　『やめてください。割と高確率にそうかも知れないけど、やめてください。』

セリカ「やあ(´･ω･`)　久しぶり。」
　　　「１ヶ月振りでございましょうか。皆様、お久しゅうございます。　不随の乗り手に代わり私セリカ（姐）が御挨拶申し上げます。」

セリカ「ちなみにその期間、問題無しの平常運行でした。ツマラン。実にツマラン。」
　　　「強いて言えばエアコンの電球が切れたかな？ってもんです。」



セリカ「……。」



セリカ「他に何かありましたかね。」



セリカ「あっそうそう。昨日ね？乗り手がね？」
　　　「キドニーブロー喰らってぶっ倒れかけたんですよ～ｗ」

《キドニーブローってなんなのさ》
　『皆様ご機嫌よう………トラ……ざい……ます……。』
　『キドニーブローとは直訳すると腎臓殴りって事なんです…。』
　『腎臓ってのはね？他の内臓より骨や筋肉等の装甲が薄いらしくてね？そんな所に強い衝撃を貰うとね？

呼吸困難を引き起こす激痛
言葉に出来ないんじゃない言葉を発せられないんだよ
約一名12月下旬の悪寒
「立てぇ！立つんだジ……！」無茶言わんの
しばらく耐えてると精神と肉体の位置がちょっとズレてフワッとする
キ　モ　チ　イ　イ

とにかく非道いんだ！』


セリカ「だそうで。」
　　　「職場で重機の手入れ中、立ち上がり様におもっきし車体に強打しただけなので御安心。喧嘩じゃありませんよ？」

セリカ「さて、一人と一台健在の御報告を申し上げたところで今回はお仕舞いとさせて頂きましょうか。」　　　「正直、喋るの飽きました。」

セリカ「では、最後に」

　『よい子のよい大人のみんな！』
　「悪い子、悪党もさぁおいで！」

　『今回お話したキドニーブローとは大変危険な技です。』
　「ボクシングでは反則扱い。大の大人でも簡単にブッ倒れます。」

　『位置は大体図の辺り。』
　「反対側を狙うレバーブローもかなり危険ですよ。」

　『下手すると腎機能障害を引き起こすらしいので絶対に叩かないようにお願いします！』
　「学校・職場で実践してみ『姐さん、今回は止めましょ…』

　「ああ、おｋ」