梅雨の晴れ間で猛暑がすぐそこでございます。先週に引き続きリアキャリパーのシール交換に取り組んでおります。きゃりーぱみゅぱみゅ。調達したリアキャリパーのリペアキットは左右セットで12千円!なお,Oリング(写真右端)は2個に見えますが実際は3個入ってます。これらはサイドブレーキ部分のOHに必要ですが,今回はピストンシールとダストブーツ,スライドピンのブーツ交換のみ行ったので使用しませんでした。スライドピンを外してシリンダーボディからトルクメンバー,パッドを取り外し。取り外したスライドピン。グリースの乗りがイマイチのような気が。ちなみにボルト(指で持っている部分)の径は15mm。スライドピンを固定していたボルト(13mm)はネジロック剤を塗布していたのでしょう,ネジ部が青いです。ピストン。パッドのあたり面がプロペラのような形状。リアブレーキはサイドブレーキ兼用なので,この「プロペラ部」をくるくる回せばピストンを取り外すことができます。しかし,手持ち工具にピストン戻しツールはなし。よってフロント同様空気圧で押し出しました。(もし「そんなやり方ダメよ!」との意見ございましたらご一報ください。文中に「悪しき例」と追記します)取り外したピストン。サビもなくキレイ。固着の形跡なし。シリンダー側もキレイ。古いシールを外し,新しいシールにラバーグリースを塗布して組み付け。ここでデジカメのバッテリーが尽きる(泣。続くダストブーツの組み付けを文章で説明しますと,1) ピストンにラバーグリースを塗布2) ダストブーツをピストン下部にはめ込み(スカートをはかせるような感じ)3) ブーツのひだをシリンダー側の溝にはめ込み4) ピストンを回して軽くねじ込み以上文章にすると大した事ありませんが3)の作業は永遠に終わらないと思うくらい難儀しました。お次はピストンの戻し。U字ボルト(58円)をスパナで回して戻しましたが,押し付けながら回してやる必要があり結構な時間と労力を要しました。晩飯で箸を持つ手がふるえるほど(泣これらの作業は専用工具を用いたほうが良いです。ちなみにアストロで売っているこのツールはこのピストンに合いませぬ(お店にピストン持参して実際にツメ部をあてがって確認)スライドピンのブーツ。右がオリジナルのガーリング製。左が今回購入したもので,弾力がありパッドの引き摺り軽減が期待できそう。スライドピンはブーツとの当たり面はラバーグリース,ピン部はブレーキシムグリースを塗布して組み付けました。最後全体を一つに組み付けて終了。結果,前後輪ともオーバーホールを要しないほどキレイでした。後輪のブレーキダスト汚れ大についてはこれでしばし様子見と致します。