点火コイル、プラグ交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
3速や2速で走っていて、ブレーキ減速からすぐに加速しなきゃいけないシチュエーションで、エンジン出力がギクシャクするのが不快で、3.5万キロ走ったイグニッションコイルとプラグを交換しました。
コイルはハイスパークイグニッションコイルのレギュラーです。
最近このコイルには、上位機種のプレミアムの他にアルティメットが出たみたいで、6本で23万……鈍感な私にはどうせ違いは分からないのでレギュラーで十分です(高過ぎでしょ)!
2
コイルの形状は純正とほぼ同じ。
ゴムの材質は純正よりも少し柔らかく、これが後ほど大変な事件を起こします。
3
プラグはNGKのプレミアムRX。
通常NGKからはA90/91スープラ対応の製品は出ていないのですが、MAX ORIDOからハイスパークイグニッションコイルと一緒にスープラ用のプラグを購入することができます。
4
という訳で、純正コイルとプラグを外していきます。
コイルはカプラーを抜いて、トルクスボルトを1本外して引き抜くだけ。
軽くスポスポ抜けました。
5
3番気筒だけ、排気O2センサーのカプラーが邪魔なので、カプラー下の爪を外してスライドさせておきます。
6
全て摘出したところ。
一応、気筒に対応した番号を書いておきました。
7
続いて、プラグの取り外しです。
純正プラグは12角の14mmなので、薄肉のプラグソケットを用意すればOK。
KTCのB3A-14SPWが対応してます。
上画像は新品プラグと純正プラグの比較ですが、純正はそこまで劣化していませんでした。
ここで、一つ目の事件が発生。
………NGKのプラグ、6角の16mmじゃん!
薄肉の16ディープは持っておらず、この日は泣く泣く純正プラグに戻して、コイルだけ交換することに。
MAXORIDOからの購入ではプラグ購入時にプラス3000円くらいで専用設計の取り付けソケットが買えます。
それを私はケチって断っており、これが二つ目の、いや、三つ目の事件を起こします。
8
薄肉16ディープはAmazonで600円くらいで購入し、翌日ウキウキでプラグ交換となりました。
ここで二つ目の事件が発生。
………コイル、抜けねぇ!!6本全部!
純正よりもハイスパークはゴムが柔らかいこともあり、コイル先端がプラグの碍子に吸い付いて抜けない抜けない…
純正はポンポン抜けたのに…
古い純正コイルだったら壊す覚悟で引っこ抜くのだけど、2日前に入れた新品となると、自制心がリミッターとなり引き抜けません。
仕方ないので、専属メカニックの知り合いの業者に相談し診てもらうと、BMWのコイルが抜けないのはあるあるだけど、大体の根本の食い付きが原因で、先端がここまで食いついたのは初めてだ、とのこと。
もう半分ヤケクソになっていたので、壊れても良いから引っこ抜いてくれとお願いしたところ、何度も引っ張り捻りながら、高いポンっ!という快音と共に抜けました。
千切れる限界近くまで伸びていたかも…
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さぁ、コイルも抜けたので、NGKのプラグを入れるか…とその時、三つ目の事件が…
………この薄肉16ディープ、プラグホールの奥まで入らねぇ!!
ここで、以前MAXORIDOから購入した際に「本当に専用ソケットいらないんですか?」とわざわざ確認の電話を頂き、「大丈夫!あるんで要らないっす!(なんかテキトーな工具で良いだろ、3000円とかたけーよ)」と断っていた事を思い出し、血の気が引きました。
…こういう事だったんか。
結局、その場でソケットを旋盤にかけて貰い、外径を19.00mmまで追い込んで貰いギリギリNGKのプラグを取り付ける事が出来ました。
上の写真は外径φ19まで切削したソケットですが、先端は指が切れる程薄く、加工の向こう側が透けるくらい薄く、正直なところプラグをトルク締めしたらクラック入りました。
12角のソケットを加工したのが悪く、6角ならもうちょっと強度は出せるかと。
3000円をケチりたい方は、6角16mmディープを買って、旋盤買って外径をφ19.00まで追い込んで下さい。これでもプラグホール、ギリギリです。
以上、たかがプラグ交換なのに、めちゃめちゃ精神的に疲れました。
業者の方にも毎度ながらご迷惑お掛けしました。
10
取り付け後。
コイル頭にハイスパークの文字。ただそれだけ。見た目のインパクトを重視する方はプレミアムかアルティメットをお求め下さい。
ちなみに、あれだけ引っ張ったコイルは一応全て無事でした。
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