GC8 フロントブレーキパッド 交換 (完遂編)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
前回、フロント右のパットだけキャリパーOHして無事組み込めました。
今回は、フロント左も同様に作業しました。
ピストン戻しツールで固着しているピストン以外のピストンを固定し、エンジンをかけた状態でブレーキペダルを踏み踏みして固着ピストンを抜きます。
ポン!とピストンが抜ける際、ブレーキフルードが飛び散るので、ボディなどの塗装面に付着したら水で洗います。
ブレーキフルードは腐食性があるので、塗装がやられてしまいます。
2
ピストンとシリンダを磨き、ピストンを戻します。
水分やサビの粉などが混入しないように注意ですね。
また、ピストンを入れるときには側面に薄くシリコングリスを塗っておきます。
3
無事、フロント左も2枚新品のパッドが入りました。
4
キャリパーなどの油圧ラインをいじったあとは、必ずエア抜きをします。
エアを抜かない状態では、ブレーキはちゃんと効きません。
キャリパー裏のブリーダープラグ(8mm六角)にメガネレンチをかけた状態で、ワンマンブリーダーをブリーダープラグに接続します。
必ずワンマンブリーダーを接続した状態でブリーダープラグを緩めます。
そうしないと、結局ブリーダープラグからエアが入ってしまいますからね。
ブリーダープラグは、メガネレンチを90度回すくらいで十分です。
ワンマンブリーダーを接続してブリーダープラグを緩めている状態になっていますので、この状態でエンジンをかけ、ブレーキペダルを10回15回ほどふみふみします。
感触がわかりづらいからエンジンはかけずにエア抜きするのが普通なのですが、この年代のABS装着車は例外で、ABSバルブが作動時にエア抜きしないといけないようです。
ブレーキペダルをふみふみすると、ワンマンブリーダーのチューブ内にブレーキフルードと空気が一緒に流れて容器に溜まっていきます。
なお、ふみふみしすぎるとブレーキフルードタンクが空になって、結局エア噛みしてしまうので注意です。
10回ほど踏んだら、エンジンルームを見てブレーキフルードを補充します。
チューブ内を空気が通らなくなったらOKです。
ブリーダープラグを閉めてワンマンブリーダーを外し、別のキャリパーでも同様の作業をします。
GC8の場合は、
右フロント→左リア→左フロント→右リア
の順番でエア抜き作業をすることになっています。
フルードラインの引き回しの関係らしいですね。
OHしたキャリパーの位置だけでなく、一度エア噛みした場合はすべてのタイヤでエア抜きをしなければなりません。
ブレーキマスターシリンダーに戻ったエアが、すべてのキャリパーに回っている可能性があるからです。
フロントとリアでそれぞれジャッキアップして、タイヤ外して…という作業がセットなので、地味に大変なんですよね。汗
5
エア抜き作業を終えたら、エンジンをかけた状態でブレーキペダルを踏んで感触を確かめます。
スカッと簡単にペダルが動いてしまう領域があれば、エア抜きに失敗しているのでやりなおしです。
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