組付　〜エンジン（腰上）のオーバーホール〜

アドレスV125Gに乗り始めてから、ほぼ10,000km走行しました。

オイル減りの問題を解決すべく、重い腰を上げてとある決断をしました。

文字通り、エンジンの腰上オーバーホールです。

今回は、掃除した部品と、交換する部品を組付けていきます。

先ずは、砕け散ったバルブシートを交換します。

色も茶色になり、対策部品化されているようです。

吸気ポート、排気ポートはカーボン取りと、ポート加工面を滑らかにするために、リューターでキレイにしました。

排気ポート側は、カーボンを除去しました。

吸気ポート側は、バリが残っている所をキレイにしました。

バルブは再利用するので、このカーボンをリューターを使って、きっちり落としました。

そして、タコ棒を使ってバルブのすり合わせをしました。

バルブとの接地面の大きさも、まだ許容範囲ですね。

組付け前の準備として、腰下、シリンダー、シリンダーヘッドの接触面を、オイルストーンできれいにしました。

尚、シリンダーも殆どキズもなくクロスハッチが綺麗に残っているので、安心して再利用できます。

今回、ピストンは海外純正品（台湾製）のハイコンプピストンセットを使用します。

個別に純正部品を注文するよりも、お得です。

特に、困ることもなくピストンが組付けられました。

ノーマルのピストンより、1mm程盛り上がっています。

シリンダーをセットしましたが、スッと入りました。

イイ感じですねぇ(´Д` )

シリンダーヘッドを付けた時に、カムチェーンスプロケットの取り付けに苦労しました。

カムチェーンテンショナーを緩めなきゃ取付できないんですねぇ(´Д` )

エンジンを一度完成させ、車体に取り付けます。

そして、配線等を繋ぎなおして、いざ火入れの儀式。

エンジンが無事かかりました！

しかし、何か音が変です。

カチカチ音がします。

早速、先生に質問です。

タペット調整のバルブクリアランスの正解を教えてもらいました。

0.10mmのところを、私は勘違いして0.50ｍｍにしていました、、、orz

ありがとう先生！

幸い、タペット調整は、一部のカウルを外せば、シリンダーヘッドの取り外しが可能だったので、サクッとを再調整し、カチカチ音が無くなることを確認しました。

という訳で、無事アドレスV125Gが復活しました。

フィーリングも、慣らし運転中ですが、交換前とあまり変わらない感じです。

焼き付きの心配もなさそうです。

という事で、年内に大仕事を完了することが出来ました！

一安心ですねぇ(´Д` )