BBS RG-H  

NCECの最初の限定モデルであるプレステージエディション用として登場したBBSのRG-H。BBSと取組の深いマツダだが、マツダ側からBBSへNCECに似合う全く新しいホイールを作って欲しいと依頼したところから、このホイールは生まれた。その後、輸入車特有のPCD112や120などに絞って、BBSのNB品としてカタログにも掲載された。それも短命に終わり、余り流通量が多くないホイールである。そういった経緯から、このデザインでは国産車が履けるPCD100や114.3の発売は一切なく、国産車が履いていればこのNCEC用のマツダ純正部品ということになる。たまにホンダ車やマツダの別車種で履いている人を見かける程度。
NCECのオプションでは色はダークシルバーのみのラインナップで、当時流行していたいわゆるハイパー塗装の、ハイパーシルバーと呼ばれるもので、黒を吹いた上からシルバーを重ねることで、濃いめの金属感のあるシルバーを表現している。これも1色での再現が難しく、ガリキズの修正は丸塗りになる。BBSのモデルは大抵いくつかの色があり個性が出せるのだが、このモデルは前述の経緯もあり、1色展開であったことから、NCEC乗りの間ではカブることも多く、見飽きる様な存在。ただ造形は秀逸で見れば見るほどハマり大好きなデザインだ。鍛造なので17インチの中ではトップクラスの軽さでもあることから、これを手放す気にもなれず、せっかくなら純正っぽくアレンジして個性を出そうと思い、ホイールの粉体塗装の老舗の小樽ラヂエーター工業さんへ送り、塗替えを依頼したもの。BBS純正のゴールドに近い色味で塗って頂いた。粉体塗装なので耐久性も高く、飛び石などには溶剤の塗装よりも圧倒的に強い。赤キャップが似合う、お馴染みのBBSゴールドホイールに仕上がった。とても満足！
(見誤ってセンターキャップの取り付け向きをミスしたのもご愛嬌...ただ恥ずかしい)