リアサスペンション交換1 失敗編
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
少し時間が出来たので、リアサスの修理に挑みます。長い時間をかけて調査をして、リアサスには
・純正品(すごく高い)
・オーリンズ製OEM品(かなり高い)
・Arnott(アメリカ製の適合品でまあまあ高い)
・中華品(すごく安い)
が流通しているようです。何が良いか悩んだ結果、とりあえず今回は品質に悪いうわさもあるものの中華品を選んで買ってみました。注文してから1週間ほどで中国から海を越えて到着。
E-bayにて購入 36,000円ほど。
これが後々の不幸になります。
2
先月の「サスペンションイジョウ」から1か月、前輪は見事にみすぼらしいほど車高が下がっており、もう悪魔に魂を抜かれたかのように弛緩しています。
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後ろも下がっているけれど、前輪ほどではありません。
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1 キーをアクセサリーにする。ギヤをニュートラルにする。パーキングブレーキを緩める。
鍵を開けるとタンクから空気が供給されたのか、まだ少し右後輪から空気が漏れる音がする。
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順番を間違えて5から始めてしまう。
5.サスのスタビライザーアーム(サスの後ろ側にある)を外す。
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6.エアサス下部のコントロールアームを外す
ここでまたまたあの恐るべき強敵が出現しました。固着した固い固いボルトです。これがもうさっぱりまわらない。
最初はホイールナットを外す十字レンチを使いますが、狭い車の下部で力が入らず。大きなモンキーレンチに切り替えて反時計回りに回そうとすると、その動きに合わせてサスペンションが一緒に動いて上に上がってしまう。サスペンションが上がるのもかまわず追いかけるように力任せにレンチを回して何とかナットを緩めることに成功。これだけでずいぶん時間を使いました。
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ここで手順2に戻ります。
2.バッテリーのターミナルを外す
3.トランク内のカバーを外す
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4-1.トランク内のリアサス上部の電気コネクターを外す。
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4-2.エアライン(空気の配線)を外す。サスを取り付けている4つのボルトを外す。
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7.ショックを取り外す
これが外れたオイルと空気漏れをしている古いサスペンションです。
「6.エアサス下部のコントロールアームを外す」、で固着したボルトに苦戦したものの、そこを除けば思った以上に簡単でした。
これってこの後はさっさと作業終わっちゃうんじゃないの(^-^)。取付後の試験走行が楽しみとこの時点では気楽でした。
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ところが私が買った交換用サスペンション、実は下側の赤丸のところのボルトを差し込む取付部がありません。
この時点では取付部を古いサスから移植すればよいのだろうくらいに考えていました。
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ところが交換用の新しいサスの中身は空っぽです。これはどうすれば良いのか。
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しかも古いサスの中身は取付部だけの話ではなくて、下側の部分には実はダンパーが入っていて(写真)、そのダンパーはオイル漏れしていて使えない。ということは、もうこの交換用部品は装着できないということです。
確認してみると、買った交換用品の商品名は、Rear Left / Right Air Suspension Spring Bagとなっています。そうです、私は中身がないバッグという外側の入物だけを買ってしまっていたのです。なんてこった ( ̄Д ̄;)、茫然自失です。
自分はエアサスのことを全く理解していなくて、外側の蛇腹のゴムの部分が空気を保持しているのだと思っていた。でも今回実物を分解してわかったのだけど、もしかするとこの中身の部分で空気を保持していて、蛇腹部分はただのそのカバーにすぎないのかもしれない。
とにかく固着ボルト以外は簡単に終わる
と思われた初体験のエアサスペンション交換は、根本的な見直しが必要となりました。作業自体はそれほど難しいものではないけれど、エアサスの知識がないままに交換を行ったことが今回の失態になりました。また対応を考えます。
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