アルファーⅡコンパクト 取り付けのお手本
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
今日はエアコンのコンデンサーをちゃちゃっと塗ってから、メイン作業のホーンの交換を行いました。
たかがホーンの取り付け。
されどホーンの取り付け。
取り付け方で、その人の技量や人柄が分かっちゃいますよね。
という事で、この投稿を見ればプロでもほとんどやってくれない取り付け方でキレイに取り付けしたので、JF1のカスタムじゃない方。
そしてスラッシュに乗ってる方は参考になると思うので、良かったら見て行って下さい。
そしてこのホーンは、JB1の時に取り付けしてた物。
乗り出してからすぐに付けたはずなんですが、15年前からアルファーⅡコンパクトってあったっけ?
と思ってますが、このパーツもキレイにしてからスラッシュに移植する事に。
写真は完成写真を寄りで撮影。
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まずは今回の取り付けの為に段取りした、ミツバのホンダ専用リレーハーネス。
あと後程登場する、取り付け時に必要な
M8ナット2個、M8のスプリングワッシャー2個。
M6首下20㎜のボルト1個、M6スプリングワッシャー1個、M6平ワッシャー2個。
そしてゲルコートチューブ5㎜と7㎜。
なんせ軽四はシングルホーンが多く、ダブルホーンにするならリレー必須。
なんて昔から言われてますが、JB1の時はプラス線を二股に割って取り付け、リレー無しで15年使用して問題無かったです。
今まではリレーを付けるとプラスターミナルから線が見えるのが嫌だったし、ホーンごときにリレーはいらないといった考えでした。
しかし最近の車はブレーキとホーンのヒューズが連動している事があるらしく、フルブレーキを踏みながらホーンを鳴らすとヒューズが飛ぶ事があって、最悪ヒューズ交換するまでエンジンが掛からなくなる。
という記事を見たので、自分だけしか乗らないなら対象出来ますが、メインは嫁はんが乗るので今回はリレーで制御する事に。
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バンパーの取り外し方等は尺が長くなるのでネットで調べてもらうとして、こちらの写真はバンパーを外して、純正カプラーにリレーのコネクターを繋いだ所。
別にコネクターは切って繋げても良かったし、4極リレーは何個か会社に転がってるので専用リレーを買う必要はなかったんですが、純正のカプラーが使えるなら使った方がええか。
と思って今回はホンダ専用リレーを購入。
尚、純正ホーンのステーはわりと頼りなく、純正ホーンのネジを緩めようとしたら曲がりそうになって、ネジを緩めるのが困難です。
そんな時はホーン自体を左手で上に支えながら、レンチで緩める方向に回せばすんなりもどけます。
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こちらは純正ホーンのステーを外して、回り止めの爪の部分をハンマーでシバいて真っ直ぐにした所。
純正ホーンが無くなると出番が無くなって可哀想なので、この純正ホーンステーを使ってアルファーⅡコンパクトを取り付けします。
頼りはないけど、使える物は使う精神で。
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片方のホーンの取り付けはこの部分。
アース線も一緒に供締めする為、ここの塗料をサンダーで削って色を落とします。
塗料が乗ってるとアースが取れないので。
でもホーンの配線を短縮後
ちょっと下みたら集中アースポイントあったやん…
ってなりましたが、折角削ったんでホーンのアースは両方ともここで取りました。
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ここから配線の短縮加工。
配線を短くしちゃうと、次の車で使う時に足りなくなるかも!
という考えの方も多いかもしれませんが、ホンダ専用と言っても取り付け場所によっては配線の長さは違ってくるので、配線はかなり長めで作られてます。
普段見えないと言っても、ボンネットを開けた時に配線がぐちゃぐちゃなのが見えるのは素人が付けたんやな。
ってなっちゃうのと、単純に配線が長いと邪魔なので、配置を決めながら若干の余裕を持たせて切断して行き、ハンダで引っ付けてから伸縮チューブで保護。
仕上げにゲルコートチューブを巻いて行きます。
画像は既に加工中。
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配線加工する時のポイントは、まずは電源配線から。
勿論、取り付け時はリレーのヒューズは抜いておくこと。
リレーとヒューズの配置を決めて、そこからどれだけ配線の長さがいるか現車合わせしながら切って行きます。
写真はリレーからヒューズまでの配線が無駄に長くて短縮。
逆にヒューズからバッテリーに繋ぐ配線が短かったので、さっき切ったやつを継ぎ足しました。
尚、ハンダで繋ぎまくると電気抵抗が…
なんて事も熟知してますが、ただ使用するだけならどれだけ継ぎ足しても結線さえ出来てれば問題無しです。
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リレーを両面テープ五重重ねで固定します。
両面テープの厚みは0.8㎜。
それだけだとリレーのフックの厚みが邪魔して取り付け出来ないので、こういった場合は両面テープ増し増しで取り付けます。
ただ、先に取り付けしてから配線を動かしたりていると、まだ接着力が出てなくて動いたり剥がれたりするので、配置を決めておいてリレーとヒューズの固定は一番最後にやるのがマスト。
ヒューズも同様の方法で固定して行きますが、こちらは三重の極みくらいで固定出来きます。
あっ…
るろ剣ネタです。
ちなみに使用してる両面テープは、業務用の3Mハイタック。
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次にホーンの配線を短縮加工。
後からチューブで巻いて見えなくなるので何色でもいいんですが、ダイソーの伸縮チューブは複数の色が入ってて、配線と色が合うのでいいですね。
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そこからハンダで付けて伸縮チューブ。
ゲルコートチューブを被せていき、配線の先端は配線テープで仕上げ。
ホーンの取り付けはM6、首下2cmの物で固定。
取り付けは、ホーンとホーンステーのナットを緩めておいて、ある程度位置が決まったらホーンに取り付けしてあるステーのナットを締める。
これはホーンステーの角度調整ですね。
そこからスラッシュ純正ホーンステーを使って取り付けて行きます。
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もう片方は、純正のネジの首下が飛び出てるこのポイントで、このボルトを使ってナットで固定。
そして先ほど取り付けしたホーンのネジは、純正ホーン取り付けネジで首下が長いので、反対側と合うようにと緩み止めも兼ねて、ここにもナットを追加。
赤丸で囲んでるナットの事です。
尚、ダブルホーンの場合、出来るだけ近くに設置した方がキレイな音が出ます。
確か左右の向きもこれで良くて、高さは同じにした方が良かった気もしますが、どちらかを上げたり下げたりすると、元々の配線にホーン本体が干渉しちゃうんで、JF1に取り付けするならこれがベストな位置ですね。
あと、何かあった時の整備性を邪魔しないポイントで、2つ並べておけるのは左ヘッドライト下のこの場所しかありません。
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そして純正ホーンに繋ぐ配線とアース線の短縮加工。
この配線は既に2本まとめてゲルコートチューブの中を通ってるんで、短縮する時は片方ずつやります。
両方一気に切ると、どっちがどっちかわからへん!
ってなるので。
ここでまた配線を短縮した後に
集中アースポイントでアースすれば良かった…
と、同じ事を繰り返してしまったけど、純正ホーンのステーを止めるネジが遊んでたので、ここでアースを取る事に。
尚、配線の際までテープを巻かないのは敢えてです。
ここは確実に水がかかる事があるので、下手に覆うとそこで水が溜まって逆にサビやすくなるので。
純正アースポイントも、なにも保護してないのがその理由でしょうね。
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最後にリレーとヒューズの固定。
社外のバラストなんかも両面テープで固定します。
最近誰かが紹介してるのを見掛けましたが、ハイタックの両面テープを使っている人が、自分以外にも居る事には地味に驚きでした。
私は会社で取り引きがある塗装屋から仕入れてるのでタダですが、10m巻きとかなんで結構金額は高いはずなので。
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そして完成をヒキから撮影。
タイラップは10本くらい使用して配線を固定。
タイラップを切った後は、切った部分を回して見えなくしておくのが、ちょっとした小技ですね。
そして鳴らしてみると、リレーレスの時より音がちゃんとハモってるような音に変わりました。
これにて作業終了ですが、JF1でならこちらで紹介されてる投稿の中で、一番キレイにホーンを取り付けしていると言っていいでしょう。
尚、作業時間はコンデンサーの掃除とフィンの曲がりの直しと塗装。
あと、ライトの下側とバンパーのライトに被る部分の磨きも含めて約6時間。
ホーン交換だけなら、多分4時間くらいかかりました。
なんせたったこれだけの作業でめっちゃクタクタなんで、年を感じちゃいますね。
そんな感じで、明日は引き続きボディーの磨きをしようと思います。
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オマケ。
バッテリー周り等、配線の感じが気になる人もいるかもしれないので。
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ライトの裏側辺り。
17
ライトの下周り。
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