パンダは普段使いで運転しています。
自転車積んでカーサイクリングにも活躍しています。2台積み、2人で十分対応できます。
同クラス国産車と比べると電気、電子仕掛けはかなり貧弱?です。ボトム車なので初代パンダから徹底したコストダウンを引き継いるのでしょうか?それでも日本仕様はフル装備なのでしょうけど...
1.イグニッションキー:OFFとACCの2ポジションのみ。
2.ライト:オン、オフのみでスモールライト位置無し
3.バックミラー:手動折りたたみ 電動作動無し
4.ワイパー:間欠、通常、高速の3ポジションのみ 無段階調整なし
5.エアコン:手動のみ オートなし
6.パワーウインドウ:前部座席のみ 後部は回しハンドル手動操作
上記仕様では一般ユーザーから敬遠されてしまうでしょう。まぁ設計思想を理解して慣れてしまえば特に不便は感じません。前車2代目プリウスは電気、電子仕掛けてんこ盛りだけど使い方が分からなくて、各種機能使い熟せませんでした。
優れた部分
1.制動装置:制動力は十分で、ペダル踏み力により制動状態が把握できるE46M3に似た感覚です。2代目プリウスはスポンジブレーキで、リアブレーキはドラムだし...日本は概ね低速走行で理解はできますが、目立たない箇所でコストダウンを図るトヨタ戦略です。
2.発進加速:小排気量エンジンでしかも2気筒なので非力と想像してしまいます。信号待ちからの発進加速は良好で、ターボ効果なのか容易に交通の流れに乗ることができます。
3.走行装置:通常はFFですが、車速センサー、ハンドル角エンコーダ、アクセルアクチュエタ等の信号から自動的に4WDへ切り替えます。プログラミングは、どの様なイベントで4WDに切り替わるか不明ですが、都内&高速走行で切り替わることはほとんどないです。切り替わった場合ビープ音で知らせます。(たまに鳴るのでそう思います)同時期同クラスの国産車は、全て機械式ビスカスカップリングでした。電子制御オンデマンド4WDを100%良しとはしませんが、予知で切り替わるので採用したのでしょう。好感が持てます。
4.懸架装置:路面状態が把握し易い。好みによると思いますがプリウスより足回り、車体剛性もしっかりしていると思います。パンダ4X4と方向性が異なりますが、プリウスはフワフワして地路面状況が把握し難いと思います。
100%使い勝手が良好だとは言いませんが、お客様神様で色々な装置てんこ盛りにして至れり尽くせりの国産車より、使い方を特定して不必要と判断した個所をスッパと断捨離し、必要な個所は妥協しないコンセプトは気持ちが良いと思います。設計思想が明快で、納得できる人には良い車と思います。

使い古しの毛布が自転車の緩衝材です。

Posted at 2025/03/05 13:38:10 | |
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