リア　Hi-Lowキット取付　その１

フロントにはハイローキットが入っているが、リアはノーマルのままだった。最初の点検で、リアのラバーコーンとストラットコーンが外れているのを発見した。まだ車検が通らないほど車高は落ちていないが、ハイローキットを入れることにした。

まずはジャッキアップして、サブフレームにウマをかける。

ガソリンタンクをずらさないといけない、面倒な左側から取り掛かる。

スペアタイヤを取り出し、タンクを固定している1/2インチの長いボルトを外す。

燃料キャップを一旦外し、タンクをずらすとショックアブソーバーのトップナット（赤丸）が見える。

トップナットは9/16インチ。ナットだけを回そうとするとシャフトと共回りしてしまう。シャフトをモンキーレンチつかんでコンビネーションレンチで緩める。緩んでしまえば、ショックのケースを左手でつかみ、14mmの板ラチェットで回転させれば、ナットは素早く取り外せる。厳しい姿勢を強いられるので、できるだけ手早く作業するのが良い。

この日のために給油せずに空になる寸前にしておいた。残りが多いと動かすのは絶望的だ。タンクをずらすとスペアタイヤの収納部に傷がつくので、カーペットを敷いておくとよさそうだ。

外したついでに、給油口のパッキンとボディをきれいにしておいた。

ショックを縮め、後方にずらしてラバーコーンとコーンストラットを取り外す。

燃料タンクをずらすことをのぞき、右も同じ作業でラバーコーンは取り外すことができる。

取り外したラバーコーンを見ると、ストラットコーンが外れて押したことで、金属製の勘合部分が大きく変形している。このままでは、当然ハイローキットも組むことができない。

ハンマーで叩いてみても、変形を修正するにはほど遠い。ラバーコーンの交換も考えたが、だめもとで修正方法を工夫してみることにした。

専用工具などはないので、手持ちのアイテムで工夫することにする。

工具箱にロングナットがあったので、これをグラインダーで適当な長さにカットし、ボルトをねじ込む。これをラバーコーンの変形部分に叩き込み、レンチで回転させて全長を伸ばすことで変形部分を広げることにする。

位置を変えながら、何度か修正することで大きな変形は修正することができた。しかし新円とはならず、コンマ数ミリの歪みなどのためまだハイローキットを組むことができない。

その２に続く。