アウディ Q8 スポーツバック e-tron

ユーザー評価: 4.2

アウディ

Q8 スポーツバック e-tron

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EVに乗り換えた感のしないEV - Q8 スポーツバック e-tron

マイカー

EVに乗り換えた感のしないEV

おすすめ度: 4

満足している点
・サイバー感の強いデザインが多い外資系BEVの中で1番デザインバランスが良い。特にスポーツバックのサイドからリアにかけての造形がとても美しい

・後部座席のラグジュアリー感が良い(前席は斬新さは無いもののいつものアウディらしい上品さ)。夜モードで車内のアンビエントライトが点灯するとラウンジバーかクラブでまったりしてる感覚になる笑

BEVはプロペラシャフトが無いので、車高がそこまで高くない車なのに後部座席真ん中の盛り上がりがなくフラットなのは後部座席の居住性の向上にかなり寄与している。
しかもホイールベースが長く、Cピラーもかなり後ろにあるので、リアウィンドーがとても長く、開放感のある景色が楽しめそう。

・オプションのBANG & OLUFSENのオーディオはマストバイ品質。音の立体感が秀逸で、かつ低音が全く割れずにずっしり響く

・エアサスは高価だけど快適性が全然違う。これにドライブセレクトのコンフォートモードで街乗りは相当快適

・リアライトバーはトヨタ、レクサスより上質だと思う。特にパワーオフにしてから少し経つとリアライトがすっと流れて消える演出がカッコいい

・フロントドアを開けた時の鮮明なe-tronロゴとフットライティング

・車内のアンビエントLEDライトは色が調節可能。色々試したけどネイビーブルーがヤンキー車っぽい感じにならず上品で落ち着いてとても良い。日中もトンネル通過する時にふっとさりげなく点灯して洗練さを強調するいい演出になっている

・初代e-tron含めて、ほぼ街中で見かけない(都内在住)。ChatGPTにてQ8 e-tronの東京の登録台数を調べてみたら2023年で推定数十台〜100台程度とのこと。東京都の登録自動車台数が約400万台(貨物車除く)なので単純計算で4万台に1台😳

・BEVの保険料(車両保険除いて)はどのくらい跳ね上がるか心配だったが、結果BEVだから高くなるという事はなく、むしろ自動ブレーキなどの安全装備が進化した事が寄与して前車Q5(2018年式ガソリン車)より年間で5,000円安くなった。色々ネットで調べたらEVは保険料は高くなる傾向があると聞いていたが、今は流通量も増えて事故・故障のリスク検証サンプル数も増えた事もあり、保険料が高くなるという事は無さそう。
不満な点
・バーチャルエクステリアミラーは距離感掴めなく一生慣れなそう。しかも電動格納できず手で畳まないといけない。同乗者はみんな「最先端で凄い!」と驚くけど正直、このオプションはかなり失敗した(27万円かける価値全くナシ)

・シームレスな加速は良いし、当然速いがやっぱり街乗りでも高速でも多少の重さは感じる

・フタが開けっ放しの収納ボックスのようなセンターコンソールのデザインがとても中途半端(独特のシフトの形状に上手くフィットするデザインが煮詰まらなかった感あり) 。前車Q5はインパネ周りの優しく包まれるような「おさまり感」が好きだったので、この車にはそれが無く残念

・電費はカタログスペックより結構劣る

・充電ケーブルが4.5mと中途半端な長さ。自宅の電源から車までギリギリ届かなく、メルカリで延長ケーブルを購入して対応

・アウディは伝統的にナビのインターフェースがいまいち痒いところに手が届かない感がある。Type-CのUSBケーブルをiPhoneに繋げるとCarPlayに切り替わるので、そこからGoogleMapのナビを使った方がより便利

・不満ということではないが、ヘッドライトのカミングホーム/リービングホームアニメーションはカッコいいし好きな演出だが、目の前に違うメーカーの車が停まっていてそこにアウディのロゴが投影されるとちょっと挑発的過ぎるかなと思って駐車スペースに気を使ったりすることがある(最初からオフにすればいいんだけど)
総評
本来車を選ぶ時に、国産、海外、特定のブランドにこだわりは無いが、TT、Q5から今回のQ8と結果的に3台続けてアウディ乗り継ぎになった。一芸に秀でてるというより総合的な仕上がり、質感、ラグジュアリー感、洗練さ等のバランスが多分1番自分に合ってるのだと思う。高級と大衆の間の絶妙なバランス感のブランディングも、他のラグジュアリーブランドの立ち位置やイメージと比べて非常にスマートだなとも感じる。

今回人生初のBEVをフラットな頭で選ぶ時に、まず最初にICE車と差別化を図ろうとして尖り過ぎたデザインのBEVで攻めるメーカーが多い中、結果的にアウディのデザインが洗練と革新と慎ましさの最適バランスと感じた。

運転フィールについても、某BEVメーカーのような「強烈な加速感」を見せつけようとするのでなくて、BEVでもアウディの変わらない「とにかく疲れないドライブ」哲学を更に追求しているような感じがして、それは人によっては凡庸で肩透かしなのかもだけど、自分的にはそれが1番しっくりくる車の楽しみ方だなと思った。

話変わって、電費についてはカタログスペックではフル充電で501km(WLTCモード)だけど、実際はエアコンなどの使用にもよるが、その85%ほどの420km。それに加えて、フル充電はバッテリーへの負荷から推奨されてないので80%程度の充電に抑えるとしたら実質340km程度が普段使いの走行距離上限目安。ちなみに通常の自宅充電の200V/3kWhだと充電は約24時間かかる。もし30〜40万円程の工費をかけて出力を3kWh→8kWhにパワーアップすると同じ充電量で約8.5時間に短縮されるがまあまあな費用なので一旦普通充電で様子見。

自分は主にレジャーや週末の買い物での使用で年間5000km程度なので、月1-2回の充電になりそう。上記の通りフル充電は丸一日かかるので、週末車使う予定がある場合は土日使ってそれぞれ前夜から朝まで12時間ずつ分けて充電するか、あるいは2週に分けてやっている。これがもし年に1万キロ乗るペースだと、計算上は毎週どこか1日ほぼ1日かけて充電するか、毎週土日にそれぞれ半日かけて自宅充電しなくていけなく、それはちょっと負担感が増すかなという感じ。

なので今後の充電頻度によっては、このままで行くか、お金かけて出力上げるか、もしくはPCAアプリからメンバーシップ定額プランに加入して、近くの充電スポットで毎回30分程度の急速充電をした方がいいのかの検証予定(ちなみに急速充電はバッテリー寿命を縮めると言われているが、色々調べるとそこまで心配しなくても良いそう)

以上を踏まえて、ガソリン車よりエネルギーコストは40%程度に抑えられそうだが、便利さ/不便利さのトレードオフをしっかり考えて、今の自分のカーライフに照らし合わせてよく検討した方が良さそう。イメージとしては日々の通勤に使用する場合は自宅充電の頻度が高く生活環境によっては大変になるので、EVは引き続き不向きかもしれないが、レジャー使用であればそこまで支障にならず、所有満足度は高い車であるかと感じる次第。

それにしても街中、郊外、高速いろいろ走っても全く見かけない。半年で1回あるかないかのペース。BEVだしこの価格だし(アウディの本来のブランドバリューから鑑みてもちょっと高すぎ)、総じていい車なのに他車との比較で最終決断されにくいのだろう。でもここまで被らないと結果的には所有満足度を高める大きな理由の1つになっている。

デザイン
5
ドイツ車御三家BEVのSUVを比べた時に、EQシリーズはなんかずんぐりむっくりだし、iXシリーズは嫁全拒否なイカツさでどちらも絶対ナシとなる中で、e-tronが際立ってスマートでバランス良く見える。特に後ろ斜め45度の角度からの造形が1番お気に入り(トップ画像)

写真で見るとコンパクトサイズのクーペにも見えて、とても全長 4,915 mm x 全幅 1,935 mmのサイズには見えないのが面白い(通常のクーペより3インチ程大きい21インチタイヤを履いているのが目の錯覚を起こすのか、写真からのイメージと実際のサイズのギャップに最初驚いた)

リアはラゲージスペースを犠牲にしてでもスポーツバックを選ぶ十分な理由となるデザインが最大限発揮できていて、今後定着していくであろう一文字リアライトバーと組み合わさった夜モードのルックスが最高に素敵と思う
走行性能
4
AUDI Qシリーズ乗り継いだ方にとっては違和感まったく感じないはず。変速ショック無しにスーッと瞬時に120kmに達するのがEVならではかな。

でも体が仰け反る感じは全く無く、体感スピードとメーターの数値が合ってない感じで、「遂にアウディの最先端テクノロジーは物理の法則さえもキャンセリングしてしまったのか!?」と一瞬考えてしまったほど。
乗り心地
5
Q5の時は常時ドライブモードはコンフォートだったけど正直ダイナミックや他のモードとの乗り心地の違いがあまり分からなかった。その点、エアサスのQ8は割と違いが分かりやすく、コンフォートは文字通り固さのない心地良い乗り心地。でも通常は電費効率の良いエフィシェンシーかオートにしていて、ロードコンディションに合わせて車高やサス、ステアリングの固さが変わるのが面白い。人生初のエアサス車だけど、コイルには戻れなくなる快適さでとても良い。

車内の静粛性は、アウディが元々優れている領域だから、さすがというか、安定しているというか。車外音はもちろんエンジンレスなので静かだが、嫁いわく、スペースシップみたい、と形容する未来的な走行音がするらしい。
積載性
3
ボンネット内の収納は充電ケーブルで埋まるのでそれ以外の使い道は無さそう。ラゲッジスペースはスポーツバックの為リアエンドにかけて高さが無くなるけど、さすが4915mm長だけあって、奥行きが後部座席まで手が届かない程余裕があり、積載性は十分と感じる。

更にラゲッジスペース床下はスペアタイヤ入れなければかなりの荷物が入れられそう。BEVのコンポーネントのレイアウトがガソリン車よりもフラットにまとまるので、収納性の向上につながって明確なBEVの利点の1つと言えそう

前車Q5でトノカバーの裏面のネットに傘を入れられてとても便利だったけど、Q8 e-tronには無いのでそこが少し不満。
燃費
3
EVなので航続距離の観点から言うと500kg軽いQ4 e-tronが航続距離も100km長いので、とにかく2570kgは重いの一言に尽きる。

バッテリーも充電環境も日進月歩で改善されていくので、その意味では待てば待つほどEVは買い時になっていくのだろうけど、個人的には毎充電で350km-420km走れるなら今が買い時と思って購入。

話変わるが回生ブレーキは面白くて、上り坂はバッテリーみるみる減るけど、下り坂も逆にみるみるエネルギーを回収していくので、上がり坂と下り坂を交互に続けたらかなり航続距離が伸びそう(そのあたり箱根峠で検証した動画がYouTubeでもあるのでチェックしてみると面白い)
価格
2
個人的に必須と思うオプションの【サイレンスパッケージ】、【インテリアパッケージ】、【ブラックスタイリングパッケージ】をつけるとプラス83万円というのも含めるとやっぱり価格は相当高い。プロパー価格だとマカンEVも買えちゃうし、ちょっとオススメできないけど、ディーラー新古車が800-900万円前後で結構流通しているので(プロパー価格だと全然売れてないんだろうな)、その価格で程度良いものならアリだと思う

EV購入をためらう理由の1つとして多く挙がるリセールバリューの低さについての私見としては、今のBEV市場はアーリーアダプターからアーリーマジョリティに移ってきたかなという所で、更に4-5年後の需給バランスも今より大きく変わるだろうから、それに応じてリセールバリューも高まる事を期待したい。

ただし4-5年以内に全個体電池化のイノベーションが起こっていて、1充電あたりの航続距離1000kmが当たり前ということになってたら、(400km程度のBEVのリセールバリューは)厳しくなってるかもしれない。

つまりトヨタのマルチパスウェイ戦略が端的に示すように、誰も近い将来でさえEVの市場性をハッキリ見通せず多くの不確実性が残る内は、そもそもリセールバリューを気にしていたらBEVは買わない方がいいかもしれない。

追記: 2025/5/17の米国CAR&DRIVER誌の記事で、Q8 e-tron発売から約2年で廃番決定との事。残念ではあるが、市場評価は必ずしも車のクオリティに直結しないという1つの証左として、寧ろこの車に対する愛着が更に湧いて、希少で良い車をゲットできたという喜びが今後増して行けばいいなと思う。
故障経験
1年経過するが今の所何も無し

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