シフトノブがもげ取れたので自作してみた
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
3年前に乗り換えた3台目のエルグランドE50。実は最初からシフトノブが回ってた。
「後期型ってシフトノブ回るのかぁ」とか思ったけど、そんなことあるはずなく、ある時ノブがもげた。
E50のシフトレバーは先端がネジではなく圧入だった。簡単に変えることもできないので、とりあえずレジンを流し込んで暫く固定されていたのだけど…
2
再びもげる。
3
穴開けてモクネジで止まるかと思ったけど、圧入部が削れて無くなったからモゲた訳であって、中には隙間があり、ノブとレバーが密着してない状態だ。ネジを締めこんだところでグラグラというかふにゃふにゃは止まらない…
4
走れない訳でもないし、この程度でレバーごとどこかへ修理依頼するのも面倒だし。
悩んだ末に自作することに。
材料は「ドライバーの柄」
ちょっと削ればハマりそうじゃん。的な発想
5
実は新しくウッド柄の貫通ドライバーを買ったのだけど、一回も使わずに分解するのが惜しくなり、使い古したドライバーを利用することにする。
多分エルグランドと同じ20年越え選手のドライバー。今までありがとう
6
シフトレバーの太さは12.5mmで、ギザギザした先端の圧入部は10.5mmだった。なので、12.5mmの穴の先を9.5mmにしてしっかりガッツリとギザギザ部が刺さるようにする。
7
オーバードライブのスイッチはオリジナルを流用。丸じゃなくて四角い形なので面倒だったけど、そもそも15ミリの穴をあけるドリルは持ってないので12ミリで開けた後にルーターで現物合わせしながら合うように削ってゆく。
面倒だけど長年愛用したドライバーの為にも、もはや後には引けない…
8
図にすると大体こんな感じ。
実際はO/Dスイッチの奥にもう少しスペースをとっていて、最後の取り付け時に配線がぐるぐるっと収まるスペースがあるようにした。
9
いざ取付。
オリジナルはどうやって取り付けてるのか知らんけど、O/Dの配線がやたら短いので延長しておく。
10
ノブに配線を通したら木槌でコンコンしながら圧入?してゆく。
コンコンコンコンコンコンすると、ジワジワと刺さり、本来の位置まであと3ミリに迫ったけどそれ以上進まない。
たぶん12.5mmの穴と9.5mmの穴の中心がズレてるんだろう。旋盤で開けた訳でもないのでズレない方がおかしい。もしくは予定深度まで到達しているか…
ためしに動かすとビクともせず、抜けることも無い、というかもう抜けない。
これ以上叩くとシフトの根元がどうにかなりそうなので良しとする。
11
配線後にスイッチを挿入しないといけない。挿入分の2センチほどの2本の線を収納することになる。たかが2センチの細い配線だけど、手で触りながら処理できる場所ではないので隙間に収めるのはムズイ。
ので、なるべく短めにして接続し、配線溜まりの厚みを少なくする。あんまり攻めると半田が超絶技術になっちゃう。
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スイッチを右回転させて配線が捻じれるように差し込むことで、捻じれた配線がさらに右巻きに巻かれて平らに収まるようにする。最初は入らなかったけど何回か挑戦したらハマった。
ハマりすぎてもう抜けない感じだったけど、グルーガンでブラックのスティックをスイッチとノブの隙間にちょっと埋め込んで固定。兼、隙間空いちゃってっる感をごまかす。
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出来上がりこんな感じ。
クラシックなアメ車のトラック?みたいなウッドな感じになるかと思ったけど… ん~、普通にドライバーの柄だ(笑)
手がでかいのでオリジナルより使いやすいかも。
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