腰上O/H① 分解
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
不動ということで譲り受けたYB-1Fourの予備エンジンの状態を確認するべく、腰上の分解をしました。
2
フィラーキャップのレベルゲージを確認したところ、オイルは抜いてあるようです。
3
赤丸で示した部分を緩めます。
大きめの箱や自転車のカゴ等があると作業がラクです。
4
カムスプロケットカバーの+ネジは、貫通ドライバーとゴムハンマーでシバくのがオススメです。
5
本来はコインドライバーで外すべきですが、初めて分解するエンジンは大抵ひどく固着しているので、-の貫通ドライバーとゴムハンマーでシバいて外しました。
溝が舐めないように注意しながら矢印の方向に叩きます。
バーナーで炙ったりするのも有効かもしれません。
今回はここで20分程格闘しました。
6
ソケットレンチ等でクランク側、メガネレンチ等でカム側を回して、カムスプロケットを固定しているボルトを緩めます。
どちらもボルトの頭は17mmです。
7
カムチェーンテンショナーの上部にあるボルト(10mm)を緩めておきます。
カムチェーンテンショナーの隣に付いている、コンペンセーターは機能していないようです。
8
六角ボルト2本を外し、カムチェーンテンショナー本体を取り外します。
9
シリンダーヘッドを外す際には、スタッドボルトの袋ナット(12mm)4つと細いロングボルト(8mm)2本を外す必要があります。
ヘッドを取り外す前にタペットキャップ(24mm)も緩めておくとラクです。
10
カムスプロケを外します。
自分はラジオペンチで付け外しをしています。
11
袋ナット4つ、ボルト2本、カムスプロケを外せばシリンダーとヘッドが取り外せます。
色々な方向からゴムハンマーで引っ叩くと調子よく外れます。
12
かわいらしいサイズのピストンが見えたら、作業時にゴミがクランクケース内に落ちるのを避けるために綺麗なウエスを詰めます。
4stYBはロングストロークなエンジンなので、50㏄の中でもかなり小さなピストンだと思います。
13
ラジオペンチ等を使ってピストンピンサークリップを取り外します。
適当に作業すると弾け飛ぶので、特にウエスを詰めずに作業している人は気を付けてください。
14
サークリップを外したらピストンピンを外します。
叩いたり、力任せに作業するとコンロッドが曲がって腰下分解コースなので慎重に作業します。
ピストンピンは12mmなので、自分は1/4インチの8mmソケット(外径11.6mmだった)にエクステンションを取り付けてピンを押し出しています。
15
無事にピストンを取り外せました。
状態としては、大きな傷や固着もなく、クランクもスムーズに回転している事から、本当に不動だったのか??と疑問に感じる状態でした。
エンジン以外に始動しなかった原因があるのではないかと予想します。
[PR]Yahoo!ショッピング
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク