今年のゴールデンウイークは久しぶりの北米でした。家族旅行を兼ねて卒業式に参加してきました。
アメリカではコロナはなかったことになっているなと思いました。マスクをしている人はいないし、マスクしましょうという的な看板等はみかけませんでした。もしマスクをしていたら、何らかの事情がある人とみなされ浮いた存在になりそうです。
ロスベガス(ロサンゼルス・ラスベガス)→コロラドの周遊でした。
ロサンゼルスではハリウッド散策とディズニーアドベンチャーパークが主な目的です。ハリウッドは普通の街でしたが、道中で千葉フォルニアに似た道を通りました。
ディズニーアドベンチャーパークは日本のディズニー・シーに比べるとすいていました。ディズニーのアプリでLightning Laneを予約すると効率良く園内を楽しむことができます。印象に残ったアトラクションは"Radiator Springs Racers"(レイディエイター・スプリングス・レイサーズ)と"Guardians of the Galaxy - Mission: BREAKOUT!"でした。Radiator Springs Racersはカーズのアトラクションで娘も大はしゃぎでした。Guardians of the Galaxyはタワー・オブ・テラーと類似のアトラクションで座席がびよーんと上下します。なんと、娘はGuardians of the Galaxyは怖かったと機嫌が悪くなりました。
園内に架空の都市、サンフランソウキョウがあり、米国でも日本語が使われていることを知りました。ただし、東京や長万部で使われている日本語とはちょっと違います。
Mr.インクレディブルのローラーコースターはメンテナンス中で稼働していませんでした。タイミングが合えば、途中で停止して、頂上から足で降りてくるというアトラクションが体験できたかもしれません。
サンフランソウキョウの屋台で売っていた七面鳥脚は巨大でした。日本のテーマパークで見かける七面鳥脚の三倍の大きさです。私は文化面では草食ですが、食性は肉食なので、七面鳥にかぶりついていました。
旅の中盤はラスベガスです。ロサンゼルス→ラスベガスの移動はレンタカーです。今回はカローラ・クロスを借りました。ナビが付いていなかったのでディスプレイオーディオに自前のスマートフォンを接続してAndroid Autoを活用しました。カローラ・クロスは想像していたよりも良い車でした。
ラスベガスへ向かう道中、アウトレット近くで、大人気のハンバーガーチェーンの"In-N-Out Burger"で昼食でした。韓国の団体客でにぎわっていました。観光バスで乗り付けるハンバーガーチェーンはすごいなと思いました。これこそハンバーガーという味でした。
ラスベガスへ向かう途中で"ALIEN FRESH JERKY"(ありえん フレッシュ ジャーキー)の看板を見つけたので立ち寄りました。アジア系が全然いない面白い空間でした。ジャーキー、ペッパーソース、エイリアングッズ、エナジードリンクと現地人が大好きなグッズのお店です。
砂漠の中を走ること数時間、とうとうラスベガスに到着です。砂漠の中に巨大な街を開拓するとはすごいです。
ラスベガスは私のようにギャンブルをしない人でも充分に楽しむことができます。
ホテルの無料ショー、シルクドソレイユの"Michael Jackson ONE"、"Sphere"などを堪能しました。
Sphereは外から見てもすごいのですが、中も迫力がありました。巨大建造物の中が全部スクリーンという感じです。
ちなみに米国の人は大柄な人が多かったです。小さい頃、米をちゃんどけねどおがらねぇど(米をちゃんと食べないと成長しないぞ)と言われたような気がするのですが、実際は違うようです。米を食べなくても、毎食ハンバーガーやピザを食べると体が大きくなるようです。身長六フィート、体重二百十ポンドの私は線の細いフィジカル面では弱そうなアジア系の人に見えていたと思います。
旅の後半は卒業式への参加です。私のような平凡な日本人にとって、アメリカの大学院の卒業式への参加は一生に一回のイベントです。通常、学位取得は親の課金ゲーム的要素があり、学習塾、私立の学校への投資と行った経済力がものをいいますが、私は親に与えたもらった経済的・文化的背景から学習塾や私立の学校といった贅沢品とは無縁でした。(二月の勝者というドラマで学習)
日本の公立と国立の学校を経て、米国の州立大学で修士号をなんとか自分のお金と労力で実現しました。
ラスベガス→コロラドへは飛行機で移動しましたが、現地の足はレンタカーです
。
せっかくだからということで渡航前にキャディラックエスカレードを予約していたのですが、貸し出す予定の車両がロッキー山脈で破壊されたとのことでBMW X七になりました。なんと、BMW X七は素晴らしい車でした。動物のような巨大な鼻やロボットのような顔はあまり好みではありませんが、乗り心地や静粛性はレベルが高いです。直六ガソリンエンジンもフィーリングが良かったです。
米国の接客業は微妙なところが多いですが、今回の"SIXT Rent a Car Denver Airport"は非常に高感度が高かったです。
米国はカード社会ですが、念の為、現金もある程度持っていたほうが良いです。デンバー観光したときに時間貸し駐車場を利用したのですが、手持ちのカードでは出庫できませんでした。たまたま係員がいたので事情を説明したら、「おぬし、米国で発行されたカードを使ったでござるか?」「あたし、日本からきた異邦人であり米は食べるけど米国には住んでいないの。日本と呼ばれるサムライやゲイシャが跋扈するニンジャーが活躍する極東の神秘の国で発行されたカードしか持っていないでござるけど、どうしたらよいべが?」というやり取りの後、本来は現金精算できないゲートだったのですが、精算用のクポーンを発行してくれて出庫できました。財布の中は残り壱ドルになりました。
卒業式は二本立てです。全校レベルのCommencementと学部学科単位のGraduate Recognition Ceremonyです。
Commencementは校内のスタジアムで開催されたのですが、人がたくさん集まっていて圧巻でした。有名人のスピーチもあり盛り上がりました。
Graduate Recognition Ceremonyは屋内でこじんまりとしていましたが、多くの卒業生が家族同伴で参加していました。
米国の大学院で学位を得るのは、大学院レベルの英語力と学力があれば誰でも達成できますが、私のように年を取ってからの挑戦はなかなかきつかったです。でも、学位という形で結果が得られたのでうれしいです。
海外では修士号や博士号は社会に出てから学校に戻って学位を取る人が多いようです。また印度人は勉強熱心な人が多いイメージがあります。
私の学科で修士号を取得した人は印度系の人が多く、卒業生代表のスピーチも印度系の人でした。
娘も同伴だったのですが、おそらく、私が期待したような刺激は受けていないと思います。でも、私とは違って、ちゃんとした環境でちゃんとした刺激を受けて私よりちゃんとした大人に育って欲しいと思います。
ちなみに滞在中、娘がマクドナルドを食べたいと言ったので、せっかくだから、炭で調理したハンバーガーを出すレストランに行ったところ、マクドナルドのほうが好きとのことでした。まるで子供の味覚だ。
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2024/05/19 12:31:35