まさかの完全無点火は点火プラグ自体が原因だった
| 目的 |
修理・故障・メンテナンス |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
 初級 |
| 作業時間 |
30分以内 |
1
ここんところワゴンRのエンジン失火が激しくなり、エンジンの負荷が重くなるほど失火も増えるという、あるあるな状態にもなりました。
特に始動直後は1気筒で辛うじて回る時間も結構あるくらい失火が激しいので、IGコイルの出力コネクターを含むプラグコードの差し込み部分や、デスビキャップの電極周囲にグリスを塗る※などして漏電対策を徹底したけど、効果なし!
※グリスを塗るのはブラウン管テレビで用いられる高圧漏れ対策
2
周囲を暗くして点火系の漏電スパークが無いかチェックするも、漏電スパークは目視するかぎり無し!
アーシング不良も疑って新たなアーシングを仮追加しても変化なし!
3
残るは点火プラグしかあるまい?ということで、改めてギャップ調整し、徹底的にクリーニングするだけでなく、バーナーで炙ってカーボンも焼きました。
4
それで組み戻したら、まさかの初爆すらない完全無点火の状態(エンジン始動不能)に陥りました。
怪しまれるIGコイルの出力は1cm以上飛んでましたが、それもアレコレ診ている間に飛ばなくなりました。
エンジンが掛からなければ、近くの川が増水しようものなら、そのまま廃車になってしまいます。
5
そこで以前つべ動画を観て負圧センサーを譲ってくださった方にコンタクトを取ると、自分が持っていても使うことが無いとしてIGコイルユニットほか手持ちの部品一式をお譲りくださることになりました!
まさに救世主です。
6
今日その一式が着きましたが、その中に使用済みプラグも入っていたので、確認のために(広がっていたギャップを適正値に調整しクリーニングも施した上で)取り付けたら、まさか!まさか!短めのクランキングを経てエンジンは元気よく始動し、かなり軽やかに、しかも安定して回りやがりました!
7
私が今まで使ってきたプラグ(走行距離は短いが年数は結構経っている→丁寧にクリーニングした)は完全NGなのに、同じくらい消耗している中古プラグ(一応クリーニングした)は完全OKという訳ワカラン状態には首を傾げてますが、とりあえず良かった(^_^;)助かった…
謎だらけですが、心当たりを挙げるとするなら、緩んでいたターミナル部をシッカリ締めたことと、バーナーで炙ったあと冷ますために水に浸けたことですね(´・ω・`)
芯棒を締めたことで内部が破断し、さらに冷却用の水が浸透して漏電経路が形成されてしまった可能性はあります。
むろん、それ以前にエンジン不調に長いこと悩まされてきたので、どのみちプラグの状態が悪かったことは間違いありません。
もちろんプラグがエンジン不調の原因になりやすい件は知っていたものの、ここまでの差になるとは(;´Д`)勉強になりました
◆10/18追記
ISCVにシリコーンオイルを吹き込んであるため、そのオイルが少しずつ吸気され、混合気に混じって点火プラグ先端にも少量ながら掛かり、スパークによって発生する絶縁物質で点火プラグ表面がコーティングされることで失火が酷くなってきた可能性もありますね(´・_・`)
8
プラグは密林で NGK の『ツートップス』という点火性能を強化したスタンダードプラグ XU22TT を注文中ですが、密林は発送までが遅い遅い( ゚д゚)
それだけに、思わぬプラグ同梱に感謝!感謝!です。
というわけで、廃車という魔の影が遠のいて気が楽になったし、ひだか通いとキャンプ再開も見えてきました!
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