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七太反夫のブログ一覧

2025年06月28日 イイね!

FD圧縮測定の全記録

FD圧縮測定の全記録上のグラフは測定器がクランキングスピードを250rpmに
補正できないタイプのときに使用します。測定時のクラン
キングスピードと測定値の点から、補正用の斜線と平行の
線を伸ばし、250rpmの縦軸と交差した所が補正値です。
前回の圧縮測定マニュアル内にあったグラフと同じもの
です。

現在、走行距離65,774km

圧縮測定の全6記録です。
エンジンオイルは新車時から今まで全て純正5W-30です。
データーは実施日、実施店、走行距離、補正前クランキング
スピード、補正後圧縮値です。

2018/06/13 アイフィーリン 39,760km
F 補正前226rpm→補正後250rpm 8.8/8.5/8.2 kg/㎠
R 補正前224rpm→補正後250rpm 9.1/9.0/8.9 kg/㎠

2020/01/27 マツダA店 45,347km
F 補正前229rpm→補正後250rpm 9.0/8.6/8.5 kg/㎠
R 補正前229rpm→補正後250rpm 9.3/9.3/9.1 kg/㎠

2021/04/03 マツダA店 48,465km
F 補正前235rpm→補正後250rpm 8.8/8.6/8.5 kg/㎠
R 補正前233rpm→補正後250rpm 8.7/8.7/8.5 kg/㎠

これ以降は新品セルモーターを使用、
クランキングスピードが速くなります。

2021/07/24 アールマジック 49,533km
F 補正前283rpm→補正後250rpm 7.9/7.7/7.5 kg/㎠
R 補正前282rpm→補正後250rpm 8.1/8.0/8.0 kg/㎠

2023/01/29 マツダB店 57,215km
F 補正前300rpm→補正後250rpm 7.8/7.4/7.4 kg/㎠
R 補正前298rpm→補正後250rpm 7.6/7.6/7.4 kg/㎠

2024/01/22 マツダB店 61,204km
F 補正前301rpm→補正後250rpm 8.1/7.8/7.6 kg/㎠
R 補正前299rpm→補正後250rpm 8.0/8.0/7.8 kg/㎠



セルモーターの交換以降、補正後圧縮値が間違いなく
大幅に低くなっていて、前回の「補正前のクランキング
スピードは遅い方が補正後の圧縮値が高くなる」という
推測を裏付けるデーターになっています。
しかし、セルモーター交換前後のそれぞれの3データー
同志を比較すると大きな差はなく、2018/06/13〜
2024/01/22の間はエンジンコンディションが維持されて
いると考えます。
各燃焼室の圧縮値の高低よりも気になるのが3室差です。
毎回、F側の2圧縮比がやや低いのです。
この場合、ロータの頂点のアペックスシール近辺に何らかの
問題があり、その前後2燃焼室の圧縮が抜けていると考え
られます。
今まで、フィードバック走行、3000回転以上キープ走行、
フューエル1など試しましたが改善されず。
全て正常範囲内で悪化もしていないので様子を見ています。
Posted at 2025/06/28 09:32:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2025年06月20日 イイね!

FD圧縮測定のもしかして新発見

現在、走行距離65,753km
直近の圧縮比は・・・
次のデーターを見てください。

2021年7月24日
セルモーターの交換をRマジックさんに依頼しました。
以前からやりたかった圧縮測定の実験のチャンスです。

下の3つのデーターは
全て走行距離49,533km
条件を変えて測定した後、クランキングスピードを
250rpmに補正したものです。

(A) F側 9.0/ 8.7/ 8.4 R側 8.9/ 8.9/ 8.7
(B) F側 8.6/ 8.3/ 8.0 R側 8.5/ 8.5/ 8.3
(C) F側 7.9/ 7.7/ 7.5 R側 8.1/ 8.0/ 8.0


こんなに違いが出るとは思いませんでした。

下が変更した条件と補正前の数値です。

(A) エンジン常温 くたびれた純正セルモーター使用
補正前クランキングスピード F側 201rpm R側 200rpm
補正前測定値 F側 7.9/ 7.6/ 7.2 R側 7.8/ 7.8/ 7.6

(B) エンジン常温 新品きゅきゅきゅんセルモーター使用
補正前クランキングスピード F側 259rpm R側 253rpm
補正前測定値 F側 8.8/ 8.5/ 8.2 R側 8.6/ 8.5/ 8.4

(C) エンジン暖機 新品きゅきゅきゅんセルモーター使用
補正前クランキングスピード F側 283rpm R側 282rpm
補正前測定値 F側 8.6/ 8.3/ 8.1 R側 8.7/ 8.6/ 8.6

一回きりの実験データーなので確実ではありませんが、
測定状況によって圧縮値は大きく変わるようです。


上のデーターから推測できること

1. データー(A)(B)の違いは
 クランキングスピードだけです。
 
補正後の圧縮値
(A) F側 9.0/ 8.7/ 8.4 R側 8.9/ 8.9/ 8.7
(B) F側 8.6/ 8.3/ 8.0 R側 8.5/ 8.5/ 8.3

 
 補正前はクランキングスピードが速い(B)の方が圧縮比は
 高くなるのですが、補正後は(A)の方が圧縮値が高くなり
 ました。

 つまり補正前のクランキングスピードは
 遅い方が、補正後の圧縮値が高くなる
 と考えられます。

 
 これ新発見?

2. (B)と(C)は同じセルモーター使用、
 (C)だけエンジンを暖機しました。

補正後の圧縮値
(B) F側 8.6/ 8.3/ 8.0 R側 8.5/ 8.5/ 8.3
(C) F側 7.9/ 7.7/ 7.5 R側 8.1/ 8.0/ 8.0


 (C)は(B)に比べてクランキングスピードが速くなりました
 が、補正前の圧縮比は高くなりませんでした。
 
 通常ならばクランキングスピードが速くなると補正前の
 圧縮比は高くなるはずなのです。
 
 エンジンの熱でオイルが柔らかくなったため?
 エンジンの構成部品のクリアランスが広くなったから?
 いずれも圧縮が抜けそうな状態ではあります・・・
 
 その上でクランキングスピードが最も速いので
 補正後の圧縮値は最も低くなりました。

 エンジンが熱いと
 クランキングスピードが速くなり
 補正後の圧縮値は低くなってしまう?


 マツダの圧縮測定マニュアルは
 エンジンを暖機して測定することになっています。

(C)はマツダの圧縮測定マニュアルに近い方法なのですが、
補正前のクランキングスピードが250rpmから大きく離れると
補正後の数値の誤差も大きくなってしまうと考えられます。

みなさんが圧縮測定を依頼する時は
補正前のクランキングスピードを教えてもらってください。

補正前のクランキングスピードが極端に遅い場合
補正後の圧縮測定値が高くても安心しないでください。

補正前のクランキングスピードが非常に速い場合
補正後の圧縮測定値が低くても悲観しないでください。

下の画像はマツダの圧縮測定マニュアルです。

ネットで動画を見ていると、ロータリー専門店なのに
マニュアルどうりに測定していない所もあります。
エンジンが常温のまま測っていたりするのです。

測定方法が違えば測定値も変わります。

今回のブログの内容からも、圧縮比の数値のわずかな差、
わずかな変動で一喜一憂する必要はないと考えています。

次回は過去の圧縮測定の全データーです。

Posted at 2025/06/22 07:06:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

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FDは最長でも2032年1月に売却する予定(早まる可能性もあります)。それまで次のオーナーのために出来るだけ車の履歴や現状を伝えたく、文才なしでネットも苦手なの...
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