
上のグラフは測定器がクランキングスピードを250rpmに
補正できないタイプのときに使用します。測定時のクラン
キングスピードと測定値の点から、補正用の斜線と平行の
線を伸ばし、250rpmの縦軸と交差した所が補正値です。
前回の圧縮測定マニュアル内にあったグラフと同じもの
です。
現在、走行距離65,774km
圧縮測定の全6記録です。
エンジンオイルは新車時から今まで全て純正5W-30です。
データーは実施日、実施店、走行距離、補正前クランキング
スピード、補正後圧縮値です。
2018/06/13 アイフィーリン 39,760km
F 補正前226rpm→補正後250rpm 8.8/8.5/8.2 kg/㎠
R 補正前224rpm→補正後250rpm 9.1/9.0/8.9 kg/㎠
2020/01/27 マツダA店 45,347km
F 補正前229rpm→補正後250rpm 9.0/8.6/8.5 kg/㎠
R 補正前229rpm→補正後250rpm 9.3/9.3/9.1 kg/㎠
2021/04/03 マツダA店 48,465km
F 補正前235rpm→補正後250rpm 8.8/8.6/8.5 kg/㎠
R 補正前233rpm→補正後250rpm 8.7/8.7/8.5 kg/㎠
これ以降は新品セルモーターを使用、
クランキングスピードが速くなります。
2021/07/24 アールマジック 49,533km
F 補正前283rpm→補正後250rpm 7.9/7.7/7.5 kg/㎠
R 補正前282rpm→補正後250rpm 8.1/8.0/8.0 kg/㎠
2023/01/29 マツダB店 57,215km
F 補正前300rpm→補正後250rpm 7.8/7.4/7.4 kg/㎠
R 補正前298rpm→補正後250rpm 7.6/7.6/7.4 kg/㎠
2024/01/22 マツダB店 61,204km
F 補正前301rpm→補正後250rpm 8.1/7.8/7.6 kg/㎠
R 補正前299rpm→補正後250rpm 8.0/8.0/7.8 kg/㎠
セルモーターの交換以降、補正後圧縮値が間違いなく
大幅に低くなっていて、前回の「補正前のクランキング
スピードは遅い方が補正後の圧縮値が高くなる」という
推測を裏付けるデーターになっています。
しかし、セルモーター交換前後のそれぞれの3データー
同志を比較すると大きな差はなく、2018/06/13〜
2024/01/22の間はエンジンコンディションが維持されて
いると考えます。
各燃焼室の圧縮値の高低よりも気になるのが3室差です。
毎回、F側の2圧縮比がやや低いのです。
この場合、ロータの頂点のアペックスシール近辺に何らかの
問題があり、その前後2燃焼室の圧縮が抜けていると考え
られます。
今まで、フィードバック走行、3000回転以上キープ走行、
フューエル1など試しましたが改善されず。
全て正常範囲内で悪化もしていないので様子を見ています。
Posted at 2025/06/28 09:32:56 | |
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