車高調整 TEIN FLEX Z

工場出荷時のまま取り付けたら、前より下がったので元の高さに戻します。
まぁ、コレはコレでカッコいいのですが段差を気にしたくないので、ある程度クリアランスを確保します。

調整前のライドハイトを測定します。

フロント: 約335㎜
リア:約335㎜

車高調交換前はフロント、リアともに360㎜だったので、25㎜上げる必要があります。

今のフロント、リアの車高調の「B寸」を測定しておきます。

フロント(左右) : 72㎜
リア(左右) : 33㎜

ライドハイトを25㎜上げるための新たな「B寸」を計算します。

■フロント
フロントのレバー比は1.6 なので以下の計算で「B寸」を算出します。

25㎜ ÷ レバー比1.6 = 15.5㎜

よって、現72㎜の「B寸」に15.5㎜足した 87.5㎜にすればOKですね。

■リア
リアのレバー比は1.1 なので以下の計算で「B寸」を算出します。

25㎜ ÷ レバー比1.1 = 22.7㎜

よって、現33㎜の「B寸」に22.7㎜足した 55.7㎜にすればOKですね。

フロントは「B寸」を72㎜→87.5㎜にします。
リアは「B寸」を33㎜→55.7㎜にします。

やり方は、ブラケットロックを反時計回りに回して緩めて、上の方に上げておきます。

(写真はリア側の車高調整です。)

次にスプリング側のシートロックに車高調レンチを掛けて、反時計回りに回すと、ショック全体が回り、ブラケットからショックが出てきます。

(写真はリア側の車高調整です。)

ある程度ショックが出てきたら、「B寸」を測定して、目的の寸法になるまで繰り返します。

(写真はリア側の車高調整です。)

目的の寸法になったら、ブラケットロックを時計回りに締めます。

ソアラはダブルウィッシュボーンなので、推奨トルクは68.6N-mとの事。
車高調レンチの四角穴にトルクレンチをセットして締め付けます。

(写真はリア側の車高調整です。)

すべて調整し、ライドハイトを測定して問題なければ完了です。

狙いどおり、元の車高に戻りました。


但し、時間の経過により、車高調が馴染んでくると高さが変わる可能性があるため、定期的にライドハイトを測っておくのがいいかもしれません。