車検でトランスポートモード騒ぎ

ゴルフ6を車屋さんにお願いして車検を受けてもらおうとしたら、検査ラインの中から電話がかかってきて、「積算距離のところにトリップメーターの距離が出っぱなしで解除できないので車検通らない」とのこと。
いろいろ検査場の人に聞いたり電装屋さんにまで聞いたりしてくれたそうですが、結局解決できずその日は車検とおせず。

どうにもお手上げだということなので、VCDSが動くPCを持って車屋さんまで見に行ったところ、確かに上の写真のようにMFIの左下にTrA --.-と出ています。
しばらくトリップメーターの機能について調べたのですが、よく考えるとゴルフのトリップメーターは1と2であって、AとかBではありません。
そしてトリップ距離の表示にしては、--.-という数値の表示は桁数が変だということに気づきました。

「TrA」「golf mk6」で検索すると、どうやらこれはトランスポートモード：アクティブという意味の表示らしいです。
トランスポートモードとは船積みしたりするときの、ゆっくり移動しかせず待機電力表示も極限まで削りたいような時にアクティブにする機能だそうです。
--.-という表示は最高速を制限する場合にその％値が表示されるところらしい。なんでこの状態になってるのかわからんけど、メーカー出荷状態にリセットしたりするとなってしまうんだろうか？

まあ、解除のしかたはVCDSのページ
https://www.ross-tech.com/vcds/tour/transport-mode.php
に書いてあるとおり、applicationsでDe-Activate Transport Modeするだけでした。

結局VCDSさえあればボタン一つで復帰したんですが、TrAの表示だけでは、ネットで調べても日本語の範囲では解決策が見つからないのが今回苦労した原因でした。車屋さんにも申し訳ない。

日本国内で今後ハマる人の助けになればと思ってこれを書いています。