プジョー308に不思議な特別仕様車。

すでにマイナーチェンジが発表され現行モデルは近々旧型となってしまうので、これからは特別仕様車が頻繁に発売されるのかもしれません。
お得に購入できるのは嬉しいけれど、次々に発売されちゃうと買い時がわかりづらくなって逆に悩みが増えるかも。
熟考してたらマイナーチェンジしちゃった、となっては元も子もないし思い切りが大事ですね。

というわけで、プジョー308に特別仕様車「envy」が登場。
308はエンジンとトランスミッションで大きく2つ分けることができ、それぞれ1.6リッターエンジンと4ATを組み合わせたモデルと、1.6リッターターボエンジンと6ATを組み合わせたモデル。
今回のenvyは前者のモデルをベースにした特別仕様車ということです。

で、何が特別かというと、なんとエンジンとトランスミッションを上級モデルのものに変更。
よく見聞きする特別仕様車というと「クルマの性能はエントリーモデル、でも装備は上級モデルと同等」といった感じだけれど、envyはクルマの性能も装備も上級モデルと同等にしてしまったわけです。

そこで不思議なのが、なぜ「エントリーモデルをベースに」といった表現にしたのかということ。
こういったタイプの特別仕様車の売り文句としては「上級モデルの装備を厳選し、○○万円ダウンのお得な価格設定を実現」といったものが王道のはずです。

考えられるとしたら、「装備を削った」よりも「装備を足した」と表現した方が印象が良いと判断されたか、カタログなどでは明記されていないエントリーモデルと上級モデルの間にエンジンとトランスミッション以外の重要な違い(シャーシが違うとか）がある、ぐらいでしょうか。

納得できる理由は思いつきませんでしたが、なんにせよ、プジョーを買うならパノラミック・ガラスルーフ！と決めているので、envyには食指が動きません。次の特別仕様車はガラスルーフ付きでゼヒ。