チャイルドシート選び、迷走中。

迷走中のチャイルドシート選び。
主に以下のような点で堂々巡りしております。

takata04-smartfix → シートベルト固定式/MINI・スイフト対応/4歳まで使える
takata04-ifix → ISOFIX固定式/MINI・スイフト未対応/4歳まで使える
マキシコシ → ISOFIX固定式/MINI・スイフト対応/1歳半までしか使えない

対応確認がとれていないものを使うのはさすがに気が引けるので、smartfixかマキシコシか。
固定方法を優先するか経済性を優先するか。
安全性に直結する固定方法をもちろん優先！と言いたいところだけど、そう簡単に割り切れないのが難しいところで。

なにはともあれ一度実物を見に行ってみようとパトロン様をひきつれてアカチャンホンポに行ってきました。
私は上の2メーカーで悩んでいたのでまったく考慮に入れていなかったのだけれど、パトロン様はベッド状に回転するタイプが気になる様子。
赤ちゃんが寝やすそうとか。

私はなんとなく回転機構が壊れやすそうとか、追突事故の際に体の側面よりは背中で衝撃を受けた方が安全なんじゃないかという印象を持っています。
※調べてみると、この印象はあながち間違っているわけではないようです。

この時、はじめてチャイルドシートを取り付けている店員さんを見たのだけれど、こんなにもダイナミックな動きでシートベルトを巻きつけないといけないのかと驚きました。
店内ならまだしも、狭い車内だと難しいんじゃないかな、これ。
取付けミスが多発しているというのも納得です。

そこで、このシートベルトの取付けミスを軽減したというtakata04-smartfixのシートへの取り付け方を見せてもらいました。
たしかに、さきほどのすごい勢いでシートベルトをひっぱっていたのに対してハンドルをクルクルとまわすだけで締め付けてくれるのは効果的だとは思うけれど、その前に。
チャイルドシートにシートベルトを巻きつけていく作業がやっぱり難しそう。
ある程度慣れているはずの店員さんでもそう感じさせるのだから、購入者にとっては言わずもがな。

これを見た後では、ISOFIXの簡単さやしっかり感が際立ちます。
本当にガチャコンとベース部分をシートに差し込むだけ。
どれだけ乱暴にベース部分を扱ってもはずれるような気配はありません。
シートベルト固定式は、ちょっとしたことでベルトがずれてしまうんじゃないだろうかと思えるほど儚い感じです。

takataから「シート形状の関係で対応していません」と言われたtakata04-ifixだけれど、モノは試しとMINIに取り付けてみるために展示品お借りしました。
これが、何の問題もなく取り付けられるんですね。
取り付けると前席は一番後ろまで下げることができないので、本当に体が大きいドライバーだと難しいかもしれないけれど、実際ほとんどサイズやデザインが変わらないはずのモデルチェンジ後のMINIは対応となっているので、非対応となっている要因は他にありそうです。

調べてみると、チャイルドシートの安全基準をめぐる法改正の一連の動きが関係していそう。
こちらのページに分かりやすくまとめてありますが、チャイルドシートに対しての欧州統一基準の日本国内への適用とクルマに対しての汎用ISOFIX取付装置の義務化が2006年10月に施行され、2012年7月には完全適用となるのが今回の大きな改正の内容です。

よって2006年10月以降に新モデルとして発売されているクルマの多くは汎用ISOFIXに適合した取付装置を設置しています。
なので、これらのクルマは汎用ISOFIXに適合したtakata04-ifixに対応していると思います。

一方で私のMINIは2006年10月以前に発売されたクルマで、わざわざ過去のクルマにまで汎用ISOFIXの適合確認をとらないだろうことから「汎用ISOFIXを設置していないクルマ」と扱われ、たとえMINIに汎用ISOFIXが設置されていたとしてもtakataとしては「MINIではtakata04-ifixは使えない」としか回答できないのだと思います。
厳密には、takata04-ifixを使ったら道交法違反で処罰される可能性すらあるわけです。

法律の移行期にはありがちなこととは言え、ちょっと釈然としない気持ちでもあります。

ちなみにそれならなぜマキシコシは対応を謳えているのかなのですが、欧州ではMINIとマキシコシ双方が汎用ISOFIXの適合確認をされているはずなので、その情報が日本国内でも適用されているからではないかと憶測しています。

さすがに「汎用ISOFIXノ適合確認ヲセヨ」とメーカーに働きかける行動力はないので、少なくともtakata04-ifixは諦めるしかなさそうです。
ん？これだけ長文を垂れ流しながら、最初の方から何も進展していないじゃないか。