
設計事務所に依頼しようと考えていたころは設備類や家具なんかも建築士と一緒に選びにいくのかなあという印象があって、実際にインテリアショップまで赴いて家具を決めておられる方のブログもいくつか見ました。楽しそうだなあと。
で、私たちは設計事務所ではなくハウスメーカーで依頼することになったものの家具を買わないといけないことには変わりがない訳です。
ハウスメーカーだからといって一緒に家具を選んでくれないかと言うともちろんそんなことはなくってインテリアアドバイザー(IA)さんが相談にのってくれます。
やり方がもっと豪快だというだけで。
ホテルのワンフロアを貸し切り全国の著名な家具メーカーを集め、さあ選びましょう!というインテリアフェアなる催しで家具選びをします。
なんでも半年に一度程度、ハウスメーカー数社が主催となって(今回はヘーベルの他に住友林業とミサワホームとの共同)このような催しを開催しているそうです。
大阪まで出かける必要があったのですが、主要なメーカーの製品が一同に見られること、この催し限り(?)の値引きがあること、送料が無料になることなどの特典もあり、我が家の場合も引越が1ヶ月半後と家具を注文するのにはギリギリなタイミングでもあったのでこれ幸いと行ってきました。
参加していた家具メーカーはあまり覚えていないのですが、arflexやCASSINAを頂点にAD CORE/カンディハウス/フクラ/カリモク/マルニ木工/飛騨産業、その他にもたくさんといった感じでしょうか。
インテリアショップではあまり名前を見かけないけど実はハウスメーカーと取引が多い、みたいなメーカもいくつか。
私たちは午前中いっぱいをIAさんと一緒に会場を見て回りました。
本来であれば数組のお客さんを掛け持ちしているらしく付きっきりということはないそうです。
今回はたまたま他のお客さんがキャンセルになったということで常に一緒でしたが、入れ替わり立ち替わりではおちおち相談もしていられませんね。
しかも想像以上の人手で。
三社のハウスメーカーの関西一円のお客さんが集まっているとは言え、こんなにもハウスメーカーで建ててる人がいるのかと驚きました。
通路も家具のまわりも人人人でとてもひとつひとつの家具をじっくりと見ていられる余裕がありません。
そんな状況でも(決して安くない)必要な家具を初見であらかた購入してしまうお客さんが多いらしく感心します。よく決められるなあと。
あらかじめめぼしいダイニングチェアとソファを決めていて、あとは母のマットレスぐらいしか見る必要がなかった私たちでも結局終日会場にいてたぐらいですから。
終日会場にいてた理由は母が思いのほかマットレスを吟味していたというのもありますが、張り地を選んでいたからです。ダイニングチェアとソファの。
そう、ソファの!
外構に予算がまわせなくなるから当面は諦めなさいと
妻から通達が出ていたソファですが、やはり実物の前では妻の通達でさえ無力…
それなりに値引きがあったのとやはり入居時にソファはあって欲しいなと思ったので買うことにしました。
買う買わないは別としていくらでも見積もりはとっていただいて結構ですからとかIA
さんが言うから。
見積もりなんてとって値引きがあったら買いたくなるに決まってるじゃないですか。
買ったのは日本フクラの「KASTOR(カストール)」です。
対抗馬であったマスターウォールの「DANISH SOFA(デニッシュソファ)」よりも座り心地がしっかりとしていたのが好みであったのとデザインがよりユニークであったのが決め手です。
一応私のワガママで買うことになったので張り地は妻の好みを聞きました。
IAさんが我が家のフローリングと同じ素材のサンプルを置いてくださっていくつかの張り地を組み合わせてみます。
もともと変り織っぽい素材感が好きということもあり、お手頃なランクの生地から色目と明るさを選んでいくと選択肢もしぼられ決めることができました。
ダイニングチェアはイームズのサイドシェルチェア「DSW」、ではなくてカンディハウスの「チャレンジダイニングサイドチェアー」とあいなりました。
妻もイームズで良いと言ってくれていたのですが、見積もりをお願いするとイームズの方はほとんど値引き無し、カンディハウスはそれなりに値引きありということで定価ベースではイームズの方が安かったんですがそれが逆転してしまい、それならカンディハウスにしてくれと妻が。それこそ懇願というぐらいの勢いで。
ダイニングチェアはとりあえず3脚買いました。夫婦と母がダイニングチェアで娘は当面トリップトラップで大丈夫かなと。
昨年発売されたばかりの製品らしいのでしばらくは廃盤にならないでしょうし必要になったら買い足そうと思います。別のチェアにしてみるのもおもしろいかもしれません。
張り地は1脚と2脚で色を変えてみました。良いアクセントになってくれれば良いのですが。
イスそのものをそれぞれ変えるのは勇気とセンスが必要ですが張り地だけならまだ挑戦しやすいのではないでしょうか。
それにしても思うのは、結局あらかじめこれ良いなと目星をつけているとそれ以外の家具にそれを超える印象は持ちにくくなるよなあと。
本当は今目の前にある家具の方が好みなはずなのに、目星の方が長く頭に残っているせいで素直な選択ができなくなっているというか。
あれこれ悩まずに済んだというのはもちろん良かったんですが、あれだけたくさんの家具が並んでいたのに買ったのはあらかじめ目星をつけていたものという結果はちょっともったいなかったかなと。
なにはともあれ散財してきました。
何と言いますか、建物の支払いが終わっておらず自分の口座には見たことの無いような数字が並んでいるので気が大きくなっているんだと思います。
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ワガヤ | 日記
Posted at
2014/07/20 06:07:51