
浮かれているなあとは自覚していますが、やっぱり一度はやってみたかったんです「WEB内覧会」。
ヘーベルの営業さんからお声がかからないぐらいには普通の家でありますので、せめてここで自己顕示欲を満たさせていただければと。いやあ良い時代になりました。
我が家はヘーベルさん言うところの「1305仕様」というやつでして、すなわち「2013年5月」にマイナーチェンジを受けたヘーベルハウスになります。
もうすでに1年以上経っているのでこれから紹介する仕様/設備には、もう選べないとかもっと良くなっているものがあるかと思います。
それでは第一回目は玄関です。
元来飽き性でありますし、この手のWEB内覧会は途中で力つきてのフェードアウトがお約束でもあると思うのでこれが最終回になるかもしれません。
間取りの細かい部分や契約時からの変更点なんかも別の機会に紹介できれば良いなと考えていますが、玄関ドアを隠す壁、吹き抜け、流行っていたシューズクロークあたりが特徴でしょうか。
打ち合わせ中の私はどうやら「玄関ドアは見えない方がカッコイイ」と考えていたみたいで、ドア前面に壁を設けてもらいました。
妻には「これのせいで100万円は高くなった」といびられています。
他には「防犯上良くない。(ドアで何かしていても外から見えないので)」とか散々です。
結果的に軒が深くなったので雨の時なんかは便利です。濡れずに傘を広げたり閉じたりできます。風が強くても壁のおかげで雨が入ってきません。
「玄関までのアプローチは建物沿いに配置すると高級感が出る」と何かで読んだので、一応この点も意識しています。
アプローチの照明はダウンライトを3つ。この数ではちょっと明るすぎたようです。
壁をなめるように照らしてもらうため天井の中央ではなく、壁際に寄せてもらっています。
玄関ドアは当初は引き戸を希望していたのですが、開き戸と比べて10万円以上高かったので最終的に開き戸(の中でも一番お手頃なもの)に落ち着きました。
「フラッシュモール」というドアで、色は「ビターストーン」。サイズは「15巾片開き」です。15巾になると親子ドアも選べますが採光を優先してガラスにしています。
消極的に選んだドアではありますが、デザイン・カラーともに玄武の外壁色にもよく似合っていると思います。
いらっしゃいませ。
ドアを開けると何もない壁です。
洒落た方ならここにニッチスペースでも設けてタイルでも埋め込んでオサレ雑貨でデコレーションされるのでしょうけれど、我が家は何もありません。
私たちにそういう洒落た発想はありませんでしたし、ヘーベルさんからもそういう洒落た提案はありませんでした。
見上げれば吹き抜け。
別の機会に紹介できればと思いますが、一階と二階の移動をちょっとでも面白くしようと壁の一部をくりぬいてもらっています。
壁そのものの造形や光のなめかたがユニークになったと思うのですが、誰も気付いてくれません。
土間は大型のベビーカーを置いても邪魔にならない程度のスペースは確保できました。
タイル張り…今となっては何だかツマンナイですね。
左手にシューズクロークの出入り口。
ドアは「シューズクローク用上吊戸」、色は「マイルドホワイト」です。
建具枠がないので非常にすっきりとしたデザインです。本当はこれを全室に使いたかったぐらい。
オートクローザーが内蔵されているので軽く力を加えてやると自動で開けきって/閉めきってくれます。
手すりは1311仕様の「ウッディタイプ」、色は「ミディアムW」です。
1305仕様の手すりはブラケットなどのデザインが好みではなかったので、1311仕様から選びました。
出入口のドアは「SAタイプ」、色は「オールドチェリー」です。高さは天井高いっぱいの2.4m。
引込戸なのでドアを開けると壁に収納されるので開けたドアが隠れます。このドアもオートクローザー内蔵。
スリットになったガラスは透明とくもりが選べます。ここは玄関との境界なのでくもりを選びました。
洋室の出入口ドアには天然目の突板を使用した「RG」とそうではない(プリント?)「SG」とがあります。我が家はもちろんすべて「SG」。
「RG」をじっくりと見たことがないからかもしれませんが、「SG」でも十分に質感が高い印象です。
不自然に斜めに走っているラインは階段の一部です。
家が狭くて露出してしまいました。ヘーベルさんはこういうところも説明してくれません。
ドアを開けるとダイニングです。一般的にはリビングという間取りが多いと思いますが、あえてこうしました。
それについてはまた別の機会に。
ドアの左手側、室内からもシューズクロークに入れます。
「シューズクローク」「室内からも土間からも出入りできる2way」と字面だけ見れば流行の最先端ですが、そういうのは建物の広さに余裕がある人かもしくは相当に知恵を絞らなければ実用に耐えないと思います。
我が家の場合は幅が90cm程度しかありませんので、ここに壁一面の靴用の棚でも設けようものならとても通り抜けなどできません。
費用の面で壁一面の棚は自分で取り付けようと考えていたのですが、結果的にはこれが幸いしました。
背の低いラックであれば肩幅に余裕ができるのでなんとか通り抜けしようという気になるので、今はそうしています。
棚については、子どもが大きくなって靴の数が増えてきたらその時また考えることにします。
打ち合わせ中は「ベビーカーも置きたいナ」とか妻は夢を膨らませていましたが夢は夢のままです。
スペースが狭いので出入り口の一方はドアが設けられず、中身が玄関から丸見えで、よほど普通の下駄箱の方が片付いて見えます。
2wayを諦めていれば丸見えになってしまうこともなかったのに。
ヘーベルさんはやっぱりこういうことも指摘してくれません。
しかも「2way」に最後まで強いこだわりを持っていた妻は早々に通り抜けを諦めたようで、普通に靴をシューズクロークから持ってきて広い玄関土間の方で履いています。
だから初めから私は
そう言ったんだ!
シューズクロークには採光窓がないので日中でも照明が必要です。
そのためスイッチは人感センサーになっています。(右側の写真がそのセンサー)
写真にはありませんが、シューズクローク内に家庭内LANなどにアクセスできる情報ボックスを設置しています。
室内側から玄関を臨むとこんな感じです。
玄関ドア、表側は横にシルバーのラインが走っていましたが、裏側はこのようにつるんとしたデザインになっています。
散々文句を書いた階段が一部露出した斜めのラインですが、これはこれで造形がおもしろいのですっかり見慣れました。
で、その階段下は物入れになっています。
ドアは「Fタイプ/両開戸/クロス巻枠」、色は「オールドチェリー」です。
ドアそのものの高さは2.0mですが階段が食い込んでいるので物入れの高さはそこまでありません。
当初は物入れの高さにあわせたドアになっていましたが、見た目を考えて変更してもらいました。
玄関の吹き抜けには大きなマリオンウィンドウを設けました。
玄関は北側でそれほど明るくない(しかも壁で隠している)のでここから採光しようと。
加えて、朝出かける時に青空が楽しめれば素敵だなあ、なんて。
採光についてはそれなりに狙いどおりになりましたが、青空については玄関が狭いために窓を視界に入れようとするとかなり上を向かねばならず、向いたら向いたで建物の軒に隠れてしまうという残念な結果になっております。
マリオンウィンドウ、お高かったのに…
玄関の照明は吹き抜けの壁に設けました。上向きと下向きのものをそれぞれひとつずつ。
タイマーと連動していて、設定した時間で自動でオンオフします。
というのもの、吹き抜けのマリオンウィンドウは外観のアイコンにもなっていまして、夜間はここから明かりを漏らして演出してみようと思い設定した時間内は照明をつけっぱなしにしています。
というわけで第一回目の玄関でした。
いやあ、あふれだすこの浮かれっぷり。とてもこのテンションは保てそうにありません。