購入したドライブレコーダー「
C550」を取り付けます。
電源はヒューズボックスから取り、すっきりとした配線を目指してみます。
あらためて調べてみると、ヒューズ番号「F35」が空いているようなのですが、こちらは常時電源。ドライブレコーダーを接続するのには不向き?
ドライブレコーダーの接続にはキーのオンオフに連動するアクセサリー電源が適しているらしく、それはシガーライターで使用されている「F42」が該当するそうです。
ただ、「F42」は20A、ヒューズからシガーソケットとして電源を取り出せるパーツのパッケージには「15Aヒューズ交換用」と記載されていて、え、もしかして使えない?
何はともあれ実際のヒューズボックスを見てみようと、運転席の足下にあるカバーをパカッ。

んー、シガーソケットとシガーチャージャーを押し込めるようなスペースが無いし、よしんばできたとしてもヒューズボックスまでケーブルを隠しながら持ってこようとすれば内装をおおがかりに外す必要がありそう。
ボディアースをとれそうな場所もなく、これも内装を外す必要がありそう。
んんー。はい、やめやめー。
諦めの良さは得てしてネガティブに語られがちですが、私は同時に美点でもあると固く信じております。
にしても、事前にしっかりと考えてよく調べておけば無駄な出費もなかったわけですから、その点は大いに反省。
気を取り直して、ドライブレコーダーの設置とケーブルの配線にとりかかります。
ドライブレコーダーはちょうどルームミラーの裏側のミラーですっぽりと隠れる位置に設置できたので、視界への影響はほとんどありません。
本体に装備されたディスプレイも見えなくなりましたが、サイズも小さく普段見るものでもないので影響はないでしょう。

次にケーブルの配線です。
ドライブレコーダー本体の後方(フロントガラスの上端側)に接続できるので、露出するのはコネクタのみでケーブルはほぼ内装に隠せます。
だらんとケーブルが露出することはなく、この点は期待どおりです。
あとはひたすら天井の内張りやドアのゴム部分にケーブルをねじこんでいきます。
指先が痛い。ただ、内装を外すことを考えれば圧倒的に楽なはず。
ちなみに、経年劣化なのか元からなのか、内張りに弾力がなくバリバリという感触だったのが気になりました。
ある程度進んできて、はて困ったぞ。
ドア側からシガーソケットのあるインパネルまでケーブルをどうやって渡そう。
確かクロスポロはハンドルの下側を通したような記憶があるので、同じようにしてみようとしたのですが、どうしてもシガーソケットからハンドル下までケーブルがうまく隠せません。
んー、楽さと見栄えの良さの妥協点はどこかしら、、、
ぴこーん。そうだ、フロアマットの下に隠してしまおう。

内装を外して配線をされるような方が見れば卒倒してもおかしくないような乱暴さですが、ケーブルが露出しているのはほとんど目につかないサイドシルからフロアマットまでの一部と、フロアマットからシガーソケットまでの一部です。
ケーブルに負荷がかかってるんじゃないかとか安全面でいかがなものかなど、ツッコミだしたらキリがありませんが、なかなか良い妥協点なのではないでしょうか。
当初はヒューズボックスから電源を取る!と意気込んでいたのですから、思えば遠くまできたものです。
肝心のシガーチャージャーですが、クロスポロで使用しているドライブレコーダーのそれよりもずいぶんコンパクトで気になるほどの存在感はありませんでした。
※シガーチャージャーが大きいと、ナビの設置によって下の方に移動してしまったトグルスイッチと干渉してしまうのです。
加えてUSBポートも装備されているので、シガーソケットをドライブレコーダーで使用してしまっていてもスマホの充電などに利用できるので便利です。

C550のシガーチャージャー

クロスポロで使用しているシガーチャージャー
これであれば、内装をひっぺがえす手間を考えればシガーチャージャー利用の手軽さを優先するのも十分アリかなと感じました。
もうひとつ、リアカメラの設置とケーブルの配線が残っています。
設置場所には悩みました。なんと言ってもクラブマンにはアイコンたる観音開きのスプリットドアの中央にデーンと柱が走っているので、リアガラス中央にはカメラが設置できません。
仕方がないので、助手席側のCピラー裏あたりに設置しましたがどうにも死角が多そうです。

助手席側に設置したのは、ケーブルの配線でクラブドアの上を通らない方が都合が良さそうだったからです。
ケーブルの配線はひたすら天井の内張りをバリバリ言わせながら押し込んでいくだけ。
ただ、とにかく距離が長いので指が痛い。とは言っても全長は4mないわけですから、コンパクトなクルマで良かったと思いました。
一方でコンパクトゆえに少し困ったのが余ったケーブルの処理。
多くのクルマで使用できるようにケーブルの長さはゆとりのあるもの(5m)になっているので、コンパクトなクラブマンだとかなり余るわけです。
私の場合は束ねてなかば無理矢理内張りの中に押し込みましたが、もちろんスペースに余裕があるわけではないので、もう少し押し込む場所を分散させてやれば良いと思います。

というわけで、ドライブレコーダーの設置でした。
結果的にはすべての面で楽な方を選んでしまいましたが、ドライブレコーダー本体のすっきりとした設置、シガーチャージャーのコンパクトさに助けられて、当初期待していたキレイな設置には及ばないまでもそれなりに満足しています。
余ってしまった部品については、クロスポロで再挑戦してみようかなと思います。