
いよいよ本日、出張査定の日。
ディーラーより高くても安くても今日手放すつもりで段取りしました。
MINIをとめさせてもらっていた嫁さんの実家からいざ出発。
アパートにむかう途中にハナテンの店舗があったので、ものはためしと立ち寄ってみた。
事の経緯(メールで連絡したきり音沙汰がない)を伝えると、担当者は外出中とのことで別の方に査定をしてもらった。
査定が終わってまず聞かれたのが、「ご希望金額は?」
少なくともディーラーより高くないと意味がない、そして先の
ゴルフGTXでの下取りの件もあったので、「120万円です」と言ってみた。
(何言ってんだこいつ)と言わんばかりに目の色を変えた店員さんは「良い金額ですね」と言い残すといったん事務所に引っ込まれた。
戻ってこられて、「120万円は無理です」
それから言葉が続かないので「ではいくらですか?」と聞くと「110万円です」とボソッと。
「ディーラーさんがたとえば110万円なら、あと1万円とか2万円アップさせてもらいます」とのことで、正直十分ありがたかったのだけれど、このあと出張査定の予定があったものだから、この場はいったんおいとまさせてもらった。
アパートにもどると見慣れないクルマがとまっている。
そばには若い男性が立っていて、MINIから降りると声をかけられた。物腰やわらかく「JACです。」
屈強な男に「50万円で売れ。それまで帰さん」とかすごまれたらどうしようとわりと本気で心配していたので、とりあえず一安心。
30分程度で査定は終わると言うので、作業を眺めたりアパートに戻って部屋の片づけをしたりとしばらくウロチョロ。
査定が終わると先方のクルマの中でアピールポイントなどの確認。監禁されやしないかと再び心拍数が上がる。
iPadで撮影した写真とともに入力した情報を本社に送信されて待つことしばし、査定金額の連絡が来ました。
100万円也。
まさにディーラーで告げられた金額そのもので、かなりキレイに乗っていた自信があったのだけれど、相場というのはそんなものかと少ししょんぼり。
この金額ならお世話になったディーラーに譲りますと伝えると、「これはとりあえずのスタート価格です」と。
「近日に手放していただけるなら、5万円アップなど本社に交渉します」ということらしい。
ただ、ハナテンで110万円の価格を提示してもらっているので5万円程度のアップなら交渉してもらうだけ無駄になりますとお断りしようとすると、なぜか話の流れで買い取り店と販売店の利益構造についてトクトクと聞く羽目になった。
要するに110万円という買い取り価格は「買い取り店→オークション」のルートでは利益がでないということで。
まぁ、そうでしょうねぇ。ハナテンの方はこのMINIを探しているお客さんがついているという話でしたし。
最終的には「115万円でないとお客さまに納得していただけない」と私がごねているということになっており、またオークションではなく店頭ですぐに売れると判断していただけたのか、115万円での売却となりました。
査定士さんと本社のやり取りがどこまで演技だったのかは分からないけれど、それなりにすんなりと話がまとまったので、双方にとって悪い取引ではなかったようです。
そのあと契約書の作成と必要な書類の説明を受け(ディーラーで聞いていたので揃ってた)、そのあとは私の独壇場。
MINIを購入するまでどれだけ大変だったか、いかに愛していたか、今どれだけ悲しいかをトクトクと聞いていただいた。
決心がにぶるからと即日での引き取りを要望したので、引き取りはこの日の晩となりました。
次の出張査定があるという査定士さんを見送って、MINIから私物を降ろし、最後のドライブに出かけました。
道路が混む時間帯だったし事故っては元も子もないのでのんびりとしたものですが、寂しさをあまり感じなかったのが不思議。
悩みのタネだったMINIについて、とりあえず一段落できてホッとしたことの方が大きかったのかもしれません。
あっという間にその時間はやってきて、私のMINIは他人のMINIとなって引き取られていきました。
この時初めて私のMINIが走っている後ろ姿を見た訳ですが、やっぱり良いクルマでした。
できることなら、もう一度所有したいですね。
Posted at 2012/02/08 22:16:26 | |
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