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MINIのお店の前を通ると意外にもクロスオーバーが展示してあったので、見てきた。
なんでも、昨晩に到着したばかりらしい。

展示してあったのは、サーフブルーのCooper。
ハッチバックでも一時ラインアップされてたオキシジェンブルーに似たソリッドカラーです。

展示車の周りを一通りぐるっとしたあとで、車内に乗り込んでみると見聞きしていたクロスオーバーの存在意義というか狙いが身にしみて実感できました。
乗り込んだ瞬間にしっくりきたんです。あぁこれこれ、これぐらいのサイズのクルマが欲しかったんだよ、と。

私のように独身時にMINIを買ったものの、家族構成の変化などで買い替えを考えたとき、MINIには適当なクルマがない。
おそらく結構な人数がゴルフとかに流れていったんだと思いますが、それはなんとしても食い止めたい。
とは言っても、Cセグメントサイズのクルマをハッチバックで発売するのはブランドイメージにダメージが大きい(スマートフォーフォーが良い例です)。

そこで、「クロスオーバー」という飛び道具的なバリエーション追加というかたちをとることで、ブランドイメージを維持しつつ買い替え組みの流出の阻止/新規顧客層の獲得を計ったと考えると、このクロスオーバーはとても自然な存在に感じられます。
良い落しどころだったんじゃないでしょうか。

そんなことを感じながらクルマを見ていたのですが、やっぱりボディサイズが大きくなったことの弊害はちらほら見られて、なんというか全体的に大味。
ハッチバックがコンパクトなボディに凝縮感のある緻密なデザインだったから、余計にそう感じます。
メッキの使い方とか、だいぶ安っぽくなってます。

そんなわけで、やっぱり「MINI」として捉えると、なんだかなぁといった印象ですが、コンパクトで個性的なクロスオーバー車となると唯一無二な存在だと思うので、クルマとしてはとても気に入りました。