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今週は建築事務所にお邪魔してきました。
「建築家」と一口に言っても、そのタイプは大きく分けて2種類あるようで、ひとつが一般的にイメージされる建築家でいわゆる「先生」なんて呼ばれるような己の理想をとことん建物に反映するタイプ、もうひとつはある程度ポリシーはあるけれど基本的には施主の要望を実現するのが第一といったタイプ。

「先生の作品に住めるなら金に糸目はつけん！」なんて言ってもらえる建築家はごく一握りでしょうから、ほとんどが後者のタイプなんだろうと考えると建築家に設計を依頼するのは(少なくとも精神的には)思ったより敷居が低いのかもしれません。

今回お邪魔したのは、そんな後者のタイプの中でもさらに敷居が低いことを特長にしているとかで。
「何も押しつけません。どんなタイプの家でも設計します」とのことだったのだけれど、ホームページの実績集を見ている限りではやっぱり傾向とういか得意なテイストはあるみたい。
建築家にお願いしようとする人の趣味趣向があらわれているということでしょうか。

初回の訪問と言うこともあってお互い紋切り型のやりとりが多かったけれど、質問に対しての返答もピントがずれていることが少なかったし、コミュニケーションは円滑にできそう。
予算(若干希望観測的)を伝えたことろ「それなら問題ありません」ということで、とりあえずは門前払いということはなさそうです。

そんなわけで、ホームページに掲示してあった無料の「初期プラン作成」もお願いしてみたかったのだけれど、そこは建築事務所。
「土地が決まっていないとできません」とのこと。

プラン作成にあたっては必ず実地確認を行っているようで、まずは土地が決まらないことには話しが進まないらしい。
この点が、まずは希望の間取りを決めてからそれから土地を探しましょうという流れだった無印良品の家との違いを強く感じさせました。

もちろん土地を購入してからでないと「初期プラン」を作成しないというわけではなく、買っても良いかなという気に入った土地があったらそこを伝えることで初期プランを作成してくれるみたいです。
建築事務所にお願いするなら、まずは土地探しからかぁ。

で、ここで気になるのが無印良品の家で聞いた「住宅ローンを組む場合は建物の建築要件も決まっていないといけない」ということ。
※なので無印良品の家では建物の設計に時間がかけられるように、土地探しの前にあらかじめ建物の設計をしておきましょうといったスタンス。

要するに建築事務所は建物を決める前に土地を用意せいと言うし、銀行は土地を買うなら建物を決めてこいと言う。
卵が先か鶏が先か…

てな懸念を伝えると「大丈夫ですよ」と。
初期プランの段階でおおまかな見積もりが出るので、それで銀行への対応は可能とのこと。
この申請時点からプランが変更になったり発注する工務店が変わってしまった場合でも、厳密にはNGなのだけれど銀行は何も言ってこないらしい。
まぁ、銀行にしても「借りてもらいたい」のでそこまで細かいことは言わない暗黙の了解みたいなのがあるのでしょう。

とは言っても、正確なプランではない時点でローンを組まないといけないというのはリスキーではありますね。

というわけで、ぜひともこちらの建築事務所で「初期プラン」を作成してもらい気持ちにはなってはいるのだけれど、そのためには具体的な土地が必要なので次は土地探しに取り組まないといけません。