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先月から何度かやりとりを行っていた“無印良品の家”。
いったん現時点での見積もりが出たということで、それを聞きに展示場まで行ってきました。

まずは費用。
先日から候補に挙げている土地を購入したとして、その残りが建物にあてられる予算になるわけだけれど、なんと4割もオーバー。
無印良品の家、なかなかお高いです。

次に広さ。
現状のプランでは、その土地に収まりません。
親と同居とは言え母親だけなので、一般的な間取りでよく見かける「リビング横の和室」を少し広げればいいやぐらいに考えていたのだけれど甘かった。

生活スタイルが異なる人と同居するということは動線なんかも異なるということで、そう単純なものではないということですね。
勉強になります。

というわけで、候補地をベースにプランを見直してもらうことになりました。
家がコンパクトになれば、その分費用もおさえられるので予算内に収まるように調整できるんじゃなかろうかという目論見もあります。

プランの見直しは、無印良品の家の施工例として紹介されていた「2階にリビングのある家」をベースに1階に夫婦と母の寝室および水回りを配置、2階にLDKと子供部屋を配置する方向でお願いしておきました。
このプランの懸念点としては、母の足腰が弱った時に自室に引きこもってしまうなぁ(2階のリビングにあがれない)ということですね。

理由はどうあれ結局は「必要な家を決めてから、その家を建てることができる土地を探しましょう」という無印良品の家のポリシーはもろくも崩れ去ってしまったことになります。
これは予算に余裕のある人に向けたポリシーなのですね…

予算を抑える方法としてもうひとつ提案されたのが「無印良品の家で建てない」。
なんだか本末転倒ではあるけれど、予算の都合からそうする人も少なくないらしい。
あまりおおっぴらにする話しではないけれど、“無印良品の家”の部材はある程度使えるようなのでテイストを近づけることはできるとのこと。

私としても“無印良品の家”に住みたいわけではなく、その考え方(部屋を間仕切らないとか)に共感しているだけなので、それが実現できるのなら別に誰に建ててもらっても良いわけです。(このサイズならSE工法ではなく在来工法でも一室空間は実現できるとのこと)
嫁さんも母も無印良品の家の外観があまり好みではないようなので、この提案は具体的に検討するべきかもしれません。

「内覧会に使わせてもらえるならもう少し安くできますし」とも。
おー、嬉しいような恥ずかしいような。