
テレビの前でゴロゴロしながらUターンラッシュのニュースを見ては溜飲を下げるという下卑た過ごし方をここ数年していた5月の連休ですが、一児の親としてこのままではいけないだろうと人並みに人ごみにまみれてきました。
三重県の
御殿場海岸へ潮干狩りに行ってきたのです。
が。青春時代にはまったく縁のなかった海遊びなのでどこにクルマを停めれば良いのかどうやって潮干狩りに参加すれば良いのかがさっぱり分かりません。
一抹の不安を抱えながらの出発となりました。
「潮見表」というものによればこの日潮が一番引くのは2時過ぎだったのでいったん海岸近くの国道沿いのファミレスで昼食を済ませます。
そこの店員さんにどの辺にいけば潮干狩りができるのかをお聞きしいざ海岸に向かいました。
離合するのも難しいような細い道を抜けるとそこは海岸…のはずだったのですがそこに立っていた警備員さんらしきに人によるとすでに駐車するスペースはないということでいったん引き返すことに。
すると「浜茶屋」と書かれた看板が見えたのでそちらに向かってみるとちょうど一台分の駐車スペースが空いたところです。
これ幸いとあまり何も考えずクルマを停めます。
近くには無料の駐車場もありましたがもちろん停めるスペースはありません。
こちらは有料っぽい雰囲気なのですが係の人も現れずさてどうしようと。
仕方がないのでとりあえずいったん妻に降りてもらって係の人をさがしてもらいます。
ほどなくして見つかったおじさんが言うには「休憩所は利用するのか」。
駐車料金を請求されるだけと思っていた私たちはこのちょっと意外な質問に一瞬ひるんでしまいます。
しまった。休憩所を利用しないなら駐車料金が高額になり、休憩所を利用するならしたでワンオーダー制になっていてどちらにしろお金がかかってしまうシステムなのか…
という心配をよそに大人2名の休憩所利用料1,000円だけ支払うと(娘は3歳以下のため無料)、クルマを停めさせてもらい、休憩所の一角に占有スペースを与えてもらい、そこにメニューだけ置くと「よかったら何か食べてって」とおじさんは去っていきました。
なるほどこういうシステムになっているんですねえ。
さて。前述のように数十年ぶりのシーズン中の海と休憩所(海の家)です。
その雰囲気だけで思いのほかテンションが上がってしまい愉快でした。
さっそく濡れても良い格好に着替えて砂浜に向かいます。
妻なんかは「沢山採れたらボンゴレうどんを作ろう」「実家にお裾分け」などと目論んでいたようですが、そこは入浜料のかからない砂浜。すでにあらかた掘り返されており生きた貝を探そうなんて気は早々になくなりました。
初めての波打ちにキャッキャッとはしゃいでいる娘と砂遊びです。
娘もなかなか楽しかったらしくいつまでも砂いじりに興じておりここまで来た甲斐がありました。
一時間ほどして少し肌寒くなってきたので帰ることにしました。
当たり前のことなんですが潮が満ちてきて来た時より砂浜が狭くなっていることに感動しました。繰り返しになりますが潮の満ち引きを知識として得てからは海で遊んだことがないのです。
ところで休憩所、利用して良かったです。足を洗うのも着替えをするのにも便利だったので。
人数によって料金が変わるので一概には言えませんが1,000円でクルマがとめられて荷物置き場が確保できて更衣室が利用できるならお得だなと。
帰りは渋滞と戯れてきました。海岸から主要道路に出るまでも一苦労でしたが高速道路がピクリとも動かない。
東名阪の渋滞が伊勢自動車道までのびているようです。
こんな典型的な「連休中の渋滞」の中にいるなんていつ以来だろう。
ただ、私たちは東名阪ではなく新名神に入りますのでこの渋滞との戯れも一時間弱といったところで終了。そのあとは新名神を快走して帰ってきました。
あのまま東名阪に閉じ込められているご家族にはお見舞い申し上げます。
ほどよく人ごみほどよく渋滞。
大型連休の雰囲気だけを上手につまみぐいしている感覚です。
なかなか上々のスタートを切れました。
※
フォトギャラリーにアップしました。よろしければどうぞ。
Posted at 2014/05/17 06:37:15 | |
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ザッキ | 日記