
嫁さんの友人が新居を建てたということでそのお祝いに福井県まで行ってきました。
最初はハウスメーカーと話しをしていたが最終的には建築士に依頼したということで私たちとしてもとても参考になる見ごたえのある新居でした。
お祝いの会はいわゆる「ホームパーティ」でして、開いたことも呼ばれたこともない私は初めて見たよ「リッツパーティ」。
テレビの中だけの世界じゃなかったのな。
また嫁さんの友人に囲まれるという完全アウェーな環境に人見知りを極めた私は非常に精神と体力を消耗しましたがなんとか最低限嫁さんの顔に泥を塗るようなことにはならなかったようで幸いです。
自分たちの新居でもこうやって集まれると良いなぁと新たな夢を描きつつ考えたら招く友人がいねーやと取り下げつつ福井をおいとましてむかった先は石川県金沢市。
5年間ほど金沢に住んでいたことがありまして、福井まで行くのなら久しぶりに金沢の知人の顔を見ておこうと福井までの日帰り旅行から金沢での一泊旅行に変更したのでした。
娘にとっては初めての外泊です。外泊?お父さん、許しませんからね。
どうしても今までは宿泊をともなう外出には消極的になっていたのですが、そろそろ自分たちにとっても娘にとってももう少し世界を広めても良いころだろうと思っていたのもこの旅行のきっかでした。
金沢行きは急に決めたものだから3年ぶりに連絡をとった知人の一人は「法事で滋賀にいるところ」という華麗すぎる入れ違いっぷりで感動を覚えるほどです。
神様、そんなに私のことがお嫌いか。
金沢に到着したその日の夕食は「回転寿司」。
地の利を活かしたそのお寿司は手なカウンターのお店より上等なのではないでしょうか。カウンターのお店、行ったことないけど。
「ベルトを流れているのは見本」は本当です。
この日食べたお寿司を
フォトギャラリーにアップしました。
クルマ以外のフォトギャラリーがどれほどアクセスを稼げるのかテスト。
娘の夕食もこちらのお寿司から。
生魚はまだ食べさせていないので「おいなりさん」とか「おくら軍艦」とか「納豆軍艦」とか。あとはおみそ汁の具とか。
嫁「すみませーん、コーン軍艦のマヨネーズって抜いてもらえますか?」
職人1「コーン、抜き一丁ー」(本来は「サビ抜き」、この場合は「マヨ抜き」)
職人2「コーン抜いていいんすかー」(ワサビはもともと入ってないから)
HAHAHAHA.
「北陸の人はシャイ」というのは偏見です。
金沢と言えば温泉街ですが娘がいるので今回は駅前のビジネスホテルへ。
次はちゃんと事前に計画をして個室に温泉があるような旅館を奮発したいものです。
あまりにも窮屈な部屋に「写真と違う」と憤怒する嫁さんを残して知人と会いに行きます。
下戸なのでスターバックスへ。
ネット上の煽り文句で「スタバでMacをひろげドヤ顔する大学生」というのを見かけますが本当にそんなのがいて微笑ましかった。
石川の景気も悪いらしく金沢在住時に勤めていた会社も希望退職者を募ったところ募集人数の1.5倍の応募があり社員の2割ほどが退職することになったと聞きました。
私が居たころは人員整理をしたことがないことを誇りとしていたのに。
電車に座れないから転職するとか言ってすんませんした。
翌朝大浴場へ。
ビジネスホテルとしては大きな浴場と露天風呂があり久しぶりに足を伸ばせる浴槽でゆっくりできました。
ちなみに露天風呂は隣接する高層ホテルから覗かれ放題ですので(女湯も)、覗きたい方覗かれたい方はゼヒどうぞ。
ホテルのビュッフェで朝食を済ませ目指すは千里浜。
クルマ好きが石川県に来たなら必ず足を運ぶだろうクルマで走れる砂浜です。
厳しかったのは気候。
小春日和な格好をしている我が家に日本海の寒風が突き刺さります。
北陸なめてました。春の訪れはまだ先です。
そういえば先日出会った北陸人、ダウンコートとか着てたなぁ。
おかげで波打ち際での妻と娘とキャッキャウフフもできません。
奥歯をガタガタさせながら荒ぶる日本海を背景に家族写真をはいピース。
嫁さんと娘は早々に車内に引っ込み、私は少しだけクロスポロの撮影を粘って千里浜をあとにしました。
次に向かうのは本日のメインイベント「
のとじま水族館」。
大きな水槽を泳ぎ回る水の生き物たちに娘もそれなりに興味をひかれているようでお父さんご満悦。
たぶん一番くいついてたのは海亀。
みんなの人気者ラッコはガン無視。
それにしても自分が子どもを連れてイルカショーを見に来るなんてちょっと現実感がもてなくて。
こうやって思い出を重ねていって自分も父親になっていくのかなぁなんて。
感動する父を横目に娘はイルカショーをひとかけらの笑顔も見せずご鑑賞。
寒かったからか。寒かったもんな。
イルカショーのあとはペンギンさんとのお散歩ターイム!
しかし霊長目ヒト科の娘、ペンギン目ペンギン科のマゼランペンギンに置き去りにされる。
あんよ歴数週間では到底太刀打ちできないペンギンの歩行スピードは私も予想外で娘とペンギンのツーショットを狙う位置に陣取っていたもののペンギンのみのショットでさえほとんどおさめられず。
ペンギン目、あなどれません。
予定より長居してしまったのとじま水族館に別れを告げて帰路につきます。
※フォトギャラリーは
こちら
ついたのですが和倉温泉で少し寄り道。
水族館のミュージアムショップでみかけたお菓子の看板を道すがら見かけたのでそのことを何気なく口にすると嫁さんが「寄ってみるか」と。
なんでも「コンクール荒らし」などと呼ばれているらしい石川県出身の著名なパティシエ、
辻口博啓さんのお店があるらしい。
なるほど店舗の駐車場には関東地方のナンバープレートも見受けられます。
和倉温泉という場所柄かもしれませんが。
特に混雑しているわけでもないのに氏名を記入してしばらく待合場所に腰をおろす必要がありました。
どうやらショーケースの前に立てるのはひと組かふた組といった制限をかけているようです。
店員さんの対応もとても洗練されていてまるで高級ホテルのよう。泊ったことないけど。
これはあれだね、その場の雰囲気の中で召し上がるべきだったね。
オサレな雰囲気は七難隠す。
娘のおもちゃでカラフルにとっちらかった我が家で食べたところで「そんなたいそうなものか?」でお終い。
や、おいしかったんですけどね。
「ブラックサンダーうめー」みたいな舌にとっては高級な洋菓子を買うという行為はあのオサレな雰囲気にお金を払ってるのと同義であって自宅で食べるならブラックサンダーのコスパ最強という結論に落ち着くわけです。
オサレな洋菓子店のオサレなお菓子はお持ち帰りしちゃ、ダ・メ・だ・ぞ。
そのお菓子を
フォトギャラリーにアップしました。
クルマ以外のフォトギャラリーがどれほどアクセスを稼げるのかのテスト継続中。
思いのほかただの寄り道の話しが長くなったのはこちらで購入したお菓子の総額がのとじま水族館の入館料より高くついたからでありまして少しでもネタにして元をとってやろうと。
そうでなければこの寒空の中能面の娘を前にしてイルカショーを催してくださったお兄さんお姉さんに申し訳がたちません。
お金の価値ってなんなのでしょうか。
「いつでも運転代わるからね」と言ってくれていた嫁さんの優しさに応えるため他人の運転が怖いと感じてしまうのをグッと抑えて「それじゃあ少し代わってもらおうかな」と勇気を振り絞ってお願いすると「なんかホッとしたら急に疲れてきた。無理。」お前。
無事に帰ってこれて良かったです。
往復650km、これほどの長距離移動は初体験でしたが娘は一度もぐずることもなく順調にクルマ好きとして成長しているようです。
報告を終わります。