Gipsy Kings / Gipsy Kings (1987)
ジプシーキングスのことを、ボクは長い間、フラメンコを基調とした音楽だし、歌詞もほぼスペイン語だったので、スペインのグループだとばかり思っていました。フランスで結成されたバンドだったのですね。
ジプシーキングスは、先日取り上げたジャンゴラインハルトと同じくジプシー(ロマ)に出自をもち、血縁関係のある一族で構成されています。一族はもともとスペインにいたようですが、スペイン内戦時代に国を逃れ、フランスに移住したそうです。
グループの創設メンバーのレイエス兄弟は、ジプシーキングス結成前、「ロスレイエス
/ Los Reyes」として活動していました。彼らの苗字「Reyes」は、スペイン語で「王」の意味がある「rey」の複数形と同じ綴りで、「los」は男性の定冠詞ですから、英語に直せば「The Kings」になります。1979年、レイエス兄弟は「ジプシーキングス」を立ち上げました。
デビュー間もない頃、スイスのとあるレストランで彼らの歌を聴いた老人が、感極まって涙を流すというようなことがあったそうです。グループの面々はその時、その老人が誰だかわかりませんでしたが、その正体は、喜劇王チャーリーチャップリンでした。
かつて映画で世界を泣かせた男を音楽で泣かせたジプシーキングスでしたが、商業的な成功には恵まれませんでした。しかし、ついに1987年、「バンべレオ」でブレイクします。
「バンべレオ」はスペイン語で、英語の「ロック&ロール」の「ロール」にあたる単語だそうです。哀愁ただようフラメンコに、明るいラテンやロックの要素を取り込んだことがヒットに繋がったのでしょうか。
日本でも大人気でした。「バンべレオ」はもちろん、翌年には「ジョビジョバ」が、また、「インスピレーション」、「ベンベンマリーア」、「バローレ」などが大ヒットしました。それらは音楽チャートを賑わしただけでなく、テレビCMから時代劇のテーマ曲まで、とにかく、毎日どこかで流れている感じでした。
また、スペイン語と日本語の相性のせいでしょうか、「タモリ倶楽部」の「空耳アワー」の常連だったことも忘れられません。
ドライブにジプシーキングスはいかがでしょう。車内でみんなして大合唱、バンボォレイ〜オ、バンボレイ〜ア♪
楽しくなりそうです^_^
Posted at 2026/07/08 04:54:30 | |
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