Night Music / Cecilio & Kapono (1977)
ヘンリーカポノカアイフエとセシリオデイヴィッドロドリゲスの二人が、1973年に結成したハワイアンデュオ「セシリオ&カポノ」の3枚目のアルバムです。
ロサンゼルスでレコーディングされたこの「ナイトミュージック」は、ハワイアンとカリフォルニアがクロスオーバーしたとってもロマンチックなアルバムです。真夏の夕暮れ時のドライブには激推しの一枚、お薦めです♪
目玉はやはり、前回ご紹介したボズスキャッグスのカバー「二人だけ」でしょうか。素敵な歌です。原題は「We're All Alone」。このメッセージは二つのまったく別の受け止め方ができますね。「僕たちはみな孤独なんだ」か「ここは僕たち二人だけの世界」か。ご同輩はどちらだと思いますか?
捨て歌が一曲もないこのアルバムの中から、敢えてひとつだけ選べと言われたら、3曲目の「アフタージオーメン」かも知れません。初期のイーグルスを連想させる軽快なカントリーロックです。
その歌は、「ゆうべ映画に行ったんだ」という歌い出しで始まります。
ボクの生まれ育った集落に、「念仏堂」と呼ばれる、住職のいない古いお寺があります。今はもう切り倒されてしまいましたが、かつては立派な松の木が立っていました。
お盆の時期だったでしょうか、4メートルほどの高さに張り出したその松の枝に、シーツを何枚も縫い合わせた白い布を掛けて、一夜限りの即席野外映画館が作られました。そして、誰かが何処かから借りてきた16ミリ映画が上映されました。どんな作品が映されたのかはまったく覚えていませんが、毎年、結構な人たちが集まりました。
ボクたち悪ガキ一同には、めいめいに家から持ち寄ったスイカやらトウモロコシやらかき氷やらを分け合いながら、スクリーン裏2メートルかそこらの特等席から、やたら左利きの人ばかりが登場する映画を堪能するのが恒例でした。
1960年代の埼玉の片田舎での思い出です。
ゆうべ映画に行ったんだ。夏の盛りにそんな歌を聞かされると、60年も昔のことが、ほんとに昨夜のことのようによみがえって来てしまいます。
ま、そんなこんなのジジイの昔話はどうでもいいですから、セシリオ&カポノの「ナイトミュージック」、素敵ですから、ぜひ一度、お聴きになってみてください^_^
Posted at 2026/07/21 05:51:58 | |
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