R52 バルブヘッドカバー/プラグホールガスケット交換 3D写真

遅かれ早かれ漏れてくるガスケット、もう２年くらい放置していますが
流石にそろそろ対策すっか、って事でDIY決意です。

今年の初めにイグニッションコイルが故障しましたが、その前後で
症状として、プラグホールへのオイル流入等が発生していました。
どちらが先に原因となったのか解りませんが、バルブカバガスケットの劣化は
「オイルが垂れて汚い」だけじゃなく他の不具合も呼びますので、
本当はもう少し早めに変えた方が良いですね。
パーツも4000円しません安い物ですし。

さて準備。ガスケットは各社から出てます。お付き合いのあるショップからどうぞ。
僕は楽天やYahooにも出店されてる「Palca」さんへ依頼する事が多いです。
廉価で助かるマイレ製品の取り扱いが多いので。
サイトに載ってなくても直接聞くと結構色々在庫持ってらっしゃいます。

工具は8mm/10mmのソケット、レンチ、ドライバ類、
そして一箇所、変な所にあるボルトを外すために長めのエクステンション、
とユニバーサルジョイントが有ったほうが良いです。
僕はKTCのコレ http://ktc.jp/catalog/html/bj3.php
ホースクリップ外し用のペンチかウォーターポンププライヤー

なお一部写真ではMFE(モジュラーフロントエンド)までサービスモードにしてますが、バルブカバー外すだけならこれは不要です。

また、ここまで外したら一緒に「インタークーラー洗浄」を強く強くオススメします。
外したインタークーラー内部に、安物パーツクリーナーを一缶くらい吹きまくってやるだけです。
これ、驚くくらい効果有るんですよ。基本的にインタークーラー外す度に実施すべきだと思います。
作業してる間に乾いてくれますので、外したら換気の良いところでジャンジャン吹きましょう。

動画が素晴らしく参考になるので、インタークーラーを外したりは省略します。

「MOD MINI」さんの「メカニックス・アイ」シリーズの動画は他にも色んな作業がヘッドマウントカメラで見られて予習に役立ちます。めぇーっちゃオススメ。
ペリカンパーツさんのDIYガイドと併せて見れば、大概のメンテは困りません。

取り外し時の注意点のみ書きます：

画像センターちょい右、ソケット刺してある所とその隣に２本の8mmボルトが。
この奥にある方が、ちょっと大変。緩めるとクルッとこのステーごと回ります。
なんとか最初の一緩めだけ頑張ってください。

カバー周囲にぐるりとあるネジは、完全に外す必要はありません。
自分は電動ツールでサクサク緩めました

ネジに色々固定されているケーブルホルダは、上に引っ張れば取れます。
一箇所だけ、向かって左のホースホルダが自分の個体ではちょっと重かった。
力を入れないように、プライバーでやさしくこじこじしたらカポンと外れましたよ。

エンジン向かって左のホースは、樹脂製のプラグが付いています。
引っ張ればホースだけ簡単に外れますが、この後でプラグホールガスケットも変えるなら、元から外した方が安心です...が、戻す時にぜったいに締めすぎないように！！！簡単に割れます！（自分はやっちゃいました。手だけで締めれば十分な位）

さて燃焼室さまこんにちわ。いやあ自分の愛車のエンジンの中身にたどり着くって、
なんだか嬉しいですねー。スラッジも無く綺麗なモノでした。一安心
エンジンオイルは、自分の乗り方だと8000-1万km前後の交換で正解だったのかな。

記念に3D写真をパチリ。iPhoneの方しか見えないかな？
seene://s/hx9jKc

オイルは、Sumicoのモリブデン配合のを前回入れたので少し黒ずんでますが、
ウェスで拭くだけで地肌が見えます。とてもキレイな状態。
20万kmでこれなら上出来です。

ところで、「オイル交換は25000km」とかの無茶苦茶な指定がされるようになって10年超...
「ディーラー推奨インターバルで正しくメンテしてきた」ハズの車がその後どうなっているか...
http://blog.bavauto.com/8476/bmw-and-mini-oil-sludge-build-up-and-cleaning-long-change-intervals/
http://www.motoringalliance.com/forums/off-topic-other-vehicles/15666-extended-oil-change-intervals.html#axzz3CyFz0Z3W

さて外したカバーは「クルっ」と裏返してオイルが垂れないように、すばやくエンジンベイから移動しましょう。

こちらが裏側。こっちもキレイなもんだ。

このプラグホールガスケットが甘く見てた...ただのゴムではありません。メタルのリングが入った構造で、相当強く叩き出さないと外れません。

カバー本体を傷つけないように、慎重にマイナスドライバを当てたら....
打つべし！打つべし！ぐにっぐにに変形させて、こじり取ります。
自分では撮り損ねましたがペリカンパーツに参考画像発見
http://www.pelicanparts.com/techarticles/MINI/15-ENGINE-Valve_Cover_Gasket_Replacement/images_small/Pic14.JPG

新しいガスケットはオイルを塗布して、叩き入れます。
エンジンオイルフィルター用の36mmソケットが丁度良いサイズ。画像の一番手前、１番ホールですね。
当てて、これまた打つべし！打つべし！

４つのガスケットが同程度にうまくはまったら作業完了。
綺麗に組み戻して終了です。

ちなみにこれはオイルパン側。ドレン溝が掘ってある辺りに、少しドロッとしたのが溜まってましたが、
拭き取って軽くパーツクリーナー拭いたらこの状態。
自分のこれまでのメンテの答え合わせみたいな感じですね。

オイルパンは次のエントリで書きます。