ブロワファン(モーター)交換
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風が全く出ない!!
時々止まったり、風量弱いかな?なんて感じていたんですが、
ある日突然樹脂が焦げるようなイヤな匂いと共に、全く動かなくなりました...
【電装品のラスボス】めっちゃ交換が大変!と噂のブロアファンモーター様が天に召されたようで...
ですが登る山が高いほど楽しいのがDIYチャレンジです!
MINIの内部を知れる楽しい機会でもありますので、チャレンジしてみました。
結論から言うと、確かに面倒なのですが、難しくは無いですね。
ステアリングの脱着や、オーディオの交換が出来る方ならDIYは全然出来ると思います。
とはいえ、とにかく情報が少ないですよね。
少しでも何かの参考になれば幸いです。
てわけで、他にも記事があるダッシュやステアリングの脱着は飛ばして、ここからスタートです!
なおこちらはマニュアルエアコンIHKSでの作業ですが、
オートエアコンも殆ど同じです。
ブロワモーターについては、製造時期によって数種類あります。
後期の殆どは、マニュアルエアコンもオートエアコンも「2ピン」電極の物が付いているはずなのですが、
現品確認しないと最終確認は出来ません。
非常に狭いですが、モーターの部分に手を突っ込んで写真を取ると、端子部分の確認が出来ると思いますので、
適合するファンを手に入れてから開始してください。
(最初期型についている、3/4ピンのモーターは、今非常に入手が難しくなっているようです)
2
ダッシュボードフレームは、オーディオなどを外したら、ひたすらボルトを抜いていくだけで外れます。
エアコンの制御パネルは、外さなくて大丈夫です。
(ですが、相当操作が渋くなっていると思いますので、この機会に外してメンテナンスがおすすめです。別記事にて)
ボルト・プラねじが複数種類あります。
多くは共通のものなので、外したボルトは汎用・特定の場所用と確認しながら分けて置いていきます。
(ダッシュボード、インナーフレーム、ステアリングブレース、と大きな部品ごとに袋分けしておくと安心かと思います)
何処から外したかわからなくならないように、写真を撮りながら進めましょう。
ステアリングカラムは、10mmのボルト一本を外すとシャフト部分と分離します。
ステアリングブレース(ダクトなどがついた金属製の大きな部品)を外す前に、カラムは分離して下においておきましょう。
配線ハーネスも、ブレースから外します。
単純に「垂直にひっぱる」で外れるハズなのですが、クリップを壊しやすいです。
多少割れても問題は無いはずなのですが、一度ブレースを外して、「裏側から押し出す」方が安心かもしれません。
なおクリップ類は「ぐいぐい」ひっぱるのが、一番危険です。確実に、垂直に引っ張れる姿勢で「ふんっ!」と一気に引き抜く・押し出すを意識したほうが良いです。
もちろんトリムクリップリムーバなどを使うのも良いですね。
3
さてブレースも外れた所です。
この辺りでモーター抜けそうなんですが。。。
それは罠ですw
4
あと2cmあれば...
でも絶対に抜けません!
この状態で配線外すのもホント大変なので、必ず次のステップへ
5
エアコンモジュールの、中央ダクト部分は、プラねじを外していけばカンタンに外れます。
ここまでバラすと、モーターが難なく取り出せます。
ダクト部分なのですが、スポンジが劣化して大変な事になってると思います。
エプトシーラー10mmで、全て貼り直しました。
(エア漏れが治ったのか、修理後、エアコンの風量が倍くらいになりました!)
また、ダクト周りをばらしている間、ダクト内にスポンジカスが落ちないようにご注意下さい。
ダクトをクローズしておいたり、ペーパータオルを差し込んでおきます。
スポンジが劣化してダクト内に入ると、
水分を吸収してカビ・悪臭の原因になるそうで...
また、ダクト内部も樹脂製のダイバーターが劣化・変形して、エア漏れの原因になっていると思います。
夏に冷房を付けると「フロントガラス中央部分が結露」する原因になります。
そちらのメンテは別記事にて
6
モーターが外れました!
白い傷が、無理やりモーターを抜こうとした傷跡ですw
焦っても良いことないですねw
交換したら、試運転をしたいと思います。
通常ですと、「エアバッグ抜いた状態で通電しちゃダメ!」とか言われると思うんですが、
逆に言えばエアバッグ警告を消せるツールをお持ちであれば、
通電してしまって全く問題ありません。
また試運転の注意点として
エアコンのパネル「だけ」では光っても動作しないのでご注意を!!!
エアコンパネルの下、ウィンドウやロックの制御パネルも接続しないと、エアコン周りは動作しなくなっています。
集中ロックのパネルだけ、ハーネスにさしてIGオンにすればファンが回る状態になりますので、
新しいモーターくんが回ることを確認してから、組戻しに入ります。
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ボルト類は「避けておく」以外にも、「挿しておく」が出来る所はその方が絶対によいです!
汎用ボルト以外の殆どは、決まった位置があるため、
抜いた後は軽く挿しておくのが一番安心です。
こちらはエアバッグフレームの固定ボルトです。
このように、外したら、元の穴に差し戻しておきます。
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ダクト内、エバポレータを覗いてみたのですが、
ぜんっぜんキレイでびっくりしました。
32万kmでこれなら、無理な洗浄とか全く必要無いですね。
エアコンフィルターを年2回、15000kmくらいごとに交換してきたのも良かったのかなと思います。
盛大にバラすので、こういう過去にやらかした部分の補修も一緒にやってしまいましょう。
プラねじ、このような受け側のクリップで固定されている部分が多いです。
だいたい「締めすぎ」で壊しちゃうんですよね。
あっちこっち、32万kmぶんのやらかしを一気に補修できて楽しかったです!
さて相当大変と聞いていたので、
「ぜったいボルト余るだろうな...」と覚悟して、相当丁寧にやったのですが、
なんと、一本も残らずキレイに戻すことが出来ました...
(自分が一番信じられん。DIY力が上がったのかなぁ)
最後に記事中に書いた、「一緒にやるとイイぜ」なメンテナンス一覧です:
・エアコンダイバーターフラップ補修
https://minkara.carview.co.jp/userid/378316/car/285791/6410774/note.aspx
・シガーソケットライト補修
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