
10月21日に発売されたばかりですが、スズキ・スプラッシュに乗ってみました。
私は、以前スバルのトラヴィック(オペル・ザフィーラのOEM)に乗っていて欧州車の日本版OEMの出来がとても良かった印象がありますので、OEM供給しているオペルとの共同作(アギーラ?)のハンガリー製スズキ・スプラッシュに大変興味が湧いたのです。
結論から書くと、
『これは素晴らしい!コンパクト・トラヴィックと云う出来で、一度試乗の価値あり』でした。
仕様等詳細はホビダス・オートの記事をご参照戴くとして、先ず乗込んでシートの出来とポジションに好印象を持ちます。
チョッと張りがありキッチリ体を支えてくれる形状に加え、丁度腰が水平移動で乗込める高さ、その乗り降りがスムーズに出来るドア形状も含め欧州車そのものですね。
そもそも本体価格が船賃込みで124万円ですから内装はプラスチックそのもの(ドア内張りの色付きパーツも着色プラスチック)なのですが、余りの潔さにチープな感じがありません(笑)
昔のビートルを思い起こさせる単眼メーターは、シンプルなデザインの中に現代の車に必要なインフォメーショを欧州小型車水準で格納しています。
日本版のみとなるCVTはDレンジの左横がSレンジでSの下がLレンジ、と云うことは実質3モードがシーケンシャルにシフト可能で、1.2L/88PS/11.9kgm/1㌧のボディを楽しく走らせせることが充分可能でした。
更にこのエンジンは高回転で回しても(・・・ってタコメーターは24千円のオプションです)決して不快ではなく新設計は成功しているようです。
ステアリングも、スパッと切れてスッと戻り余計な遊びは無し、フィーリング良好です。
走らせると面白いですよ!(笑)
こうなると、足回りにも期待が持てます。印象から云えば、往なすと云うよりキッチリ踏みしめるタイプで、きちんとストロークしている様子が卸したての試乗車でも実感出来ました。
ボディの剛性が極めて高い設計になっているのが、相乗効果として貢献している様です。
良い事尽くめで書いてきましたが、骨格はキチンと作ってあるものの、遮音や特に内装の素材は如何にも価格相応ですし、昨今の円高を見込んだ訳では無いでしょうから、何処かで帳尻は合わせてるんでしょうね・・・例えばリアがノン・ディスクブレーキとか(笑)
一方、6エアバッグ、5席3点式シートベルト&ヘッドレスト、EBD付ABS、イモビとセキュリティアラーム他必須の装備を標準化しオーディオをオプションにしている等素材として良いクルマ感が満載です。
下の記事によれば、ベースはスイフトとの事。そう云う意味ではスイフトも良く出来たクルマなんでしょう・・・乗ったこと無いのが残念ですが。
このクルマは、チョッと小粋な欧州車を探している人の選択肢に是非入れて欲しいな~と思いました。時あたかも大TOYOTAからIQが発売され、大いに話題になるんでしょうが、頑張れSUZUKI!と応援したくなる「良いクルマ」でした。
■ホビダス・オートの記事をご参照下さい♪
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Posted at 2008/10/25 18:54:49 | |
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