ボルボV50の2.0e POWERSHIFTです。
2.0㍑、「DSG」もとい「パワーシフト」の6速を搭載したV50のベーシック
モデルです。ベーシックとは云っても299万円、ベンツB170、シトロエンC4、
アウディ旧A3、BMW116i、プジョー307SW、ゴルフヴァリアントあたりが
競合車種でしょうか。
(V50の装備充実のAktivは339万円、2.4㍑は399万円、AWDは544万円・・・)
主要な数値は・・・スリーサイズ=4,520*1,770*1,450㍉ 車重=1,430kg
排気量=1,998cc 出力=145PS トルク=18.9kgm/4,500rpm
タイヤ・ホイル=205/55R16/6.5J
目玉は2㍑にダウンした排気量と、ゲトラグ社と共同開発のパワーシフトですね。145PSのDOHCは1,430kgの車重
には過不足なく、パワーシフトはVWがボルクワーナー社と共同開発したDSGより穏やかで、トルコンATを思わせ
る反応です。
クリープもDSGより強めで、渋滞でもアクセルを踏むことは無さそう。だったらトルコンで良いんですが、ボルボに
よれば22%の低燃費化を実現した由。


200PSターボのパサに比べれば、低回転域でやや眠たい感じはあるものの、速度域が上がれば充分なパフォーマンス
を発揮するのでしょう。ハイトのあるタイヤ(ミシュラン/PrimacyHP)を履いて、乗り心地は65㌔の卸したて新車に
しても上々。ステアリングは緩い感じですが、アクセルやブレーキのリズムと合っていて(笑)サイズに似合わぬ
「ゆっったり感」が一杯・・・と云うのが印象的でした。


安全装備満載のボルボが、ゴルフ・ヴァリアントあたりを仮想敵としてリリースしたクルマですが、私のデザイン
の好みは圧倒的にボルボです。内装の質感はチープですが価額相応、派手ではないけれどデザインされて
いる処が嬉しいですね。まあ、日常の足ですから、シンプルイズベストでしょうか。
一方、乗って楽しいか?と聞かれると、折角のパワーシフトがエコに味付けしてありますから低回転域からターボ
効かせてアドレナリン演出されているゴルフと比べて面白味には欠けます。そう云う演出を好まない向きには落ち
着いた趣味の良い1台として立ち位置がありそうです。ただ、SAABもそうでした・・・(爆)
WebCG試乗速報はこちら・・・
Posted at 2009/03/08 17:30:34 | |
トラックバック(0) |
試乗記 | クルマ