
本日は、親戚の法事が午後から入っていたため、午前中に30kmちょい走ったくらいでしたが・・・
風がまたえらく強い!
向かい風も横風も、コロコロと風向きが変わる圧倒的破壊空間は歯車的強風の小宇宙!!
重量の軽いロードバイクは、横風がちょいと気を付けてないとデンジャーですね^^;
さて、タイトル!
2013年モデルがほとんど出揃い、店頭も完成車やフレームの展示で賑わっておりますネ!
「ロード始めたいけど・・・暖かくなってからで・・・いいや!」
と、悠長に考えていては・・・
ダメですッ!
始めたいのに、いざ買おうとした時に「そのサイズ(or色)はもう今年分の在庫ないですね~。」ってな事に!
・・・じゃぁ、いつ「ロードバイク選び」を始めるか?
あしたっていまさッ!
前フリが長くなりましたが^^;
2013年モデルの中でも特に注目の一台、ブリジストン・アンカーのブランニューモデル(正確にはRFX8後継)、
コンポーネントは
シマノ105、ホイールは
鉄ゲタことWH-R500、フレームサイズは480(身長162-176cm)。
私には一応適応サイズに入りますが、ひとつ大きいサイズでしたが、アンカー特有の
「日本人向けジオメトリ」のおかげで問題なく乗れました^^
見た目!
アンカーのバイクは、レトロなカラーリングが今まで多かったですが、このRL8は現代的で
スタイリッシュなカラーリング!
とくに、RACINGカラーのホワイト×ブラックは、まるでデダチャイ・ネリッシモのようなパターンになっています。
ホワイトの部分はソリッドではなく、細かいパール塗装!カッコイイですよ^^
メガチューブ(太身)のカーボンフレームが多い中、RL8はやや細身のスリムなフレームって感じです。
トップチューブとダウンチューブは、跨ると横幅はそこそこあり、華奢なイメージが払拭されます。
シートステーが写真で見るよりもかなり細く、さらに
チェーンステーもエンド付近がすご~く細い!
振動吸収性を狙った形状がハッキリ分かります。
フロントフォークも先端に向かって細身になっています。
ベンド(曲げ)はほとんどないような、ストレートなフォークが雰囲気ありますね。
リアブレーキのワイヤーがトップチューブの右側からフレーム内部に入り、左側が出てブレーキキャリパーに繋がってます。
インナールーティング(ワイヤーの中通し)は、
引きを重くしてしまいがちですが、こうすることにより「ワイヤーのR(曲げ)を浅い角度」に出来るワケですね~。
シフトケーブルもダウンチューブの上側から入っているので、これもまたワイヤーに「無理のない」設計?
乗ったら驚いた!
発進は重たいホイールのため、ちょっと重いフィーリングですが、すぐにストレスなくスーッと加速します。
その加速感はズバッとシャープな、パリッとした加速感ではなく、しなやかなバネ感を伴ったソフトでスムーズな加速ッ
加速から巡航に入ると、
「ドッシリ」まではいかなくとも「トッシリ」した安定感と、カーボンフレームらしさ溢れる濃厚な味を感じる事が出来ます!
ペダルの踏み降ろしは「サクサク」軽いわけではないですが、
脚への負担はかなり少なく、素材のソフトさを感じます。
かなりの長距離を走れそうな雰囲気バリバリ!
そして、さらに特筆なのが・・・
極めてシルキーな乗り心地ッ!
アスファルトの目地の粗さをまったく感じない、不快な痺れるような微振動はカット!
かといってマイルド過ぎず、大きなギャップには重たいホイールのズシッとした”返し”を感じます。
この辺りは、軽いホイールか乗り心地のいいタイヤでなんとかなりますね^^
平地を下ハン持ってもがいてみると、やはり鋭い加速とは違いますが、極めてナチュラルなフィーリングで「遅い」とは感じません。
スムーズネスとソフトさが前面に出ていて、結果的には結構なスピードで走れちゃう感じ。
登ったら楽しい!
試乗コースは街中なのに急勾配があり、ヒルクライム性能をほどよく試せちゃいました(笑)
シッティングでくるくる回して上ると、やはりフレームの後ろ三角がしなり、「しなりが戻る」事により「スッ」と推進力を生んでくれる感覚がありました。
ダンシングはホイールの重さが若干出て「振りが軽い」まではいきませんが、脚への負担は軽くて「ダンシングで脚痛い!」感じは皆無で楽チンです^^
これは、山岳込みの長い距離を走るには武器になりますね!
下りも楽しい!
急勾配を下っても、
ソフトなフレームとは思えないほどビシッと安定して坂を下れます!
ブレーキング時もしっかりと路面を掴んでいるような、「ソフトだけど実はしっかり剛性あり!」と、ダイレクトに減速してくれます。
それでいて、路面のギャップをうまく”いなして”くれるので、さらに安心感高いです!
RL8のヒミツは、フレームの素材とフレームワークにあり?
カーボン自体はかなりソフトなモノを使っている感じで、パリパリとしたカーボンフレームとは対極ですね。
剛性感は「体にくる」感じはありませんが、走りとしてはややドッシリ系です。
フレームが細身な分、
肉厚はかなり厚めじゃないかなぁ~と感じました。
でも、「安カーボン」なバイクにありがちな「ふんづまり感」はなく、
加速や巡航でモタつかず、軽快な走りが楽しめるんですよね~!
それもそのはず、フレーム単体の重量は
980g!
乗り味からは「そんなに軽い!?」と思えないです(笑)
結果的に、体にヒジョ~にラクなんですねぇ^^
ピリピリしたナーバスさもフレームからは感じないので、かなり頑丈なフレームなのかも?
「取扱い」に関しても神経質にならなくて良さそうですね^^
これがRL8の殺し文句だ!?
とにかく乗っていて感じるのは、
「これは、高級車か!?」と思えた乗り味の濃厚さにはマイッタ!
なによりこのRL8、そのラインナップに「答え」がありますよね。
RL8 EQUIPE・・・シマノ105で\255,000
RL8 ELITE・・・シマノ アルテグラDi2(電動)で\340,000
RL8 ・・・シマノ デュラエース(9000)で¥550,000
ナニが言いたいかというと・・・
「デュラエース組みが設定されるほど、RL8のポテンシャルは高い!!」
コレですね( ̄ー ̄)ニヤリ
リーズナブルにRL8の上質感を味わえるEQUIPE、ロングライドで圧倒的な威力を発揮するDi2装備のELITE、ヒルクライムで速さを手に入れられる軽量なデュラ組みRL8!
「ミドルクラス」と一口には言えないですね。
私が感じたもうひとつのインプレッション(印象)は、
「まるでクロモリロードだ!」
です。 バネ感ある濃厚な乗り味を楽しめ、体には優しい上質なクロモリ(スチール)バイクを”カーボンに置き換えた”かのようなフィーリング。
矛盾してますが、他のカーボンモデルと比べても「カーボンの味が濃いなぁ!」と感じますが、その味自体が他のカーボンモデルと大きく違うのではないかなと。
明らかに金属とは違うんですが、走らせた”結果”が「クロモリみたい」というファイナルアンサー。
うーむ、分かりにくい(笑)
なんだかこんな試乗インプレだと、
「なんか・・・ (敷居が)お高い感じで、おっかなそう・・・」
と思われそうですが、全然そんな事はなく、操縦性は安定志向ですし、カーボンフレームの中でも「許容するペダリング」の懐が深いので、私のようにスキルの貧しき乗り手でも十二分にこのRL8の乗り味を楽しめます!
「せっかくだから、カーボンフレームに乗ってみたい!」
という方、
RL8で間違いないです!
最初の1台にもバッチリ最適!
アンカーはあまり在庫の心配をしなくても大丈夫かもしれませんが、フレームカラーをカスタムオーダーしたりなんかすると納期も長いですし、早め早めがオススメです!
はよせな!(笑)